TATERU Fundingセミナーに参加しました
- 2018/06/09
- 05:00
TATERUは先日本社を外苑前から原宿に移転しました。
新オフィスに伺うのは初めてです。
竹下通りを抜けてすぐのところで、周辺は大変おしゃれなお店が多かったです。

■日時
2018年6月6日
■講師
TATERU Funding 代表取締役 村上哲也氏
■内容
●株式会社TATERUについて
・東証一部上場企業
先日社名をインベスターズクラウドから変更した
・従業員数432名
昨年の売上高670億円・営業利益58億円
●TATERU Apartmentについて
・TATERU Apartmentは個人投資家向けのアパート建築、運営サービス
サラリーマンでも投資できる。
・現在会員数15万人
アパートオーナー数1824名
・当社は「Real Estate Tech」をキーワードとして、ITに力を入れている。
ITエンジニアを増やしており、現在77名
さらにIoT機器の開発を手掛ける関連会社のRobot Homeがある。
●TATERU Apartmentの特徴
・アプリで始めるワンストップIoTアパート経営
オーナーはスマホアプリで、コンシェルジュとのチャット、土地の紹介、収支・入居状況・清掃状況の確認ができる。
マネーフォワードと提携し、確定申告も無料でできるようになった。
周辺空室率・相場から家賃を推定するなど、オーナーをサポートするシステムもある。
いずれ入居者の募集もアプリからできるようにする。

・TATERU kit
入居者はTATERU kitという専用タブレット、スマートスピーカーおよびスマートフォンアプリですべての機器を操作できる。
照明・エアコン・テレビ・加湿器・カーテン・ロボット掃除機など。
・スマート照明
調色・明るさが調整できる
・タグセキュリティ
窓に取り付けたタグセキュリティが開閉や揺れを感知し、外出時でもスマートフォンから室内の異常を確認できる。
・スマートロック
4つの方法でドアを開錠できる。
鍵・スマートフォン・テンキー・交通系ICカード
・ネイチャーセンサーリモコン
学習リモコンとして様々なリモコンを学習させてひとつのリモコンにまとめることが可能
外出先からスマートフォンでもエアコンなどの機器を操作可能
室内の温度や湿度を感知してスマートフォンに表示する。

・土地のマッチングによる在庫圧縮
投資家が現在のオーナーから直接土地を購入し、自社では土地を持たない。
●TATERU Fundingについて
・投資家一人あたりの出資額は100万円から150万円ほど
リピーターが多い
・TATERU Fundingのサービスは、これまでは株式会社TATERU本体で実施してきた。
現在子会社である株式会社TATERU Fundingを立ち上げており、今後はそちらでサービス提供する予定。
・株式会社TATERU Fundingとして現在、不動産特定共同事業と第二種金融商品取引業の許認可を取得中
・不動産特定共同事業は国交省の管轄だが、金融商品取扱業は金融庁の管轄という違いがある。
今後幅広いサービスを提供するため、第二種金融商品取引業の認可も取得しようとしている
・TATERU Fundingと一般的なソーシャルレンディングとの違い
ソーシャルレンディングでは貸金業法の規制により融資先や担保物件の詳細を投資家に対して開示できないが、TATERU Fundingは不動産特定共同事業なので、具体的な物件名・住所・現在の工事状況などを開示できる。
・運用資産の評価額がもし下落した場合、その損失はまず劣後出資者であるTATERU Funding社が負担する。
劣後出資者の元本全額をもっても補填できない場合には優先出資者である投資家の元本が減少する。
不動産評価額が運用開始時評価額の30%超下落しなければ投資家の元本に変動はないので安全性が高い。
(優先出資:劣後出資=7:3の場合)

・TATERU Fundingはいつでも解約可能。解約手数料なし。
ただし利益分配金は得られない。
極力手軽にし、投資を身近に感じてほしい。
・TATERUおよびTATERU Funding社が倒産した場合は出資金は返ってこない可能性がある。
ただし現在の財務内容から考えるとその可能性は低い
・インカム型ファンドとキャピタル重視型の違い
インカム型は、物件の完成後に得られる賃料収入が配当原資となり、キャピタル重視型は、完成後のアパートの売却益が配当原資となる。
・インカム型とキャピタル重視型の利回りのはいずれも3~5%ほどで、それほど違いはない。

・TATERU Apartmentの投資家は通常は自分で土地を選んで建築するが、TATERU Fundingで完成したアパートも購入できる。
完成したアパートを購入すると、価格自体は少し高くなるが、建築期間中の金利がかからないため結果的に割安となる。
また、入居者が決まった後なので空室リスクも低く、銀行融資も付きやすいというメリットもある。
・現在は投資のたびに紙の契約書を取り交わす必要があるが、今後は電子での契約が可能となる。
今年中にはシステム対応する予定。
・TATERU Fundingを手掛ける狙い
TATERU Apartmentは当社のメインのサービスだが、1億円ほどの費用が掛かるので、一般の投資家にとってハードルが高い。
TATERU Fundingは1万円から投資できるので、まずはこのサービスで投資というものを知ってほしい。
●TATERU Fundingの今後の展望
・今年中に70~80案件を償還させたい。
・今後はアパートだけでなく、マンション・オフィスビル・ホテルも手掛けていきたい。
不動産信託受益権を手掛けることもできる
・海外不動産も手掛けるため準備をしている。
現在よりもハイリスク・ハイリターン型のものも手掛けたい。
・将来的には、金融機関からお金を借りて不動産投資をするのではなく、一般の人からお金を集めてできるようになるのではないか。 そうなれば不動産投資が大きく変わっていく。