(速報)ラッキーバンクにおいて複数ファンドで返済遅延発生
- 2018/05/05
- 16:00
⇒ラッキーバンクに投資中の213号ローンファンド返済遅延のお知らせが届きました。
対象の案件は「【3/21募集】第213号ローンファンド 東京都港区×東京都中央区」です。
「期限の利益を喪失」とあるので、実質的にデフォルトと考えてよさそうです。
また、上記案件だけでなく、他にも同時に複数の案件で返済遅延が発生しているようです。
↓
ソーシャルレンディング投資記録 【速報】ラッキーバンクから返済遅延メール
上記の記事によると、他に少なくとも5件のファンドで返済遅延が発生しているようです。
ただ、私が現在投資している「【3/18募集】第206号ローンファンド 東京都中央区×東京都港区」については、今のところ返済遅延の連絡はなく、ステータスも正常となっています。

ラッキーバンクは2018年2月に金融当局からの行政処分を受けて以来業務を停止してきました。
その間新規募集を停止していたため、借り手は借り換えができなかったのでしょう。
そのため、借り換えを前提として事業を行っていた一部の借り手は資金繰りに窮して破綻したものと思われます。
ラッキーバンクは借り手の識別ができない仕組みになっているので、返済遅延の生じた借り手が同一なのか複数なのかはわかりません。
金融当局からの指摘の中で、田中代表取締役の親族が経営する不動産事業を営むX社に対する貸付ファンドは318本あると記載されていましたが、今回返済遅延の生じた借り手の中にX社が含まれているのかどうかはわかりません。
ただ、今回かなり大規模に返済遅延が発生していることから、その可能性もありそうです。
もしX社において返済遅延が生じたとすれば、ラッキーバンクの投資家の多くが影響を受けることとなり、ラッキーバンクの将来はかなり厳しいものとなるでしょう。
今後、いずれの案件においてもまずは担保不動産の処分による債務回収が試みられることになりそうです。
案件募集ページに記載されている担保不動産の評価額が正しければ、多くのファンドでは債権回収されるものと思われます。
ただ、金融当局からの指摘内容にあったように、不動産鑑定額が不適切であったり、虚偽の内容が含まれていたりしたらどうなるかわかりません。
今回は、ソーシャルレンディングにおいて不動産担保の行使により債権回収される初めてのケースとなりそうです。
「不動産担保付き案件は安全」と言われてきましたが、それが本当なのか、今回試されることとなるでしょう。
(みんなのクレジットでは不動産担保についてほとんどが虚偽だったのであまり参考になりませんでした)
今後の経緯について注視したいと思います。