みんなのクレジットが株式会社テイクオーバーホールディングスに対して提訴
- 2017/12/27
- 05:00
これまでTATERU FUNDINGは株式会社インベスターズクラウド本体で手掛けていましたが、今後新会社「TATERU Funding」が手掛けることになります。
インベスターズクラウド、「TATERU」へ社名変更--新会社「TATERU Funding」も設立
<以下引用>
インベスターズクラウドは12月14日、取締役会において、2018年4月1日に社名を「株式会社TATERU(タテル)」へ変更することを決議したと発表した。
インベスターズクラウドは、アプリではじめるアパート経営「TATERU(タテル)」を開発・運営。今回、サービス名であるTATERUを社名として起用することで、業界における知名度とブランド力の向上、より効果的な事業展開を目指すとしている。
(中略)
不動産投資型クラウドファンディング「TATERU FUNDING」についても、事業を独立化するため子会社化し、新会社として「株式会社TATERU Funding(タテルファンディング)」を設立するとともに、サービスロゴを変更する。
TATERU Fundingは資本金1億円で、2018年1月4日に東京・港区青山に設立。代表取締役にはインベスターズクラウド執行役員である村上哲也氏が就任する。
新会社では、TATERU FUNDING事業を承継するほか、不動産投資型クラウドファンディングプラットフォームを構築し、他事業者案件の取り扱いに加え、クラウドファンディングにおける事業のトータルサポートを行うコンサルティングなどを展開する予定だ。
<引用終わり>
新会社TATERU FUNDINGでは、不動産投資型クラウドファンディングプラットフォームを構築し、他事業者案件の取り扱いも行う予定とのこと。
現在のところTATERU FUNDINGは自社で手掛けるアパート開発案件のみ募集していますが、今後は他の事業者の案件も募集するということのようです。
投資対象の選択肢が増え、投資家にとっては良いことといえるでしょう。
*****
みんなのクレジットから、12月8日に以下2件のメールが届きました。
<以下引用>
【償還及び配当還付のお知らせ】
11月28日に償還を迎えました31号、41号、48号、50号、62号、66号及び71号の【第二案件】に関しましては、貸付先からの元本の償還を実施いたしました。
また、31号、41号、48号、50号、62号、66号、71号および108号の【第一案件】は未償還、その他の全てのファンドの11月分の償還・配当は終了いたしました。
投資家の皆様には、11月分の償還並びに配当が遅れました事に深くお詫び申し上げます。
<引用終わり>
今月も第一案件に関してはほどんど償還はなかったようです。
<以下引用>
調停の経緯と今後について
平素はみんなのクレジットに格別のご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。
弊社は、2016年12月に証券等監視委員会の臨店検査を経まして、2017年3月30日に1か月の業務停止の処分を拝受いたしました。弊社の改善すべき点は多く、この1か月の業務停止期間では到底内部管理態勢の整備が図れないと判断したことから、弊社は自ら金融商品取引業の休業を申し出て、現在に至っております。
業務停止当時、弊社と甲グループは、同一の代表者となっており、組織としての業務運営方法の軌道修正を目的として、甲グループと訣別すべく、会社の資本関係の解消や代表者の変更を行うなどして、新体制の元で業務の再開を目指す事になりました。新体制においては、甲グループに対して役員を派遣して、甲グループの資産の洗い出し、事業計画の策定などに関与し、同時に甲グループの代理受領権限を保持しながらの入出金管理をするなど、甲グループのファンド資金の弁済について厳格な管理を実施して参りました。
弊社による厳格な管理の下、甲グループは事業計画の見直し、保有資産の処分などにより、毎月の配当及び償還時における償還を実施いたしておりましたが、予定していた資金手当てができなかったことから、7月28日の償還及び配当について元本償還ができない事態となりました。
弊社は、元本の返済が滞った7月28日の翌29日には甲グループ及び連帯保証人に対し期限の利益の喪失を伝え、早期の回収に法的な手立てを整えましたが、弊社の貸金業務の停止措置、甲グループより事業再生ADRの申出があり、次いで8月22日付で裁判所より調停の申し立てがあったことから、即時の債権回収は実行できませんでした。
当時は、甲グループの現在進行中の事業による弁済の経済的合理性と即時の債権回収の可能性を比較し、1円でも多くの回収が見込まれる方策の検討を行っておりました。
また、この間、弊社は甲グループ及び連帯保証人に対して独自の内部調査を実施しましたが、その結果としましては、弊社の、現時点で抵当権が付されている不動産価値は約1.3億円程度で、それ以外に資産価値となるものは確認できず、連帯保証人の資産状況も、保有する不動産等の資産は既に担保に供されているなど、現時点における債権全額の回収は困難と見込んでおります。
弊社といたしましては、甲グループからの調停案につきましては、甲グループへのヒアリングを通じて情報収集を行い、投資家の皆様への弁済の最大化を可能にすべく資金管理を継続して参りました。しかしながら、甲グループからの調停案による弁済の実現性とその根拠には疑念があり、弊社の疑念に対して、甲グループからは弁済期間(6年)の回答を得たものの、更なる弁済期間の短縮や遅延損害金の支払義務の履行意思は確認できませんでした。
また、弁済金額については、経過年数に応じて後年に弁済額が大きくなる非均等払いとなっている事や、31億円超の長期弁済となる債務に対して、追加的な保証や担保の差し入れはなく、無担保状態で6年間返済を継続できる根拠が乏しいことを考慮し、調停は不合意・不成立にて決裂といたしました。
11月28日に第三回目の調停の結果をお知らせいたしました所、多くの投資家の皆様から今後の対応に関するご要望やご質問がございました。弊社と致しましては、投資家の皆様に対して、長らく調停に時間を要してしまった事に深くお詫び申し上げます。今後の債権の回収、訴訟提起とともに、方法につきましては、訴訟には相応の時間を要することから、弊社と致しましては、早期解決の一つの手段として、債権回収会社(サービサー)への債権の売却も併せて検討しております。
投資家の皆様からの貴重なご意見を真摯に受け止め、最大限の債権回収と早期解決の為に、慎重且つ迅速に判断をさせて頂きたく、ご理解を賜りたく存じます。
<引用終わり>
現時点で抵当権が付されている不動産価値は約1.3億円程度しかなかったとのこと。
前回(11月28日)のみんなのクレジットからのメールでは、株式会社テイクオーバーホールディングス(旧株式会社ブルーウォールジャパン)への貸付額は約31億円であると記載されていました。
31億円の貸付額に対してわずか1.3億円の担保しかなかったことになります。
担保を売却したとしてもほとんど返ってこないことになりそうです。
もはやこれは明らかな詐欺だといわざるを得ません。
是非警察には犯罪として捜査・立件してほしいと思います。
また、予想通り、株式会社テイクオーバーホールディングスとの調停は不調に終わったようです。
今後訴訟あるいはサービサーへの債権売却を検討するとのこと。
サービサーは、銀行から債権を購入する際は、一般的に額面の3~5%程度で購入するようです。
サービサーへの売却が行われた場合、我々の出資金額もせいぜい5%程度しか返ってこないものと思われます。
まあそれでも1円も返ってこないよりはよいのですが。
(参考)サービサー(債権回収会社)とは
なお、現在の私のみんなのクレジット口座状況は以下の通りです。
未償還金額は1,644,867円に上っています。
運用中の100万円もこのままいくと未償還となるのはほぼ確実と思われます。

また、12月20日に、テイクオーバーホールディングスに対して提訴を行ったとの情報が公開されました。
<以下引用>甲(株式会社テイクオーバーホールディングス(旧株式会社ブルーウォールジャパン)に対する提訴のお知らせ
弊社は、12月14日、東京地方裁判所に、甲(株式会社テイクオーバーホールディングス(旧株式会社ブルーウォールジャパン))及び白石代表らに対する貸付金返還請求訴訟を提起いたしました事をご報告申し上げます。
<引用終わり>
債権の回収に関する訴訟は、場合によっては何年もかかることもあると聞きます。
また、仮に裁判で貸し手の主張が認められたとしても、借り手が事前に資産を別名義の口座に移したりすれば、お金が回収できなくなってしまうこともあるようです。
いずれにしても残念ながらお金が返ってくる可能性は低そうです。
次回は「2017年11月 投資中ファンド一覧」の予定です。
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