maneoの収益モデル
- 2011/03/01
- 20:20
サービス会社比較の一覧をご覧いただくと、maneo・AQUSHとも借り手・貸し手から手数料を取っているのがわかるかと思います。
しかし、どちらからどのタイミングでどれだけ取っているのかがちょっとわかりにくいので、整理してみます。
まずはmaneoの貸出時・返済時のお金の流れを表してみます。
(①②・・・の順序です)

貸出時に、maneoは貸し手から貸出金額の1.5%の手数料を取ります。
また、返済時にはmaneoは1.5%の利ザヤを取っています。
つまり、この例だと借り手は10%の金利を支払っていますが、貸し手に支払われる金利は8.5%です。
この2つがmaneoの収益となっています。
利ザヤの方は36回の返済時に毎回取られます。
このケースだとトータルで2424円取られることになります。
結局10万円を10%で貸出した場合、maneoの収益は
貸付手数料1500円 + 利ザヤ2424円 = 3924円
となります。
貸出金額に対する利益率は3.9%です。
もちろんこの金額は金利や期間によって変わってきます。
ちなみに、maneoのサービス開始以来の貸出金額は約4億円です。
乱暴ですが、この利益率3.9%を適用してみると、大体のmaneoの収益がわかります。
4億円×3.9% = 約1600万円
です。
サービス開始してから2年でこれだけしか収益が上がっていないとなると、かなり経営は苦しいものと思われます。