ロードスターキャピタル株式会社 決算書分析(2016年度)
- 2017/10/28
- 05:00
ロードスターキャピタルは2017年9月にマザーズ上場を果たしました。
ロードスターキャピタル株式会社
元にしたのは下記の決算書です。
https://loadstarcapital.com/ja/ir/irnews.html
収益状況推移は以下の通りです。
ロードスターキャピタル株式会社 収益状況推移(単位:億円) | |||||||
項目 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | |
主要な項目 | ①総資本 | - | - | - | - | 142.9 | 161.0 |
②売上高 | - | 0.3 | 2.5 | 7.6 | 28.9 | 46.6 | |
③営業利益 | - | - | - | - | - | 7.5 | |
④当期純利益 | - | 0.0 | 1.3 | 2.0 | 6.8 | 7.0 | |
収益性を表す指標 | ROA(総資本利益率) (④/①) | - | - | - | - | 4.8% | 4.3% |
売上高営業利益率(③/②) | - | - | - | - | - | 16.1% | |
成長性を表す指標 | 売上高伸び率 ((当期②/前期②)-1) | - | - | 733.3% | 204.0% | 280.3% | 61.2% |
営業利益伸び率 ((当期③/前期③)-1) | - | - | - | - | - | - |
■①総資本について
総資本が開示されているのは2015年度以降です。
2016年度は161.0億円に達しています。
2015年度から2016年度にかけては12%ほど増えています。
■②売上高、③営業利益、④当期純利益について

売上高、営業利益、当期純利益とも非常にハイペースで伸びています。
売上高は、2012年には0.3億円だったのが、2016年には46.6億円と、5年でなんと150倍以上に伸びています。
当期純利益については、2016年は7.0億円で、2013年の5倍以上に伸びています。
なお、ロードスターキャピタルは売上の大部分は不動産事業であげており、ソーシャルレンディング事業の売上は全体の10%以下のようです。
■収益性を表す指標 ROA(総資本利益率)、売上高営業利益率について

ROA(総資本利益率)とは、資産に対してどれくらいのもうけを出しているかを示す指標で、総資本に対する当期純利益の割合で表されます。
売上高営業利益率とは、売上高に対する営業利益の割合です。
2016年度のROAは4.3%で、前年の4.8%から若干下がっています。
当期純利益の伸びが総資本の伸びに比べてやや少ないためです。
売上高営業利益率については、16.1%でした。
■成長性を表す指標 売上高伸び率、営業利益伸び率について

売上高伸び率、営業利益伸び率は成長性を表す指標です。前年からそれぞれどれくらい伸びたかを表します。
売上高伸び率は毎年非常に大きく、特に2013年は733.3%、2015年は280.3%でした。
この期間不動産市況が良かった影響もあるのでしょうが、やはり経営陣の不動産ビジネスのノウハウが高いのだと思います。
■総評
少なくともこの決算書を見る限り、ロードスターキャピタル社は毎年安定して利益を上げており、安全性は高いと考えられます。
次回は「2017年9月 投資中ファンド一覧 」の予定です。
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