ソーシャルレンディング事業者比較「投資のしやすさ」
- 2017/09/20
- 05:00
今回は「投資のしやすさ」です。
投資したいと思っても、募集される頻度が低かったり、金額が少なくてすぐに満額になってしまうといった事業者は投資しにくいと言えます。
また、借り手企業の数が少ないと分散投資しにくいでしょう。
評価基準は以下の通りです。
■投資のしやすさ
投資家にとっての投資のしやすさを以下の2つの基準で評価する。
・年間募集額がどれだけあるか
(年間募集額が大きいほうが投資しやすい)
評価基準:
A:年間募集額100億円以上
B:年間募集額10億円以上
C:年間募集額10億円未満
・借り手企業の数がどれだけあるか
(借り手企業が多いほうが分散投資がしやすい)
評価基準:
A:借り手企業10社以上
B:借り手企業10社未満
C:借り手企業不明(投資先が識別不可)
順位 | サービス | 評価項目 | 総合評価 | ||
年間募集額(2016年) | 借り手企業数 | ||||
A:100億円以上 B:10億円以上 C:10億円未満 | A:10社以上 B:10社未満 C:不明(投資先が識別不可) | ||||
1 | maneo | 根拠 | 217.7億円 | 51社 | |
評価 | A | A | A | ||
2 | クラウドバンク | 根拠 | 46.1億円 | 23社 | |
評価 | B | A | A | ||
2 | LCレンディング | 根拠 | 28.5億円 | 16社 | |
評価 | B | A | A | ||
2 | ガイアファンディング | 根拠 | 15.8億円 | 17社 | |
評価 | B | A | A | ||
2 | クラウドクレジット | 根拠 | 13.0億円 | 借り手が多数のため識別不要 | |
評価 | B | A | A | ||
6 | クラウドリース | 根拠 | 15.0億円 | 4社 | |
評価 | B | B | B | ||
6 | オーナーズブック | 根拠 | 7.4億円 | 11社 | |
評価 | C | A | B | ||
6 | スマートエクイティ | 根拠 | 0.2億円 | 借り手が多数のため識別は不要 | |
評価 | C | A | B | ||
9 | SBIソーシャルレンディング | 根拠 | 89.1億円 | 不明 | |
評価 | B | C | B | ||
9 | ラッキーバンク | 根拠 | 42.0億円 | 不明 | |
評価 | B | C | B | ||
9 | みんなのクレジット | 根拠 | 28.0億円 | 不明 | |
評価 | B | C | B | ||
9 | トラストレンディング | 根拠 | 12.7億円 | 不明 | |
評価 | B | C | B | ||
9 | スマートレンド | 根拠 | 9.3億円 | 8社 | |
評価 | C | B | B | ||
9 | グリーンインフラレンディング | 根拠 | 7.9億円 | 2社 | |
評価 | C | B | B | ||
9 | TATERU FUNIDING | 根拠 | 1.4億円 | 4社 | |
評価 | C | B | B | ||
9 | アメリカンファンディング | 根拠 | 1.0億円 | 2社 | |
評価 | C | B | B | ||
9 | さくらソーシャルレンディング | 根拠 | 0.3億円 | 2社 | |
評価 | C | B | B | ||
9 | クラウドリアルティ | 根拠 | 0.1億円 | 1社 | |
評価 | C | B | B | ||
19 | J.Lending | 根拠 | 3.4億円 | 不明 | |
評価 | C | C | C |
総合評価がAとなったのは、
maneo、
クラウドバンク、
LCレンディング、
ガイアファンディング、
クラウドクレジット
の5社です。
中でもmaneoは、年間募集額が217.7億円、借り手企業数が51社と、いずれの項目もAで、ランキング1位となりました。
クラウドクレジットに関しては、借り手の識別はできませんが、最終的な借り手が多くの個人や中小企業などに分散されているので評価Aとしました。
評価Bとなったのは、以下の事業者でした。
クラウドリース、
オーナーズブック
スマートエクイティ
SBIソーシャルレンディング
ラッキーバンク
みんなのクレジット
トラストレンディング
スマートレンド
グリーンインフラレンディング
TATERU FUNIDING
アメリカンファンディング
さくらソーシャルレンディング
クラウドリアルティ
SBIソーシャルレンディングやラッキーバンクは、年間募集額は十分大きいのですが、貸出先の識別ができないため、いずれも評価Bとなっています。
この点についてはぜひ改善していただきたいと思います。
今回唯一のC評価となったのはJ.Lendingでした。
投資しやすさを重視してサービス事業者を選ぶ際は、ぜひ参考にしていただければと思います。
次回は「2017年8月 投資中ファンド一覧」です。
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