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ソーシャルレンディング事業者紹介および評価(2017年版)「クラウドリアルティ」

各サービス事業者の紹介および評価を掲載します。
今回はクラウドリアルティです。



クラウドリアルティ

概要

サービス名クラウドリアルティ
運営会社株式会社クラウドリアルティ
サービス開始時期2016年12月
貸出金額実績(2016年)0.1億円(シェア0.1%未満・19位)
利回り9~10%
主な投資対象国内外不動産事業者
貸倒率実績
(金額ベース・2017年5月時点・サービス開始以来累計)
0%
返済遅延率実績
(金額ベース・2017年5月時点・サービス開始以来累計)
0.0%
キャッチコピー(※)不動産ファンドのプロが独自のスキームで参戦
(※)キャッチコピーは私が勝手に考えたものです。



沿革


クラウドリアルティの代表である鬼頭 武嗣氏はドイツ証券でノンリコースローンなどの不動産のデットファイナンスを手掛けた後、アメリカのファンドでも勤務した経歴を持ちます。国内の不動産の購入などの実務に携わっていました。
また、コンサルタントを務めた後、不動産バンカーとしてJ-REITや三井不動産などのディベロッパーのIPOや公募増資、現物不動産の証券化などを手掛けました。
自ら不動産ファンドのビジネスを手がけたいと考え、クラウドリアルティを立ち上げました。
貸付型ではなく、エクイティ型の投資ファンドを目指しているとのことです。

クラウドリアルティはこれまでに海外(エストニア)と国内の不動産ファンドを募集しています。

国内の第一号ファンドである「京町家の取得・宿泊施設へのリノベーション」は、一般的なソーシャルレンディングとはやや異なり、金利だけでなく、不動産売却時のキャピタルゲインも得られるような仕組みとなっています。売却時に想定よりも高く売れれば、その分投資家への分配金も高くなるという仕組みです。

2016年の貸出額は0.1億円(シェア0.1%未満)と、業界19位の規模です。
なお、2017年5月現在、貸倒れはまだ発生していません。

クラウドリアルティ写真
鬼頭代表(左)

評価


私けにごろうによる主観的な評価です。
あくまでご参考としてください。
2017年6月時点
評価項目評価基準クラウドリアルティ
根拠評価
利回りB
利回りA:利回り上限10%以上
B:利回り上限6%以上
C:利回り上限6%未満
9.0%B
投資のしやすさB
年間募集額(2016年)A:100億円以上
B:10億円以上
C:10億円未満
0.1億円C
借り手企業数A:10社以上
B:10社未満
C:不明(投資先が識別不可)
1社B
ファンドの安全性A
貸倒・返済遅延発生率A:貸倒・返済遅延とも0%
B:貸倒1%未満、返済遅延発生。
C:貸倒率1%以上
(金額ベース)
貸倒・返済遅延とも0%A
担保・保証の有無A:全ファンド担保・保証あり
B:ファンドによる
C:担保・保証なし
不動産担保ありA
サービス事業者自体の安全性B
金融取引事業者の種別A:第1種
B:第2種、不動産特定事業
C:その他
第2種A
資本金A:1億円以上
B:1000万円以上
C:1000万円未満
(未公開)C
営業利益(2016年度)A:1億円以上
B:黒字
C:赤字もしくは未公開
(未公開)C
会社の出資者A:上場企業もしくはその関連企業
B:未上場企業
C:その他もしくは不明
(未公開)C
金融当局からの行政処分などを受けていないかA:処分を受けていない
B:軽微な指摘
C:重大な指摘・行政処分
処分を受けていないA
運営力A
システム(わかりやすいか、不具合等がないか)A:わかりやすく不具合などがない
B:わかりにくい。
C:不具合が存在する。
わかりやすく不具合等もないA
オペレーション(ミスや遅延がないか、要望・問い合わせに対する回答は適切・迅速か)A:問題なし
B:何らかの問題あり
C:重大な問題あり
問題なしA
実績C
サービス開始以来の貸出総額(2017年1月時点)A:50億円以上
B:10億円以上
C:10億円未満
0.1億円C

クラウドリアルティ

次回は「ソーシャルレンディング事業者評価まとめ(2017年版)」の予定です。



アジアの中心!沖縄発クラウドファンディング




狭い国内市場には興味なし! ソーシャルレンディングで世界を救う!




貸金業界の表も裏も知り尽くした男が上限金利15%の限界に挑む!




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コメント

No title

私見ですが、利回りの高さのみで単独評価しても、意味無いのではないでしょうか?
少なくても担保・保証の有無と、利回りの関係性を評価すべきだと思います。

Re: No title

ぜにごろうさん
こんにちは。
コメントありがとうございました。

ここでは、担保・保証の有無については「ファンドの安全性」の項目で評価しています。
関連はあるとは思いますが、別項目で評価をしております。


> 私見ですが、利回りの高さのみで単独評価しても、意味無いのではないでしょうか?
> 少なくても担保・保証の有無と、利回りの関係性を評価すべきだと思います。

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Author:中田健介(けにごろう)
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2010年からソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)での資産運用を開始しました。
自分の運用実績、各社のサービス内容比較、業界の最新トピックなどを毎週2回(水・土)発信しています。

■著書
2015年3月7日にぱる出版より著書「年利7%!今こそ「金利」で資産を殖やしなさい!~日本初!融資型クラウドファンディング投資の解説書」を発売しました。
是非よろしくお願いいたします。

■興味のあるもの
 ・投資(これまでに実施したことがあるのは、投資信託・国債・FX・株式などです。)

■ソーシャルレンディングについて
 maneo・AQUSHとも2010年から始めました。
 ソーシャルレンディングは将来性のあるビジネスモデルです。自分も微力ながらこのブログを通じて知名度の向上に努めたいと思っています。

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