ソーシャルレンディング事業者紹介および評価(2017年版)「オーナーズブック」
- 2017/07/26
- 05:00
今回はオーナーズブックです。

⇒オーナーズブック
概要
サービス名 | オーナーズブック |
運営会社 | ロードスターキャピタル株式会社 |
サービス開始時期 | 2014年9月 |
貸出金額実績(2016年) | 7.4億円(シェア1.4%・13位) |
利回り | 5~6% |
主な投資対象 | 不動産事業者 |
貸倒率実績 (金額ベース・2017年5月時点・サービス開始以来累計) | 0% |
返済遅延率実績 (金額ベース・2017年5月時点・サービス開始以来累計) | 0.0% |
キャッチコピー(※) | 不動産の目利きには自信あり! 銀座の不動産屋がソーシャルレンディングに参戦! |
沿革
オーナーズブックは、不動産特化型のソーシャルレンディングです。
サービス提供会社はロードスターファンディング株式会社で、不動産業者であるロードスターキャピタル株式会社の子会社です。
両社の代表の岩野達志氏は外資系ファンドなどで一貫して不動産業を手掛けてきました。
不動産業において経営は順調でしたが、本業との相互効果が期待できるソーシャルレンディングにも進出を果たしました。
オーナーズブックのファンドはすべて不動産担保付きで、評価額、大まかな所在地(~町レベル)、稼働率などの情報がある程度詳しく記載されているのが特徴です。
もともと不動産業者であるため、物件の目利きには自信があるとのことです。
原則として、購入した不動産物件の転売を前提とはせず、賃貸にして長期的にインカムゲインを得るスキームです。
そのため、利回りは5~6%とそれほど高くはありませんが、安全性は高いと考えられます。
借り手は親会社であるロードスターキャピタル自身や他の不動産事業者で、主な投資対象はオフィスビルです。
また、ロードスターキャピタルは本業の不動産業で十分な利益をあげており、サービス業者自体の安定性も高いと言えます。
2016年の貸出額は7.4億円(シェア1.4%)と、業界13位の規模です。
なお、2017年5月現在、貸倒れはまだ発生していません。

岩野代表(中央)
評価
私けにごろうによる主観的な評価です。
あくまでご参考としてください。
2017年6月時点 | ||||
評価項目 | 評価基準 | オーナーズブック | ||
根拠 | 評価 | |||
利回り | C | |||
利回り | A:利回り上限10%以上 B:利回り上限6%以上 C:利回り上限6%未満 | 4-5% | C | |
投資のしやすさ | B | |||
年間募集額(2016年) | A:100億円以上 B:10億円以上 C:10億円未満 | 7.4億円 | C | |
借り手企業数 | A:10社以上 B:10社未満 C:不明(投資先が識別不可) | 11社 | A | |
ファンドの安全性 | A | |||
貸倒・返済遅延発生率 | A:貸倒・返済遅延とも0% B:貸倒1%未満、返済遅延発生。 C:貸倒率1%以上 (金額ベース) | 貸倒・返済遅延とも0% | A | |
担保・保証の有無 | A:全ファンド担保・保証あり B:ファンドによる C:担保・保証なし | 不動産担保あり | A | |
サービス事業者自体の安全性 | B | |||
金融取引事業者の種別 | A:第1種 B:第2種、不動産特定事業 C:その他 | 第2種 | B | |
資本金 | A:1億円以上 B:1000万円以上 C:1000万円未満 | 0.3億円 | B | |
営業利益(2016年度) | A:1億円以上 B:黒字 C:赤字もしくは未公開 | 6.8億円 | A | |
会社の出資者 | A:上場企業もしくはその関連企業 B:未上場企業 C:その他もしくは不明 | (未公開) | C | |
金融当局からの行政処分などを受けていないか | A:処分を受けていない B:軽微な指摘 C:重大な指摘・行政処分 | 処分を受けていない | A | |
運営力 | A | |||
システム(わかりやすいか、不具合等がないか) | A:わかりやすく不具合などがない B:わかりにくい。 C:不具合が存在する。 | マイページがわかりにくい。 | B | |
オペレーション(ミスや遅延がないか、要望・問い合わせに対する回答は適切・迅速か) | A:問題なし B:何らかの問題あり C:重大な問題あり | 問題なし | A | |
実績 | B | |||
サービス開始以来の貸出総額(2017年1月時点) | A:50億円以上 B:10億円以上 C:10億円未満 | 10.3億円 | B |
⇒オーナーズブック
次回は「ソーシャルレンディング事業者紹介および評価(2017年版)「J.Lending(ジェイレンディング)」「TATERU FUNDING(タテルファンディング)」の予定です。
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