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スマートレンドインタビュー(1)

6月9日にクラウドバンクは関東財務局長から下記の通り業務改善命令を受けました。

業務改善命令為

(1)顧客に対し、行政処分の内容を速やかに説明するとともに、説明を踏まえて出される顧客からの意向について、顧客の公平に配慮しつつ、適切かつ速やかに対応すること。
(2)広告審査態勢を構築するとともに、金融商品取引業務を適切に行うための経営管理態勢、業務運営態勢及び内部管理態勢を整備するなど、本件に係る再発防止策を策定し、着実に実施すること。
(3)本件に係る責任の所在の明確化を図ること。
(4)上記の対応・実施状況について平成29年7月10日までに書面で報告するとともに、以降、そのすべてが完了するまでの間、随時書面で報告すること。



業務停止といった重い処分ではありませんでした。

クラウドバンクとしては、基本的には改善対応は済んでいるということのようです。

*********

スマートレンド代表取締役の柳澤氏から髙井 幸男氏への交代に伴い、この度インタビューさせていただきました。

■インタビューさせていただいた方
 スマートレンド株式会社 藤田 尚宏氏

■インタビュー日時
 2017年6月9日(金)

■インタビュー内容
―高井代表の経歴について伺いたい
日本の草分け的な投資会社の案件で、中堅ノンバンクで起業再生の中心メンバーを担ったのち、金融サービスに特化した投資会社を経てSmartLendの代表取締役に就任した。

―柳澤氏から高井代表に交代した経緯は
スマートレンドは昨年サービスを開始した当初は、融資先を絞らずなんでも取り扱っていた。
この方針で1年間やってきたが、この度方針を修正し、サイトもリニューアルした。今後は、小口分散された金融事業者で特に自己資本比率が高い企業に対する融資を中心としていく。
また、基本的には当社の主要株主である、金融サービス事業対する投資に特化した投資会社と関連の深い会社に対して貸付を行う。

当社の持つ他社にはない強みは何か、現在の市場環境の中で取り組むべきものは何か、投資家に対して自信をもってすすめられるものは何か、と考えた結果このコンセプトに行きついた。
コンセプトの変更に伴い、より適切な人物に運営をバトンタッチした。前代表の柳澤は短期間でスマートレンドの基礎を築いており、今後もいろいろな形でサポートをしてもらう。

―「小口分散された金融事業」とはどういった事業か。
一般の個人に対して小口の融資などを行う事業だ。SmartLendは、そのような事業を行う会社へ貸出を行いたい。融資先の資産は小口分散されているので、リスクのコントロールがしやすく、安定している。
これまで手掛けてきた香港の一般向け小口融資事業は、借り手からの需要もあり、利益率も高い。今後も継続していく。
また、国内ではエステ向けのクレジットや家賃保証・収納代行なども小口分散された金融事業と位置付けている。

―スマートレンドはサービス開始1年ほどで貸出総額約20億円だが、このペースについてはどう考えているか
想定通りであり、満足すべき数値と考えている。
maneoからはもっと貸出のペースを上げてはどうかと言われたこともあるが、投資家に対してちゃんと結果を出す必要があるため、サービス開始当初より慎重に運営してきた。
現在では投資家からの支持もあり、資金も集まるようになってきている。運営実績も出来てきたので、今後はもう少しペースを上げていく予定。信頼の積み上げが非常に重要と考えている。

―現在の投資家数は何名ほどか
約800名。今年に入ってから特に増えており、現在は月40~60名ほどのペースで増えている。

―現在の社員数は何名か
5名。役員は1名。常勤社員が1名。株主企業からのサポートメンバーが3名。

―前年度のスマートレンドの業績はどうだったか
現時点では赤字だが、想定通りで問題はないと考えている。
このビジネスは短期間で利益を上げるのは難しく、また初期のシステム投資も大きい。初期はある程度株主の資本を頼りに運営している。現在のところ、まだ利益が出せる状態にはなっていない。
しかし、ローコストで運営できており、このペースで成長していけば黒字化は遠くないと考えている。

―これまで貸倒、返済遅延や、担保を売却して返済したケースが発生したことはあるか。
これまでは発生していない。
今後も、融資先のコンセプトから考えて、非常に可能性は低いと考えている。

―スマートレンドは利回り5~6%の案件が多く、他サービスと比較して利回りが若干低い印象だが、この点についてはどう考えているか
他社の表面上の金利と単純に比較するということではなく、リスク(期間・事業性)とリターンのバランスが重要だと考えている。
期間については、6ヶ月程度のものがメインで、決して長くはない。事業性については、融資先のポートフォリオが小口分散された金融事業であること、自己資本が厚いこと、主要株主との強い関係性などから、相対的にリスクは低いと考えている。そのため決して金利が低いとは思っていない。

―前代表はいずれ大企業にも貸したいとの意向だったが、現在具体的な予定はあるか
現在は方針を修正しており、そういう予定はない。
例えば、大手のノンバンク等に貸し付けるのは面白いかもしれないが、現在は投資家の金利の期待値が高まっているので、低い金利でのファンドはニーズがないのではないか。将来的に投資家の認知度が上がっていけば、金利水準も下がり、実現するかもしれない。

(次回に続く)




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