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株式投資型クラウドファンディングFUNDINNOセミナーレポート

maneo主催早朝勉強会にて、株式型クラウドファンディングFUNDINNOの大浦代表が講演しました。
参加しましたので、様子をレポートします。

「全く新しい資金調達&投資手段! 株式投資型クラウドファンディングとは?」

日時:
2017年5月10日

講師:
株式会社日本クラウドキャピタル代表取締役COO 大浦学氏

内容:(印象に残った部分を中心に記載しています。)

■株式投資型クラウドファンディングとは
・ベンチャー企業がWEB上で資金調達ができる。
 企業情報がWEB上で公開され、投資家はその情報をもとに投資する

・アメリカでは5年ほど前からスタートしている。
 UBERなどが資金調達しており、投資として一般的になっている。

・クラウドファンディングはいくつかタイプがある。
 ・購入型
 ・寄付型
 ・融資型
   maneoなど
 ・ファンド型
  ミュージックセキュリティーズ(実態としては購入型に近い)
 ・株式投資型
   ベンチャー企業が対象、投資家は株を取得

■株式投資型クラウドファンディングFUNDINNOとは

・2015年設立
 資本金1.5億
 「第1種少額電子募集取扱業務」の登録を行った。

・4月24日に第一号案件を募集し、1500万円を集めた。
 午前5時に募集開始し、8時には満額が集まった。

・代表の大浦・柴原はいずれもIT系のビジネスを手掛けており、金融は専門外だった。
大浦は明治大学大学院グローバルビジネス研究科でマーケティングを研究し、デジタルコンテンツを手掛けるシステム会社を創業した。地域活性化アプリの開発などを手掛けた。
柴原は経営コンサルティングを手掛けていた。

■サービス開始の経緯
・米エンジェルリスト社が株式投資型クラウドファンディングを始めた。
 これを日本でもできないか検討したが、当時は法律上の制約で実現できなかった。
 2015年にようやく金商法が改正されたので可能となった。
 証券会社なので、証券の知識を持つメンバーが必要となった。

■FUNDINNOの特徴
・資金調達者と投資家を直接結び付ける

・WEB上で広く投資家の目に触れることで、「集合知」により判断されることになる。 
 見込みが薄いと判断された会社には資金が集まらず、案件は不成立となる。

・投資家に対し、投資経験・資金の状況などの審査を行っている。

・事業者に対しては、IRの体制がしっかりしており、情報開示ができるか。決算書の内容が問題ないか、といった審査を行っている。

・投資家への直接勧誘は法律上できないため、Web上での広告のみ行っている。

・日経新聞・日経BPの雑誌などで何度か取り上げられており、注目度は高い。

・革新的な企業ほどスタートアップ時に資金調達が困難になる。
クラウドファンディングを利用し、市場の判断に委ねる。投資家の集合知で判断してもらい、資金が集まるのであればニーズがあると考える。
クラウドファンディングで資金を集めた実績があれば、他の金融機関からも資金が得やすくなる。

・投資家登録数1600人
うち、金融資産1000万円以上の人が46%
事業者申込数300社
掲載予定企業30社

・投資金額一人当たり50万円が上限(法律上の制限)

・AIを活用したコストダウンを検討している。
企業審査と顧客対応(問い合わせへの自動応答)の面で利用する。

■質疑応答
Q: 資金調達が可能となる会社はどういう会社か。その審査の基準は。
A: 設立したばかりの企業だと決算書がないので審査が難しい。また、外国法人も難しい。
事業計画書の内容を重視する。今後の具体的な計画・根拠があるか。
現状での売り上げが0だったり、赤字だったりしても事業計画書と決算書がしっかりしていれば調達できる可能性はある。

Q:資金調達にあたり企業のノウハウの開示は必要なのか。
A:ノウハウの開示はしなくても構わない。
ただ、ある程度は開示しないと投資家からの資金が集まりにくい。

Q:資金調達にかかる費用は
A:調達額の10%~15%程度。その他、IR費用が年間60万円。
投資家からは手数料は取っていない。

Q:投資家が取得した株式の売買は可能なのか。
A:現状では流動性はほぼない。
IPOや上場した際のバイアウトが出口となる。
ただ、株主コミュニティという仕組みを作ろうとしている。
今いる株主と事業者が認めた株主がメンバーとなる。
この中で売買が可能となるようにする予定。
譲渡制限がついている株式でも売買ができるようにする。

Q:資金調達を行う企業はどういう業種が多いのか
A:申し込みは幅広いが、掲載予定企業はAI、FINTECHなどIT系が多い。
飲食店など労働集約型の企業は、3~5年といった短期間での成長が難しいが、IT系だと、短期間での規模の拡大がしやすいため。
ベンチャー経営者でしっかりした事業計画を作れる人は少ない。

Q:どうやって金融機関出身のメンバーを集めたのか
A:最初は私と柴原で始めた。
もともとIT系のビジネスを手掛けていたので、システム自体はある程度できており実現性は高かった。
関東財務局からは社内の体制の充実を求められたので、金融機関出身者を入れる必要があった。最初は知人などを採用した。

Q:WEB広告はどのように行っているのか
A:アフィリエイト・リスティング広告など。
証券会社は、1口座あたり5万円ほどをかけている。
当社は現在のところ7000円程度をかけている。
投資家は3000人ほど集まったので、今後は事業者側のマーケティングを強化していく。

Q:資金調達した企業のその後のトラックレコードは開示するのか
A:半期に1回事業計画書を、年次で決算書を開示する。開示対象は原則として株主のみ。
トラックレコードは、今後の企業審査のためにも重要なので、データを集めてAIでの審査に活かす。
IPO・倒産件数など全体的な傾向についてはサイト上で公開する予定。

Q:投資家の反社会的勢力チェックはしているのか
A:当社で投資家登録の際にチェックはしている。また、投資申し込みの際にも都度チェックしている。
万一反社会的勢力であることが後で判明した場合は、その株式は「発行会社もしくは発行会社が指定する第三者」が簿価で買い取る契約となっている

Q:資金調達した企業のうちIPOを果たすのは何割程度と見込んでいるのか
A:日本のベンチャーキャピタルの実績としては、投資対象のうち3割が上場、1割が倒産、残りはそのままリビングデッドとなっている。
ただしアメリカの研究によると、ベンチャーキャピタルよりもクラウドファンディングの判断の方が正確で、投資リターンが高いという傾向がある。
また、ベンチャーキャピタルはほとんど男性であり、女性向けのニーズが判断できない。
クラウドファンディングの集合知ではより効率的な審査ができるので、より成功率は高まるだろう。

以上

次回は「2017年4月 投資中ファンド一覧」の予定です。


















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中田健介(けにごろう)

Author:中田健介(けにごろう)
IT系企業に勤務しています。
2010年からソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)での資産運用を開始しました。
自分の運用実績、各社のサービス内容比較、業界の最新トピックなどを毎週2回(水・土)発信しています。

■著書
2015年3月7日にぱる出版より著書「年利7%!今こそ「金利」で資産を殖やしなさい!~日本初!融資型クラウドファンディング投資の解説書」を発売しました。
是非よろしくお願いいたします。

■興味のあるもの
 ・投資(これまでに実施したことがあるのは、投資信託・国債・FX・株式などです。)

■ソーシャルレンディングについて
 maneo・AQUSHとも2010年から始めました。
 ソーシャルレンディングは将来性のあるビジネスモデルです。自分も微力ながらこのブログを通じて知名度の向上に努めたいと思っています。

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