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証券取引等監視委員会の勧告について
お世話になります。
上記の証券取引等監視委員会の勧告について
HPでは見れなくなってます。
見れないのは私だけでしょうか?
2010年から運営している日本初のソーシャルレンディング・クラウドファンディング専門ブログ。毎週 水・土 更新
(証券取引等監視委員会サイトより一部引用・要約)
(1)金融商品取引契約の締結又は勧誘において重大な誤解を生じる行為
ア 貸付先について誤解を生じる行為
みんなのクレジットの貸付先は、そのほとんどが親会社である株式会社「甲」及びその関係会社となっており、貸付先が甲グループに集中している状況となっているが、その旨をウェブサイト上に明記していなかった。
イ 担保について誤解を生じる行為
みんなのクレジットサイトでは、原則として貸付先から不動産もしくは有価証券の担保を受け入れ、返済が滞った場合には、担保権の実行により貸付金の回収を図る旨を表示している。
しかし実際には、設定された担保の大半が甲の発行する未公開株式となっており、中には担保が設定されていない貸付けも存在する状況となっている。
(2)業務運営について投資者保護上問題が認められる状況
ア ファンドの償還資金に他のファンド出資金が充当されている状況
既に償還された17本のファンドの償還金の原資を検証したところ、10本について、他の償還期限が到来していないファンドの資金が償還金に充当されている状況が認められた。
イ キャンペーンにファンド出資金が充当されている状況
みんなのクレジットはキャッシュバックキャンペーンと称して、顧客に現金を還元しているが、当該現金還元の原資を検証したところ、甲へ貸し付けたファンド出資金が当社に還流して充当されている状況が認められた。
ウ 白石代表がファンド出資金を自身の借入れ返済等に使用している状況
白石代表は、みんなのクレジットが甲に貸し付けたファンド出資金について、甲の社員に指示を出し、自身の預金口座及び自身の債権者に送金させている状況が認められた。
エ 甲グループの増資にファンド出資金が充当されている状況
甲グループの増資について、ファンド出資金が甲グループ内で貸付け、借入れが繰り返された後に充当されている状況が認められた。
オ ファンドからの借入れを返済することが困難な財務の状況
みんなのクレジットは、ファンド出資金の最大の貸付先である甲が、毎月多額の損失を出し続け、累積赤字を増加させており、債務超過の状態にあったことを認識していた。
甲は、同年11月末、上記エの増資により債務超過状態を解消しているが、一方で、同年5月以降、ファンドから毎月多額の資金を借り入れていたことから、同年11月末時点における短期借入金が流動資産を大きく上回る状況となっている。
また、平成28年11月末時点における甲グループ全体の財務状況についても、短期借入金の総額が流動資産を大きく上回っている状況となっていることから、ファンドからの甲グループへの貸付けは返済が滞る可能性が高い状況と認められる。