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ソーシャルレンディングサービス2016年貸出額ランキング・シェア

みんなのクレジットでは現在「スペシャルボーナス」「上乗せボーナス」というキャッシュバックキャンペーンが行われています。
これらのボーナスは、一部対象ファンドが重複しており、それらのファンドに投資すれば両方受け取ることができるようです。





100号、102号案件は両方のボーナス対象なので、例えばこれらの案件に50万円投資すれば、合わせて36000円のキャッシュバックが受けられることになり、大変お得です。

*****************

前年度に引き続き、2016年度の各サービス年間貸出額ランキングを発表します。

なお、年間貸出額の算出にあたっては、「ソーシャルレンディング赤裸々日記」でまとめられている各サービス実績の値を元にさせていただきました。

各サービスの年間貸出額(2016年)ランキングは以下の通りです。

表:ソーシャルレンディングサービス 貸出額実績ランキング(2016年)
ランキング前年度からのランキング変化サービス名開始時期年間貸出額(2016年)
(単位:億円)
シェア
(2016年)
    
1maneo2008年10月217.7 40.4%
2SBIソーシャルレンディング2011年4月89.1 16.5%
3クラウドバンク2013年12月46.1 8.6%
4ラッキーバンク2014年12月42.0 7.8%
5LCレンディング2015年7月28.5 5.3%
6NEWみんなのクレジット2016年4月28.0 5.2%
7↓1ガイアファンディング2015年10月15.8 2.9%
8NEWクラウドリース2016年2月15.0 2.8%
9↓2クラウドクレジット2014年7月13.0 2.4%
10↓1トラストレンディング2015年11月12.7 2.4%
11NEWスマートレンド2016年4月9.3 1.7%
12NEWグリーンインフラ
レンディング
2016年10月7.9 1.5%
13↓5オーナーズブック2014年9月7.4 1.4%
14NEWJ.Lending2015年12月3.4 0.6%
15NEWTATERU FUNDING2016年6月1.4 0.3%
16NEWアメリカン
ファンディング
2016年7月1.0 0.2%
17NEWさくらソーシャルレンディング2016年12月0.3 0.1%
18↓8スマートエクイティ2015年5月0.2 0.0%
19NEWクラウドリアルティ2016年12月0.1 0.0%
20↓9AQUSH2009年12月0.0 0.0%
  (合計) 538.9  


シェアを円グラフで表すとこうなります。
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■全体
まず、サービス事業者の数は前年の11社から、倍近い20社に増えました。
また、貸出金額の合計は、前年は298.2億円でしたが、2016年は538.9億円とこちらも80%以上の伸びを示しました。
確実に成長期に入ってきたと言えるでしょう。

■ランキング
ランキング1位~5位までは前年から変動ありませんでした。

1位:maneo(217.7億円)
2位:SBIソーシャルレンディング(89.1億円)
3位:クラウドバンク(46.1億円)
4位:ラッキーバンク(42.0億円)
5位:LCレンディング(28.5億円)

いずれも安定して貸出額を伸ばしています。
特に1位・2位はそれ以下に比べて大きく差をつけており、簡単に逆転されることはなさそうです。

6位は新サービスのみんなのクレジットでした。
サービス開始が4月だったことを考えれば、大変健闘したと言えるでしょう。
大々的な広告と大胆なキャッシュバックキャンペーンを駆使した成果と言えますが、今後もこの勢いを維持できるでしょうか。


■年間貸出額
各社ともおおむね年間貸出額を伸ばしています。
maneoは前年から60億円以上伸ばしており、最も年間貸出額を伸ばした事業者です。
また、SBIも40億円ほど伸ばしています。

クラウドクレジットは、前年は2.6億円でしたが、13.0億円と4倍以上に伸ばしました。
また、オーナーズブックも2.6億円→7.4億円と3倍近く伸ばしています。

また、ソーシャルレンディング事業者の損益分岐点と言われる年間貸出額20億円を越えているのは、1位のmaneo~6位のみんなのクレジットまでです
7位以降の事業者は、黒字化までもう少しかかりそうです。

■シェア
事業者が増えた影響で、各社のシェアにも変化がありました。
まず、昨年は51.3%であったmaneoのシェアは、40.4%とやや低下しました。
また、LCレンディングも、9.0%→5.3%とシェアを落としました。(年間貸出額自体は伸びているのですが)
maneoの独占状態がやや崩れてきたと言えます。

■新規参入事業者
新規参入事業者としては、先ほども書きましたが、みんなのクレジットが最も健闘しました。
そのあとは、8位のクラウドリース(15.0億円)、11位のスマートレンド(9.3億円)、12位のグリーンインフラレンディング(7.9億円)と、maneoグループ各社が続きます。
特に、グリーンインフラレンディングはサービス開始が2016年10月なので、3か月間でこれだけの貸出を行ったことになります。
グリーンインフラレンディングの募集ファンドは利回り10%以上のものが多く、また募集金額も大きいため、投資家にも人気があります。
このペースでいけば、2017年は30億円ほどの貸出を行い、5位以内に入る可能性もありそうです。

次回は「ソーシャルレンディングと他の投資のパフォーマンス比較(2016年) 」の予定です。




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コメント

はじめまして

はじめまして、ソーシャルレーディングをはじめて2年ほどの者です。けにごろうさんのブログを毎週拝見しています。
事業者の案件が不動産が大半を占めていると思うのですが不動産に偏りすぎて投資に二の足を踏んでいるのですが。けにごろうさんは不動産案件が多い事に不安はないのでしょうか?素人目線の質問ですみません

No title

chawara さん
こんにちは。
いつもご覧いただきありがとうございます。

確かに不動産担保を売りにしている事業者・ファンドは多いですね。
不動産価格下落といった事態が起こった場合にどうなるか不安を持たれるのもわかります。

私も、不動産案件にばかり投資するのではなく、海外案件や店舗系などバランスよく分散投資するよう心がけています。

今後ともよろしくお願いいたします。

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中田健介(けにごろう)

Author:中田健介(けにごろう)
IT系企業に勤務しています。
2010年からソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)での資産運用を開始しました。
自分の運用実績、各社のサービス内容比較、業界の最新トピックなどを毎週2回(水・土)発信しています。

■著書
2015年3月7日にぱる出版より著書「年利7%!今こそ「金利」で資産を殖やしなさい!~日本初!融資型クラウドファンディング投資の解説書」を発売しました。
是非よろしくお願いいたします。

■興味のあるもの
 ・投資(これまでに実施したことがあるのは、投資信託・国債・FX・株式などです。)

■ソーシャルレンディングについて
 maneo・AQUSHとも2010年から始めました。
 ソーシャルレンディングは将来性のあるビジネスモデルです。自分も微力ながらこのブログを通じて知名度の向上に努めたいと思っています。

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