日本初の
株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO」(ファンディーノ)が投資家募集を開始しました。
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FUNDINNO「株式投資型クラウドファンディング」とは、改正金融商品取引法が成立したことを受けて、2015年4月から解禁された制度です。
これまで一部の例外を除いて売買が禁止されていた
未公開株に対して仲介業者を通じて投資するものです。
株式型では、通常の上場株式投資と同じく、投資家へのリターンは
配当と売却益(キャピタルゲイン)です。
株式なので配当率は業績に応じて決まることになり、事前には決まっていません。
また、売却は可能ですが、いつでも誰にでも売却できるわけではなく、
ある程度長期保有を前提として投資することになるでしょう。
出資対象は基本的に
ベンチャー企業なので、一般的な上場株式への投資よりも
ハイリスク・ハイリターンなものになると思われます。最悪の場合は倒産し、出資金が1円も返ってこないこともあり得るでしょう。
一方で、ビジネスが成功を収め、将来的に株式上場といった展開になれば、出資金の何十倍もの売却益が得られる可能性もあるかもしれません。
ただし、「株式投資型クラウドファンディング」には、上場株式の売買と比較して以下の制約があります。
・1社当たりの調達額は1億円未満
・投資家の出資額は1人当たり50万円以内
・売却は可能だが、売却先は対象企業の関係者から構成される「投資グループ」のメンバーに限る。これらの制約のせいで、資金調達したい企業や仲介事業者にとって非常に使い勝手の悪い制度となっていたようで、解禁されてから2年近くが経ちますが、
実際にこの制度が使用されて資金募集されたことはありませんでした。(以前日本クラウド証券やスマートエクイティのAIP証券もこの制度への参入に名乗りをあげていましたが、結局断念したようです。)
しかし、このFUNDINNOはこの制度を手掛けるために必要な「第一種少額電子募集取扱業者」の登録を日本で初めて行っており、ようやくここにきて実際にスタートしそうな気配です。

解説動画によると、FUNDINNOの特徴は以下の通りです。
・IPOを目指す企業や、株主優待を行う企業に投資できる。・投資先企業のIR情報が確認できる・エンジェル税制対象企業に投資した場合、所得税の優遇措置が受けられる。・プラットフォーム上で投資家同士の交流ができる
運営会社は
「株式会社日本クラウドキャピタル」です。
サイトを見たところ、会社情報は住所くらいしか載っておらず、代表者の氏名や資本金などもまだ記載されていないようでした。
また、
株式型クラウドファンディングを通じて資金を募集する具体的な企業名もまだ公開されていないようです。
現在投資家登録の受け付けは開始されています。
私もさっそく登録を行おうと思います。
次回は
「2016年10月~12月ソーシャルレンディング投資実績」の予定です。








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