ソーシャルレンディング投資家インタビュー・主婦投資家Hさん(2)
- 2016/12/28
- 05:00
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クラウドリアルティ
<以下引用>
Crowd Realtyは、インターネットを介して少額の出資を主に個人から募るクラウドファンディングの仕組みを活用し、国内外の不動産関連プロジェクトの起案者や投資家に対して、それぞれ資金調達や出資の機会を提供致します。
特に、これまで資金調達の選択肢が少なかった小規模な不動産やリノベーション・開発が伴うプロジェクトにも資本市場からの調達機会を提供しつつ、各プロジェクトの最低出資額も出来る限り引き下げ、より多くの方が少額から分散投資ができるようにしていきたいと考えております。
<引用終わり>

「不動産に特化した投資型クラウドファンディング・マーケットプレイス」とのことですが、会社概要を見たところ貸金業の免許は取得していないようです。
貸付型(ソーシャルレンディング)なのかどうかは説明を見た限りではよくわかりませんでした。
第1号案件「エストニア不動産担保ローン1号」はすでに募集されており、満額で成立しています。

・投資対象 不動産担保ローン
・運用期間 13ヶ月
・期待利回り 9.0%(税引前)
・通貨 円建て
第1号からなぜかエストニアというマニアックなところを出してきました。
(クラウドクレジットもエストニアのローンファンドを募集していますが)
私も口座を開設して、第2号案件にはぜひ投資してみたいと思います。
**************
前回に続き、主婦投資家Hさんのインタビューです。
―ソーシャルレンディング投資のよいところはどんなところですか
まず、他の投資に比べて、少額から始められる点です。3~4万円からでも始められます。
また、不動産などは、がんばって勉強する必要があり、それによって利回りなどの実績が大きく変わってきます。誰がやってもできるというものではありません。
その点、ソーシャルレンディングは、だれがやっても、同じように利回りが得られます。
価格変動がなく、利回りが一定なので、銀行預金に慣れている日本人にとっては安心できると思います。
投信などはどうしても価格変動があり、それが苦手だという人は多いと思います。
こうした投資は他にはないのではないでしょうか。
―ソーシャルレンディングのデメリットや懸念はありますか
将来にわたって同じように利益が得られるかはわかりません。
今後急に規制が厳しくなってできなくなったりということもあり得るのではないでしょうか。
―ソーシャルレンディングはどんな人におすすめですか
身近に投資をしている人はあまりおらず、ソーシャルレンディングについて説明してもなかなか分かってもらえません。
確定申告で税務署に行っても、毎回ソーシャルレンディングとは何か説明しないとなりません。
ソーシャルレンディングは誰でもできると思いますが、ある程度資金に余裕のある方にお勧めしたいです。
自分の両親などもやったらよいと思うが、70代でインターネットがそもそもできません。本当は、高齢者の方が資金があるので、向いていると思います。
最近はmaneoでも保証付きの案件なども出ており、そうしたものは高齢者も受け入れやすいのではないでしょうか。
ネットの壁があり、そうした豊富な資金を持っている層にアクセスできていないのは惜しいと思います。
あとは、30代くらいの若い人は、投資で失敗しても取り返しがつくので、やってみてもいいのではないでしょうか。株式投資など、他の投資よりはおすすめできます。
私自身も、ソーシャルレンディングで損をしていないので、もっとレバレッジをかけてやってみたいという気持ちもあります。
―サービスについて改善してほしいところはありますか
現状ではあまり感じません。
―ソーシャルレンディングに関して、もっとこういう情報があればよいのに、と思うものはありますか。
運営会社から発信されている情報はありますが、覆面化されているため、利回りなどの表面的な情報しかわかりません。
融資先の企業の詳細や、その経営方針などが見えないことに対して不満はあります。本当は、そうした情報を見たうえで投資の判断をしたいと思います。
ただ、金融当局の指導ということで仕方がないとは思いますが。
―他にはどんな投資をやっていますか
maneoの前には株式投資をやっていましたが、あまり動きがなく、面白くない時期でした。
本などで勉強しながらやっていましたが、買いや売りのタイミングをつかむのが難しく感じました。自動取引なども試してみたが、あまりしっくり来ませんでした。
それほど大きく損したというわけではないのですが、あまり向いていないと感じました。
あとは鎌倉投信もやっています。これは証券会社を通さず直販で購入しました
非常に分散されていて、大きく上がることはないが、下げには強いと感じています。
過去に父親が持っていた土地に対して太陽光発電施設を作って、売却したこともあります。
また、今年投資用不動産として戸建てを購入しました。
キャッシュで購入し、レバレッジはかけていません。少しずつレバレッジをかけていきたいと感じています。
11月に入居者が決まり、これから家賃収入が得られる見込みです。
物件は自分で探しました。女性でも不動産投資をしている人は多く、そうした人の本を読んだり、セミナーに行ったりして勉強しました。
戸建てを買って、自分でリフォームして、20%の利回りを得ている人もいます。
今は不動産が高い時期ですが、よく探すと良い物件もあります。現地を見に行って、その場で購入を決めました。
―主婦ということで家事などお忙しいと思いますが、投資や情報収集はいつやっているのですか
主婦なので夕方や夜は外出しにくいのですが、夫と相談して、どうしてもセミナーに参加したいときは参加します。
特に投資金額が大きくなってサービスの動向については気になります。
早朝勉強会は朝なので私には参加しやすいです。
―ご家族は投資することについて何か言っていますか?
私がやっている投資に対して、主人はなにも言いません。不動産物件を買った時も、特に何も言われませんでした。
ローンを組んだりせずに余裕資金で行う分にはよいという考えのようです。
不動産投資なども自分の名義でやっています。
なお、自宅の住宅ローンはすでに完済しています。
投資については、主婦の方が平日でも時間を自由に使えるという点では有利だと思います。
―最後に、ソーシャルレンディング関係者の方に何かあればお願いします。
融資型クラウドファンディングを日本でできるようにして下さった多くの方の尽力に深く感謝しています。
融資型クラウドファンディングに出会わなければ私は元本を大きく毀損するような投資をしていたと思います。本当にありがとうございます。
これからも融資型クラウドファンディングが多くの方が安心して投資できる環境を維持しつつ繁栄することをお祈りしています。
以上
次回は「日本初の株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO」が投資家募集開始」の予定です。

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