クラウドクレジットファンドにおいて返済遅延発生
- 2016/12/03
- 05:00
対象ファンドは、「【為替ヘッジあり】カメルーン中小企業支援プロジェクト1号」です。
ファンド概要は以下の通りです。
【為替ヘッジあり】カメルーン中小企業支援プロジェクト1号
・期待利回り:11.3%
・運用期間:2016年4月~11月末まで(約7か月)
・分配方法:満期一括
・通貨:円建て
・担保:自動車タイヤを実質的に担保としている。
なお、私もこのファンドに10万円投資しています。
このファンドの投資家に対して、以下の通知が11月30日にメールにて送信されました。

まず、期間については、「本件匿名組合契約の契約期間を 6 ヶ月延長し、2017 年 5 月末日までを更新後契約期間といたします。」とのことで、投資期間が7カ月→13カ月に延長されることになります。
また、返済遅延の範囲については、「トレードファイナンス事業4件のうち1件について、資金需要者であった中小事業者からの返済が滞りました。」とのことですので、4件のうち3件は期限通りに返済されているようです。
気になるのは、「遅延している金額が全体のどれだけなのか」ですが、それについては「資金需要者から返済されていない資金総額のうち本件匿名組合契約に基づく出資金の参加額は EUR 146,561.03です。」とあります。
このファンド全体の募集額は5000万円でしたので、遅延分EUR 146,561.03(約1770万円)は、全体の3分の1ほどを占めていることになります。
仮にこの分が回収不能となると、かなり損失は大きそうです。
回収のめどについては「資金需要者から購入している財産物の売却により、出資元本と契約延長期間分の利息相当額を回収できると見込んでおります。」とあります。
「財産物」というのがタイヤのことだと思われます。
カメルーンのタイヤ市場が現在どうなっているのかよく知りませんが、適正な価格で速やかに売却できることを願います。
なお、カメルーン中小企業支援プロジェクトは、現在までに1号から8号まで募集されています。
私が投資しているのは1号と5号ですが、5号の方については特に遅延が発生したという連絡は今のところありません。
なお、この契約期間延長については、該当ファンドに投資している投資家に対してメールで通知されたのみのようです。
こうした重要情報は、ぜひサイト上でも公開すべきと思います。
また、12月1日に本件に関してQ&Aが送付されました。
合わせて掲載します。



次回は「TATERU FUNDING 第3号 愛知県名古屋市 AP ファンドに投資申し込みしました(1)」の予定です。




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