「貸出総額10億円」突破までの期間が一番短かった事業者はどこか?
- 2016/11/19
- 05:00
各社とも10億円突破の際にはキャンペーンや特別ファンドを出したりすることが多いです。
また、「サービス開始*ヶ月で10億円突破!」というようにサービスの勢いをアピールする事業者もあります。
そこで、各サービス事業者がサービス開始してから貸出総額10億円を突破するまでの期間を調べてみました。
現時点で10億円を突破している事業者は以下の通りです。
サービス名 | サービス開始時期 | 募集総額10億円達成時期 | 所要期間 |
LCレンディング | 2015年7月 | 2015年10月 | 3ヶ月 |
みんなのクレジット | 2016年4月 | 2016年9月 | 5ヶ月 |
ラッキーバンク | 2014年12月 | 2015年8月 | 8ヶ月 |
ガイアファンディング | 2015年10月 | 2016年6月 | 8ヶ月 |
クラウドバンク | 2013年12月 | 2014年9月 | 9ヶ月 |
クラウドリース | 2016年2月 | 2016年11月 | 9ヶ月 |
SBIソーシャルレンディング | 2011年4月 | 2013年2月 | 1年10ヶ月 |
トラストレンディング | 2015年11月 | 2016年11月 | 1年10ヶ月 |
クラウドクレジット | 2014年7月 | 2016年8月 | 2年1ヶ月 |
maneo | 2008年10月 | 2011年8月 | 2年10ヶ月 |
AQUSH | 2009年12月 | 2014年ころ | 約4年 |
10億円突破までの期間が最も短かったのは、意外にも?LCレンディングで、わずか3か月でした。
サービス開始直後から3000万円~5000万円規模のファンドを連日募集しており、すべて満額で成立していました。
特に大掛かりな広告やキャンペーンを行っていたわけではなかったのですが、やはり上場企業であるロジコムの信用力が高かったといえるでしょう。
また、サービス開始した2015年7月頃は、全事業者とも新規ファンドの募集が少なく、投資しにくい時期だったように記憶しています。
その時期にまとまった金額のファンドを募集していたLCレンディングは、投資家にとってはありがたかったのでしょう。
2位はみんなのクレジットで、5か月で10億円を達成しています。
後発ですが、大々的なWEB広告と桁違いのキャッシュバックキャンペーンで短期間で達成しました。
今後もこのペースで伸びていけば、業界シェアでもかなりの位置まで行くかもしれません。
3位はラッキーバンクで、8か月でした。
10%以上の高利回りでしかも不動産担保付きという投資家のニーズにマッチしたファンド設計で、募集ファンドは毎回即完売という状況がずっと続いています。
また、ガイアファンディングも同じく8か月でした。
5位のクラウドバンクは9カ月でした。
この9か月というのは、2014年当時は最短記録でした。
なお、業界最大手のmaneoは10億円達成まで2年10カ月かかっています。
2番目に参入したAQUSHに至っては4年ほどかかっています。
今から考えると非常にゆっくりしたペースですね。
業界全体の規模が着実に拡大しつつあり、新規参入がしやすくなっている状況がこの表からもうかがわれます。
次回は「2016年10月 投資中ファンド一覧」の予定です。




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