サービス各社の2015年度の経営状況(オーナーズブック・トラストレンディング)
- 2016/10/26
- 05:00
<オーナーズブック(ロードスターキャピタル株式会社)>

ロードスターキャピタル株式会社の2015年の実績は、売上高29.9憶円、経常利益6.8億円と非常に好調でした。
売上高、経常利益ともmaneoを大きく上回っています。
事業者としての安全性は高いものと考えて良さそうです。
内訳までは公開されていないのでわかりませんが、ソーシャルレンディング事業での収益よりも、本業である不動産業の方で大きな売上・利益をあげたものと思われます。
また、年次で見ても、2012年から年々売上が毎年3倍以上伸びており、非常に急成長を遂げていると言えます。

不動産価格自体が上昇しているというのもあるのでしょうが、逆に不動産価格が下落したときにどうなるのか少し心配です。
<トラストレンディング(株式会社トラストファイナンス)>

トラストレンディングは2013年から毎年黒字となっています。
金額は100万~1000万円ほどですが、ソーシャルレンディング事業者の大半が赤字である中、健闘していると言えるでしょう。
これも、ソーシャルレンディング事業の収益よりも、本業の貸金業やシステム運用関連の収益の方が多くを占めていると思われます。
わかっている範囲で各社の2015年度の経常利益をランク付けすると、
1位 オーナーズブック(ロードスターキャピタル株式会社) 6.8億円
2位 maneo(maneo株式会社 + maneoマーケット株式会社) 2.3億円
3位 トラストレンディング(株式会社トラストファイナンス) 0.1億円
4位 クラウドバンク株式会社 -1.5億円
となります。
貸出額ランキングとは大きく異なる順位になるのが面白いですね。
他のサービス事業者も是非経営状況を公開してほしいと思います。
次回は「(セキュリテ)「マイクロファイナンス貧困削減投資ファンド・カンボジア4」が償還されました」の予定です。


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