ソーシャルレンディング事業者評価(2016年版)「LCレンディング」「ガイアファンディング」
- 2016/10/05
- 05:00
「グリーンインフラレンディング」です。
⇒グリーンインフラレンディング
<以下引用>
グリーンインフラレンディングは、再生可能でエコロジカルな自然エネルギー(太陽光、水力、バイオマス等)を最新の発電設計やIT技術を駆使して、効率や採算性を高めた形で事業化し、それらを活用する案件を融資対象としています。
日本に限らず、発展途上国における都市インフラ開発(電力・上下水・交通・通信・防災など)の分野にも深く関与しているので、日本との国際協力によるインフラ事業のネットワークづくりや近未来のスマートシティ開発に貢献することができます。
環境問題や都市問題のような社会的な課題に対応すると同時に、グローバル市場の拡大に伴った、ポテンシャルの高い収益性を実現することを目指しています。
<引用終わり>
自然エネルギー発電事業に特化したソーシャルレンディングというのは新しいですね。
日本だけでなく海外の開発も手掛けているようです。
今回maneoと提携したのはJCサービスという会社で、これまでも何度かmaneoで資金調達していたそうです。
資本金2.7億円、社員55名とそこそこ大きな会社のようです。
予告されている第1号ファンドは、利回り12%・貸出期間12カ月と好条件です。

私も早速口座開設しました。
ただ、最近他サービスでも好条件のファンドが多く、投資資金が不足しているのが悩みの種です。
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みんなのクレジットのスーパーボーナスの条件が明らかにされました。

・6案件以上に投資
・100万円以上投資
・獲得ポイント15ポイント以上
とのことです。
上記の条件をすべて満たすには、少なくとも
50万円×5案件 + 1万円×1案件 =251万円
の資金は必要になります。
(50万円投資した場合獲得ポイントは3ポイントなので、上記の場合15ポイントとなる)
すでに私はみんなのクレジットに200万円以上投資しているので、これからさらに250万円の資金を投入するのはリスク分散の観点からかなり怖いと感じます。
資金に余裕のある方や、みんなのクレジットでの投資をこれから始める方は、是非狙ってみてはいかがでしょうか。
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前回に引き続きソーシャルレンディング事業者の評価を掲載します。
今回は「LCレンディング」「ガイアファンディング」の2社についてです。
評価項目・基準についてはこちらをご参照ください。
↓
ソーシャルレンディング事業者の評価を掲載します
<サービス事業者評価(概要)「LCレンディング」>
評価項目 | LCレンディング |
利回り | B |
ファンドの安全性 | A |
サービス事業者自体の安全性 | A |
運営力 | A |
透明性 | A |
実績 | B |
「ファンドの安全性」「サービス事業者自体の安全性」「運営力」「透明性」の4項目でA評価となりました。
評価の詳細は以下の通りです。
評価項目 | 評価基準 | LCレンディング | ||
根拠 | 評価 | |||
利回り | B | |||
利回り | A:利回り上限10%以上 B:利回り上限6%以上 C:利回り上限6%未満 | 5-7% | B | |
ファンドの安全性 | A | |||
貸倒・返済遅延発生率 | A:貸倒・返済遅延とも0% B:貸倒1%未満、返済遅延発生。 C:貸倒率1%以上 | 貸倒・返済遅延とも0% | A | |
担保・保証の有無 | A:全ファンド担保・保証あり B:ファンドによる C:担保・保証なし | 不動産担保あり | A | |
サービス事業者自体の安全性 | A | |||
金融取引事業者の種別(第1種、第2種) | A:第1種 B:第2種 C:その他 | 第2種 | B | |
資本金 | A:1億円以上 B:1000万円以上 C:1000万円未満 | 1.0億円 | A | |
営業利益(2015年度) | A:1億円以上 B:黒字 C:赤字もしくは未公開 | (未公開) | C | |
親会社 | A:親会社が上場企業 B:親会社あり C:親会社なし | ロジコム | A | |
運営力 | A | |||
システム(わかりやすいか、不具合等がないか) | A:わかりやすく不具合などがない B:わかりにくいか、かつて不具合があった。 C:解消されていない不具合が存在する。 | わかりやすく不具合等もない | A | |
オペレーション(ミスや遅延がないか、要望・問い合わせに対する回答は適切・迅速か) | A:問題なし B:何らかの問題あり C:重大な問題あり | 問題なし | A | |
透明性 | A | |||
ファンド情報や運営会社の情報が開示されているか | A:ファンド情報詳細、運営会社決算書が公開されている B:ファンド情報詳細が公開されている C:ファンド情報詳細が未公開 | 決算書未公開 | B | |
投資先が識別可能か | A:識別可能 B:識別不可 C:- | 識別可能 | A | |
実績 | B | |||
サービス開始以来の貸出総額 | A:50億円以上 B:10億円以上 C:10億円未満 | 37億円 | B |
・利回り
LCレンディングの利回りはいずれも5-7%であり、評価Bとしました。
・ファンドの安全性
LCレンディングではこれまで貸倒、返済遅延とも0件です(評価A)。
一方、担保・保証については、全ファンド不動産担保付きです。(評価A)
この2つの要素から、ファンドの安全性については評価Aとしました。
・サービス事業者自体の安全性
LCレンディングは、第2種金融取引事業者であるmaneoマーケット社が運営しています。(評価B)
また、資本金は1.0億円と、ソーシャルレンディング事業者としては標準的な規模です。(評価A)
一方、現在LCレンディングは決算書を公開していません。(評価C)
また、LCレンディングは上場企業であるロジコムの100%子会社です。(評価A)
これらの要素から、サービス事業者自体の安全性については評価Aとしました。
特にロジコムの子会社である点を評価しました。
・運営力
LCレンディングのファンド詳細やマイページはわかりやすく不具合等もありません。(評価A)
また、特にこれまでオペレーションのミスや遅延はありませんでした。(評価A)
これらの要素から、運営力については評価Aとしました。
・透明性
LCレンディングは、ファンド情報はある程度詳細に開示されていますが、運営会社の決算書は未公開です。(評価B)
また、ファンド情報に「A社」「B社」などの記載があり、投資先が識別可能です。(評価A)
これらの要素から、透明性については評価Aとしました。
・実績
LCレンディングのサービス開始以来の貸出総額は37億円で、中堅クラスと言えます。(評価B)

<サービス事業者評価(概要)「ガイアファンディング」>
評価項目 | ガイアファンディング |
利回り | A |
ファンドの安全性 | A |
サービス事業者自体の安全性 | B |
運営力 | A |
透明性 | A |
実績 | B |
ガイアファンディングは、「利回り」「ファンドの安全性」「運営力」「透明性」の4項目でA評価となりました。
評価の詳細は以下の通りです。
<サービス事業者評価(詳細)「ガイアファンディング」>
評価項目 | 評価基準 | ガイアファンディング | ||
根拠 | 評価 | |||
利回り | A | |||
利回り | A:利回り上限10%以上 B:利回り上限6%以上 C:利回り上限6%未満 | 8-10% | A | |
ファンドの安全性 | A | |||
貸倒・返済遅延発生率 | A:貸倒・返済遅延とも0% B:貸倒1%未満、返済遅延発生。 C:貸倒率1%以上 | 貸倒・返済遅延とも0% | A | |
担保・保証の有無 | A:全ファンド担保・保証あり B:ファンドによる C:担保・保証なし | 不動産担保あり | A | |
サービス事業者自体の安全性 | B | |||
金融取引事業者の種別(第1種、第2種) | A:第1種 B:第2種 C:その他 | 第2種 | B | |
資本金 | A:1億円以上 B:1000万円以上 C:1000万円未満 | 1.0憶円 | A | |
営業利益(2015年度) | A:1億円以上 B:黒字 C:赤字もしくは未公開 | (未公開) | C | |
親会社 | A:親会社が上場企業 B:親会社あり C:親会社なし | - | C | |
運営力 | A | |||
システム(わかりやすいか、不具合等がないか) | A:わかりやすく不具合などがない B:わかりにくいか、かつて不具合があった。 C:解消されていない不具合が存在する。 | わかりやすく不具合等もない | A | |
オペレーション(ミスや遅延がないか、要望・問い合わせに対する回答は適切・迅速か) | A:問題なし B:何らかの問題あり C:重大な問題あり | 問題なし | A | |
透明性 | A | |||
ファンド情報や運営会社の情報が開示されているか | A:ファンド情報詳細、運営会社決算書が公開されている B:ファンド情報詳細が公開されている C:ファンド情報詳細が未公開 | 決算書未公開 | B | |
投資先が識別可能か | A:識別可能 B:識別不可 C:- | 識別可能 | A | |
実績 | B | |||
サービス開始以来の貸出総額 | A:50億円以上 B:10億円以上 C:10億円未満 | 14億円 | B |
・利回り
ガイアファンディングは高金利が特徴で、利回りは8-10%が中心です。(評価A)
・ファンドの安全性
ガイアファンディングは、これまで貸倒・返済遅延とも0件です。(評価A)
また、すべてのファンドについて不動産担保があります。(評価A)
この2つの要素から、ファンドの安全性については評価Aとしました。
・サービス事業者自体の安全性
ガイアファンディングは、第2種金融取引事業者であるmaneoマーケット社が運営しています。(評価B)
また、資本金は1.0億円と、ソーシャルレンディング事業者としては標準的な規模です。(評価A)
ただし、現在営業利益は非公開です。(評価C)
ガイアファンディングは、特に他社との親子関係はありません。(評価C)
これらの要素から、サービス事業者自体の安全性については評価Bとしました。
・運営力
ガイアファンディングのファンド詳細やマイページはわかりやすく不具合等もありません。(評価A)
また、特にこれまでオペレーションのミスや遅延はありませんでした。(評価A)
これらの要素から、運営力については評価Aとしました。
・透明性
ガイアアファンディングは、ファンド情報はある程度詳細に開示されていますが、運営会社の決算書は未公開です。(評価B)
また、ファンド情報に「A社」「B社」などの記載があり、投資先が識別可能です。(評価A)
これらの要素から、透明性については評価Aとしました。
・実績
ガイアファンディングのサービス開始以来の貸出総額は14億円で、中堅クラスと言えます。(評価B)

次回は「ソーシャルレンディング事業者評価(2016年版)「クラウドクレジット」「オーナーズブック」」の予定です。


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