ソーシャルレンディング事業者評価(2016年版)「maneo」「SBIソーシャルレンディング」
- 2016/09/28
- 05:00
ゼロから始めるソーシャルレンディング投資 ~ベテランウォッチャーがすべてぶっちゃけます!
毎週連載で、1回から4回目までを「導入部」として無料公開し、5回目以降は有料となるとのことです。
<以下引用>
ブログを書くにあたっては客観性の他に中立性も保ってまいりました。赤裸々日記は数あるソーシャルレンディングサービスに対して中立であり、実際にどの様に投資行うかは読者の方々に任せています。役割は投資判断の情報をできるだけ沢山載せるだけです。
しかしこのようにFX-onでコラムを書く機会を得られたからには、どのようにソーシャルレンディング投資をしたらよいのか、どのサービスが良いのか、ソーシャルレンディング業界を5年間観察してきた経験から「ぶっちゃけて」書いていこうと思っています。今後共よろしくお願いします。
<引用終わり>
ブログの方とは一味違って、より鋭く踏み込んだ内容となるようです。
私も大変楽しみです。
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みんなのクレジットが9月23日から新たなキャッシュバックキャンペーンを開始しました。
その名も「スーパーボーナス」です。
NEW 新シリーズ【スーパーボーナス PART-1】発表

従来のキャンペーンとの違いは、現金でのキャッシュバックに加えて、「投資ポイント」が付与されるという点です。
この投資ポイントを一定ポイント以上集めると、年末に発表予定の「ファイナルステージ」への参加権利を獲得できるとのこと。
何やらワクワクする企画です。
ただ、「ファイナルステージ」が具体的にどういうものなのか、また投資ポイントを何ポイント集めればその参加権利が得られるのか、は現時点では明らかにされておらず、12月上旬に公開されるとのことです。
また、若干気になるのは、その投資ポイントを管理したり表示したりするためにはシステムを改修する必要があると思いますが、わざわざそのためにシステムを改修するのか?、という点です。
ただでさえ9月に予定されていたサイトの改修は現時点でまだリリースされていないのに、その上そんな追加改修を行う余裕があるのか、と余計なことを心配したくなります。
まあとりあえず「投資ポイント」については、現時点ではあくまでオマケと考え、あまりポイント獲得に躍起になるのはやめようと思います。
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今回よりソーシャルレンディング事業者評価の掲載をスタートします。
まずは「maneo」「SBIソーシャルレンディング」の2社についてです。
評価項目・基準についてはこちらをご参照ください。
↓
ソーシャルレンディング事業者の評価を掲載します
<サービス事業者評価(概要)「maneo」>
2016年9月時点 | |
評価項目 | maneo |
利回り | A |
ファンドの安全性 | A |
サービス事業者自体の安全性 | A |
運営力 | A |
透明性 | A |
実績 | A |
全評価項目でA評価となりました。
さすが業界シェアNo.1と言えるでしょう。
評価の詳細は以下の通りです。
<サービス事業者評価(詳細)「maneo」>
2016年9月時点 | ||||
評価項目 | 評価基準 | maneo | ||
根拠 | 評価 | |||
利回り | A | |||
利回り | A:利回り上限10%以上 B:利回り上限6%以上 C:利回り上限6%未満 | 5-10% | A | |
ファンドの安全性 | A | |||
貸倒・返済遅延発生率 | A:貸倒・返済遅延とも0% B:貸倒1%未満、返済遅延発生。 C:貸倒率1%以上 | 貸倒・返済遅延とも0% | A | |
担保・保証の有無 | A:全ファンド担保・保証あり B:ファンドによる C:担保・保証なし | ファンドによる | B | |
サービス事業者自体の安全性 | A | |||
金融取引事業者の種別(第1種、第2種) | A:第1種 B:第2種 C:その他 | 第2種 | B | |
資本金 | A:1億円以上 B:1000万円以上 C:1000万円未満 | 3.0億円 | A | |
営業利益(2015年度) | A:1億円以上 B:黒字 C:赤字もしくは未公開 | 2.6億円 | A | |
親会社 | A:親会社が上場企業 B:親会社あり C:親会社なし | - | C | |
運営力 | A | |||
システム(わかりやすいか、不具合等がないか) | A:わかりやすく不具合などがない B:わかりにくいか、かつて不具合があった。 C:解消されていない不具合が存在する。 | わかりやすく不具合等もない | A | |
オペレーション(ミスや遅延がないか、要望・問い合わせに対する回答は適切・迅速か) | A:問題なし B:何らかの問題あり C:重大な問題あり | 問題なし | A | |
透明性 | A | |||
ファンド情報や運営会社の情報が開示されているか | A:ファンド情報詳細、運営会社決算書が公開されている B:ファンド情報詳細が公開されている C:ファンド情報詳細が未公開 | 決算書を公開 | A | |
投資先が識別可能か | A:識別可能 B:識別不可 C:- | 識別可能 | A | |
実績 | A | |||
サービス開始以来の貸出総額 | A:50億円以上 B:10億円以上 C:10億円未満 | 521億円 | A |
・利回り
maneoは中小企業向けローン・不動産担保ローン・保証会社保証付きローンなど幅広いファンドを扱っており、利回りはそれぞれ異なります。
利回り5%台のファンドもありますが、中小企業向けや太陽光発電事業向けでは10%超のファンドもあり、評価Aとしました。
・ファンドの安全性
maneoは、これまでビジネス向けファンドでは貸倒・返済遅延とも0件です。(評価A)
一方、担保・保証については、全てのファンドにあるわけではなく、ないものもあります。(評価B)
この2つの要素から、ファンドの安全性については評価Aとしました。
・サービス事業者自体の安全性
maneoは、第2種金融取引事業者です。(評価B)
また、資本金は3.0億円と、ソーシャルレンディング事業者としてはかなり大きな規模です。(評価A)
また、2015年度営業利益は2.6億円で、決算を公開している事業者としては最大です。(評価A)
maneo株式会社・maneoマーケット株式会社は以前はUBI株式会社の子会社でしたが、現在は親子関係はありません。(評価C)
これらの要素から、サービス事業者自体の安全性については評価Aとしました。(特に資本金・営業利益を評価しました)
・運営力
maneoは、システム面ではわかりやすく、不具合等は私の知る限りありません。(評価A)
また、オペレーションのミスや遅延もありません。(評価A)
これらの要素から、運営力については評価Aとしました。
・透明性
maneoは、ファンド情報は詳細に開示されており、運営会社の決算書も公開されています。(評価A)
また、ファンド情報に「A社」「B社」などの記載があり、投資先が識別可能です。(評価A)
これらの要素から、透明性については評価Aとしました。
・実績
maneoのサービス開始以来の貸出総額は521億円と業界ではダントツのトップです。(評価A)
⇒maneo
<サービス事業者評価(概要)「SBIソーシャルレンディング」>
2016年9月時点 | |
評価項目 | SBIソーシャルレンディング |
利回り | B |
ファンドの安全性 | A |
サービス事業者自体の安全性 | A |
運営力 | A |
透明性 | A |
実績 | A |
SBIソーシャルレンディングは、「ファンドの安全性」「サービス事業者自体の安全性」「運営力」「実績」の4項目でA評価となりました。
評価の詳細は以下の通りです。
<サービス事業者評価(詳細)「SBIソーシャルレンディング」>
2016年9月時点 | ||||
評価項目 | 評価基準 | SBIソーシャルレンディング | ||
根拠 | 評価 | |||
利回り | B | |||
利回り | A:利回り上限10%以上 B:利回り上限6%以上 C:利回り上限6%未満 | 3-6% | B | |
ファンドの安全性 | A | |||
貸倒・返済遅延発生率 | A:貸倒・返済遅延とも0% B:貸倒1%未満、返済遅延発生。 C:貸倒率1%以上 | 貸倒・返済遅延とも0% | A | |
担保・保証の有無 | A:全ファンド担保・保証あり B:ファンドによる C:担保・保証なし | 不動産・有価証券担保あり | A | |
サービス事業者自体の安全性 | A | |||
金融取引事業者の種別(第1種、第2種) | A:第1種 B:第2種 C:その他 | 第2種 | B | |
資本金 | A:1億円以上 B:1000万円以上 C:1000万円未満 | 0.1億円 | B | |
営業利益(2015年度) | A:1億円以上 B:黒字 C:赤字もしくは未公開 | (未公開) | C | |
親会社 | A:親会社が上場企業 B:親会社あり C:親会社なし | SBIホールディングス | A | |
運営力 | A | |||
システム(わかりやすいか、不具合等がないか) | A:わかりやすく不具合などがない B:わかりにくいか、かつて不具合があった。 C:解消されていない不具合が存在する。 | マイページが若干わかりにくい | B | |
オペレーション(ミスや遅延がないか、要望・問い合わせに対する回答は適切・迅速か) | A:問題なし B:何らかの問題あり C:重大な問題あり | 問題なし | A | |
透明性 | A | |||
ファンド情報や運営会社の情報が開示されているか | A:ファンド情報詳細、運営会社決算書が公開されている B:ファンド情報詳細が公開されている C:ファンド情報詳細が未公開 | 貸借対照表は公開されている | A | |
投資先が識別可能か | A:識別可能 B:識別不可 C:- | 識別不可 | B | |
実績 | A | |||
サービス開始以来の貸出総額 | A:50億円以上 B:10億円以上 C:10億円未満 | 149億円 | A |
・利回り
SBIソーシャルレンディングは最も利回りの高い商品であるオーダーメイド型ファンドでも6.5%であり、評価Bとしました。
・ファンドの安全性
SBIソーシャルレンディングは、不動産担保ローン事業者ファンド、証券担保ローンファンド、オーダーメイド型ローンファンドでは貸倒・返済遅延とも0件です。(評価A)
また、すべてのファンドについて不動産または有価証券担保があります。(評価A)
この2つの要素から、ファンドの安全性については評価Aとしました。
・サービス事業者自体の安全性
SBIソーシャルレンディングは、第2種金融取引事業者です。(評価B)
また、資本金は0.1億円と、ソーシャルレンディング事業者としてはかなり小規模です。(評価B)
また、現在営業利益は未公開です。(評価C)
SBIソーシャルレンディングは、東証1部上場企業であるSBIホールディングスの子会社です。(評価A)
これらの要素から、サービス事業者自体の安全性については評価Aとしました。(特にSBIホールディングスの子会社である点を評価しました)
・運営力
SBIソーシャルレンディングは、マイページにおいて月次での分配金の金額などが表示されず、若干わかりにくいと言わざるを得ません。(評価B)
ただ、特にこれまでオペレーションのミスや遅延はありませんでした。(評価A)
これらの要素から、運営力については評価Aとしました。
・透明性
SBIソーシャルレンディングは、ファンド情報はある程度詳細に開示されており、運営会社の貸借対照表も公開されています。(評価A)
ファンド情報からは、投資先を識別することはできません。(評価B)
これらの要素から、透明性については評価Aとしました。
・実績
SBIソーシャルレンディングのサービス開始以来の貸出総額は149億円と申し分ない規模です。(評価A)
次回は「ソーシャルレンディング事業者評価(2016年版)「クラウドバンク」「ラッキーバンク」」の予定です。


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