ラッキーバンク代表田中社長インタビュー~LBIリアルティ設立の狙いは?(1)
- 2016/08/27
- 05:00
田中氏にインタビューさせていただくのは、約1年ぶりです。
今回は、特に新会社LBIリアルティ設立に関する内容を中心にお話を伺いました。
■インタビュー日時
2016年8月9日
■内容
―今回設立した子会社LBIリアルティ株式会社ではどのような業務を手掛けるのか
LBIリアルティは不動産取引業を手掛ける。
具体的には、中古物件などの買い取り後、リノベーションや用途変更などをし、バリューアップをした後に、売却をするスキーム。
大枠としては、一般不動産市場の事業者や既存のラッキーバンクの借り手の事業と業態としては近い。
LBIリアルティの不動産取得資金は、ラッキーバンクで募集を予定している。
なお、LBIリアルティの代表取締役社長も私が務めることとなる。
―LBIリアルティ株式会社設立の狙いは
狙いは大きく3つある。
まず、直接取引を行うことで不動産市場での収益をあげること。
以前より、不動産取引の状況を常にウォッチしており、不動産市場への参入は見込んでいた。
2つ目は、LBIリアルティでの不動産案件を増やすことで、ラッキーバンクの募集ファンドの規模や量などを拡大することを意図している。
3つ目に、不動産取引の実績が乏しいことで資金を借りることが難しい設立間もない事業者に対して、LBIリアルティが直接不動産の取引を行うことで実績を作ることができる。
そうすることでその事業者は、ソーシャルレンディングや銀行から資金をそれ以降借りやすくなると考えている。
―ラッキーバンクを通じてLBIリアルティへ融資をする場合、投資家にはLBIリアルティへの融資であることはわかるようにするのか。
匿名性の確保の観点から、投資家からは、LBIリアルティへの融資であることはわからないようになり、他の借り手との区別はつかないようになってしまうと思われる。
―ラッキーバンクの投資家にとって、LBIリアルティへの融資は、他の借り手と比べてリスクの面で違いはあるのか。
LBIリアルティへの融資はリスクの面では既存のファンドと同様と考えている。
LBIリアルティでも取得物件の内容は精査する。その品質に優位性はなく、また、LBIリアルティとして判断とした取得物件でも、融資審査基準に達しなかったら、取得実行できないことになる。
ラッキーバンク・インベストメントとLBIリアルティでは、社員やオフィス内エリアも分け、LBIリアルティの社員数は3名の体制となる。
―LBIリアルティが不動産取引で損失を出して倒産・貸倒れが起きた場合どうなるのか。
LBIリアルティはラッキーバンクインベストメントの100%子会社である。
LBIリアルティが倒産した場合、ラッキーバンクインベストメントで組成されたLBIリアルティのファンドに対して影響はあるが、必ずしも同時に倒産するわけではない。
―LBIリアルティで不動産取引を行い利益が出た場合、投資家に還元されるのか。
ラッキーバンクでは、各不動産プロジェクトへの不動産担保設定融資を行っており、これまで通り、返済利息をベースとした匿名組合出資契約に基づく「配当」については大きな変更などは予定していない。今後も安定的な投資リターンを目指して、ご賛同等を頂ける様、尽力していく。
―LBIリアルティでの物件の取得額の目標は
単月1~5億円ほどの規模を目指している。
次回は「ラッキーバンク代表田中社長インタビュー~LBIリアルティ設立の狙いは?(2)」の予定です。





にほんブログ村


金融・投資(全般) ブログランキングへ