maneoはローン・消費者金融業界で売上高ランキング10位に入る?
- 2016/09/07
- 05:00
以前貸借対照表を見てみましたが、あまり有益な結論が得られなかったので、損益計算書を見て、どの程度の売上・損益が出ているのかを中心に分析したいと思います。
とはいっても、現時点で損益計算書を公開しているサービス会社はmaneoとクラウドバンクくらいなので、その2社についてのみです。
<maneo>

(出典)https://www.maneo.jp/apl/aboutus?page=ir
売上高などの数字は、maneo株式会社+maneoマーケット株式会社の合計金額を記載しています。
2015年度は、前年から売上高、営業利益、経常利益とも全てほぼ2倍に伸びています。
非常にすばらしい成長ぶりです。
また、この売上高12.4億円という数字は、ローン・消費者金融業界の中でもかなり大きな数字のようで、トップ10に入るくらいの数字です。
↓
ローン・消費者金融業界売上ランキング(2014年度)
上記のランキングによると、10位の中部証券金融の売上高(営業収益)は8.8憶円とあります。
年度が若干異なりますが、もしmaneoがこのランキングに記載されれば、ちょうど10位になるはずです。
既存のローン・消費者金融業者としても無視できない規模になってきたと言えるでしょう。
2016年度は、貸出残高も伸び、さらに他サービスへのシステム提供による収益も入ってくるはずなので、さらに売上が伸びることが予想されます。
サービス会社倒産のリスクは現時点では非常に低そうです。
<クラウドバンク株式会社>

(出典)http://discl.quick.co.jp/Company/Disclosure/E30730
なぜか会社のホームページに決算書が載っておらず、上記サイトから拾いました。
売上高(営業収益)は、前年度1.3億円から2.0億円へと大きく伸びています。
貸出残高が伸びた成果でしょう。
ただ、経常利益は、マイナス1.5億円と大幅な赤字になっています。
やはり4ヶ月に及ぶ営業停止処分の影響が大きかったと考えられます。
2016年度は是非黒字化を達成してほしいものです。
あと、他のサービス各社も是非決算書を公開していただきたいと思います。
次回は「(セキュリテ)「マイクロファイナンス貧困削減投資ファンド・カンボジア4」が償還されました」の予定です。

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