「みんなのクレジット」代表者インタビュー(2)
- 2016/07/20
- 05:00
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みんなのクレジット
―私が最初に投資した【みんなのクレジット開設記念】第4回中小企業支援ローンファンドは、貸付実行後4日で早期返済となったが、どういう経緯があったのか。
当案件は、貸出先からの期限前弁済が成立直後に行われたため、案件キャンセルとはせず投資会員の皆様への配当をお出しできる「早期償還」とさせていただきました。
その後、投資先と協議の上、契約書上違約金利が取れるという判断から、通常の配当に加え追加配当をさせて頂きました。
―私が投資した「不動産事業ローンファンド 7号」について、マイページ上、融資開始予定日を過ぎても「貸出中」の状態になるのに1ヶ月ほどかかったことがあったが、これはなぜか
申込中の数値表示に関しましては、システム上表示項目の問題があり、現在は一時的に解決をさせて、実行中の欄に計上が為されるようになっております。しかしながら、現在、お客様からの多々のご要望やご不満を頂戴し、迅速かつ見易いマイページ対応を可能足らしめるため、人員を増強し、内製化を進めております。
8月1日見やすくなったマイページを実施して参ります。
―また、上記の件について、以前サポートに問い合わせメールを出したが、回答が得られなかったことがあった。サポート体制についてはどのように考えているか。
ご返答を致しておらなかった件に関しましては、大変申し訳ございませんでした。
担当部署よりの引継ぎが悪く、ご迷惑をお掛けいたすこととなりましたこと、改めてお詫び申し上げます。
想定を超えるスピードでお客様の数が増えております原状で、お問い合わせの種類や内容にかかわらず、電話でもメールでも迅速かつ正確な対応を可能とするべく、お客さま対応部署の人員拡張を計画し、8月より順次配置してまいります。
―他のソーシャルレンディングサービスは意識しているか。また、関係者と面識はあるか。
幣社は、同業他社を意識するのではなく、顧客目線、投資家目線でサイト運営管理を目指していく所存です。
単に、同業他社と配当額競争をするのではなく、社会的意義はあるか、その融資先企業が幣社からの融資により発展できるか、
という観点を最重要視しております。
私白石は、マネオの瀧本社長様とは2度程、お会いしたことはありますが、それ以外はありません。
―他にもいろいろな企業を手掛けているが、それらとのシナジー効果はあるのか。
親会社であるブルーウォールジャパンは不動産開発事業を行っており、その関係で、融資を希望する不動産企業が子会社たるみんなのクレジットを訪問してくる、という流れができつつあります。
また、私自身が数多くの企業再生案件を手掛けてきたことから、都内の多くの弁護士―会計事務所から、融資案件のご紹介も頂きつつあります。現在は、慎重に慎重を期す、という観点から融資案件は毎月10件前後ですが、秋ごろには毎月20件程度に増加できると思います。
―今後はどういった案件を予定しているか。
最近は、お陰さまで、建設業関係だけでなく、関東近郊以外の、案件造成の可能性のある引き合いが増えてきました。
具体的な情報は、8月以降の新案件として、NECやソニーなど大手企業の下請け製造業の資金繰りを改善すべく、大手企業への売掛金担保ローンや、病院の診療報酬担保ローンなどが引き合いに来ており、投資家の皆様が社会貢献をしつつ、運用益も上げられる案件発掘に力を入れていきたいと思います。
また、あわせて、弊社独自の動産担保ローン(車、家畜、船など)も積極的に展開していこうと考えております。
―今後の展望は
弊社にとって現在のソーシャルレンディング事業は、これからの構想の第一歩です。
現在の日本では、「C to B」で成り立っているこの業界ですが、発祥の地アメリカでは「C to C」が中心です。日本のソーシャルの世界で、この「C to C」を実現したいと考えています。
その為、旧来の審査項目による貸し出し審査のみに頼らない、AIによる審査システムの構築をスタートしています。
これは1000を超える項目を個人データと過去事例から自動解析し、融資額と金利水準を決定するものです。
これにより、「C to C」の世界でもデフォルトリスクを最小限に抑え、資金調達の機会を幅広く提供できるようになります。
そして、シングルマザー―ファザーなどの教育ローン、有名大学とタイアップした優秀外国人留学生向けの生活費ローンなども設計していく所存です。
また、日本でのノウハウを基に、新興国での資金ニーズに応えるべく、特に東南アジアでの展開を考えていて、その為の準備も始めています。
最後になりますが、幣社は、ソーシャルレンディング会社としては、後発組であり、投資家の皆様の叱咤激励を基に、改善―改革を行っていく所存ですので、プラスもマイナスも順次ご指摘頂き、日本にソーシャルレンディング文化が浸透するよう、鋭意努力していく所存です。
今後とも、宜しくお願い申し上げます。
次回はスマートエクイティ運用状況 2年満期のファンドが1年で早期償還にの予定です。

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