クラウドバンク 3ファンドで返済期間延長が発生
- 2016/07/13
- 05:00
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maneo
<以下瀧本社長のメルマガより引用>
「アメリカンファンディング」
という新しい米国向けプラットフォームが、今月オープンします。
ガイアファンディングに続き、米国向けの、新しいプラットフォームです。
来週、ページがアップされる予定です。アップされたらまたご案内します。
今年に入ってから「クラウドリース」「スマートレンド」に続き3つ目のサービス開始です。
どんなサービスか楽しみです。
また詳細がわかったらお知らせします。
また、同メルマガに、
アメリカの大手P2P業者(個人金融のクラウドファンディング業者)が最近、
maneoファミリーと組みたがっている模様です。
との記載もありました。
前後の文章からすると、レンディングクラブではないようです。
これももし実現すれば大規模なものになるかもしれません。
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日本クラウド証券(クラウドバンク)の大前社長が退任しました。
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クラウドバンク

日本クラウド証券の株主向けの冊子「株主通信」には、退任について以下の通り説明されているとのことです。
(引用元)
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実践ソーシャルレンディング
<以下引用>
なお、私は、行政処分とそれに伴う業績不振の責任を明確化するため、この度取締役としての任期満了を迎える事を機に、後進に路を譲るべく、当社及び主要子会社の日本クラウド証券株式会社の代表取締役を退任することといたしました。
大前氏は、2013年に旧みどり証券に対してTOBを行い、社名を日本クラウド証券と変更して代表取締役社長に就任しました。
同年12月にクラウドバンクを立ち上げ、以後約2年半にわたり代表を務めました。
同サービスを立ち上げ、軌道に乗せた功績は非常に大きいと言えます。
新しい社長は、橋村 純氏とのことですが、経歴やプロフィールなどはまだ公開されていないようです。
どのような方でしょうか。是非お会いしたいと思います。
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私が投資しているクラウドバンクのファンドで、返済期間延長が発生しました。
<以下クラウドバンクからの通知より引用。下線はけにごろうによるもの>
このたび、対象ファンドの融資先1社(以下「該当融資先」といいます。)から、該当融資先による事業再生の対象となった事業会社(以下「対象会社」といいます。)を第三者に売却するにあたり、既に締結された株式譲渡契約において支払条件が分割とされるに至ったとの連絡を受け、該当融資先への融資を延長することとなりました。
そのため、該当融資先へ融資している対象ファンドの資金の一部につき、運用期間を延長させていただくこととなりましたので、謹んでご案内申し上げます。
(中略)
融資期間の延長決定にあたり、ファンド営業者(兼貸金業者)であるクラウドバンク・フィナンシャルサービス株式会社において該当融資先の財務状況及び担保評価額ならびに対象会社株式の売却先の財務状況及び資金繰りについて精査を行い、延長期間における利息の支払い及び最終的な元本の返済に懸念がないことを確認しております。
また、該当融資先に関する延長した元本の残金につきましては、2か月以内の返済が予定されております。
(中略)
<対象ファンドの情報>
(1) 中小企業支援型ローンファンド第110号
・応募総額: 72,000,000円
・償還済み元本額 1,925,762円(応募総額の2.67%)
・未償還元本額 70,074,238円(応募総額の97.33%)
・当月償還見込金額: 62,744,238円(応募総額の87.15%)
・当初の償還予定日: 2016年7月7日まで
・償還延期金額: 7,330,000円(応募総額の10.18%)
(2) 中小企業支援型ローンファンド第111号(日本成熟産業再生ファンド5号)
・応募総額: 100,000,000円
・償還済み元本額: 768,284円(応募総額の0.77%)
・未償還元本額: 99,231,716円(応募総額の99.23%))
・当月償還見込金額: 13,231,716円(応募総額の13.23%)
・当初の償還予定日: 2016年7月7日まで
・償還延期金額: 86,000,000円(応募総額の86.00%)
(3) 中小企業支援型ローンファンド第112号(日本成熟産業再生ファンド6号)
・応募総額: 125,000,000円
・償還済み元本額: 1,604,305円(応募総額の1.28%)
・未償還元本額: 123,395,695円(応募総額の98.72%)
・当月償還見込金額: 27,415,695円(応募総額の21.94%)
・当初の償還予定日: 2016年7月7日まで
・償還延期金額: 95,980,000円(応募総額の76.78%)
今回は、3つのファンドで返済期間延長が発生しています。
私が投資しているのは「中小企業支援型ローンファンド第111号」なので、元本の86%が延期となります。
ただ、2ヶ月であればそれほど影響はなさそうです。
理由について、
「該当融資先による事業再生の対象となった事業会社を第三者に売却するにあたり、既に締結された株式譲渡契約において支払条件が分割とされるに至った」
と記されていますが、正直あまりよくわかりません。
まあ、返済遅延や貸倒れが発生しても特に理由について説明のないサービス事業者もありますので、説明があるだけ良いと思います。
延長の理由が明確で、また延長期間についても2ヶ月以内とのことなので、今後さらに延長になったり、貸し倒れになったりする可能性は低そうだと考えています。
なお、クラウドバンクでは昨年の8月にも9ファンドで返済期間延長が発生しました。
↓
クラウドバンクにおいて9ファンドで運用期間延長が発生
これらのファンドは、11月にはすべて返済され、結局貸し倒れに至った借り手はありませんでした。
また、この時、当ブログにてクラウドバンクで借り手の識別ができない問題点を指摘しましたが、その点は現在は解消されています。
ところで、返済期間延長になったのはどの借り手なのでしょうか。
3つのファンドに共通する借り手は、以下の2社です。
・A社: スマートフォン及びパラボナアンテナ等の半導体製造を行う企業グループを100%保有する特定目的会社
・D社: 家賃保証業務や収納代行業務等を運営する賃貸特別管理事業者
どちらか特定する情報はないので、このどちらかとしかわかりません。
今後投資する際には、一応これらの借り手には注意しようと思います。
次回は「住宅ローン期間延長で浮いたお金をソーシャルレンディングに回そう(2)~借り換え手続きが非常に面倒」の予定です。

クラウドバンクで返済期間延長された3ファンドについては、いずれも7月15日に償還されました。
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