「スマートレンド」代表者インタビュー(2)
- 2016/05/28
- 05:00
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インベスターズクラウド
募集スケジュールは以下の通りです。
6月6日(月)10時より会員登録受付
6月17日(金)13時よりTATERU FUNDING 第1号への出資受付
第1号物件の詳細
<以下引用>
所在地: 名古屋市中村区
構造: 木造アパート1棟(8室)
竣工月: 2009年2月
出資総額: 6,400万円
募集金額: 4,480万円
1口出資額: 10万円
募集口数: 448口
予定分配率: 5%(税引前)
※分配率5%は確定したものではありません
申込手数料: なし
途中解約: 可能
※但し、利益分配金は下記計算期間末日の出資者に支払われます。
解約手数料: なし
利益計算期間
第1回 2016年8月1日 ~ 9月30日
第2回 2016年10月1日 ~ 12月31日
第3回 2017年1月1日 ~ 3月31日
第4回 2017年4月1日 ~ 6月30日
<引用終わり>
運用期間は11ヶ月ということでしょうか。
やはり、「途中解約が可能」というのが他のソーシャルレンディングと違う大きな特徴のようです。
予定分配率5%というのは他と比べてあまり高いとは言えませんが、途中解約がどのような仕組みとなっているのか興味があるので、10万円出資してみようと考えています。
また、投資家向けセミナーも開かれるそうなので、是非参加したいと思います。
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前回のインタビューの続きです。
―家賃収納代行案件については担保がなかったが、あまり担保は重視していないということか
家賃収納代行についてはスキーム上安全性が高いと判断した。
毎回担保等で保全を図りたいと思うが、必ずしも借手側が担保を提供できない場合がある。
担保がなくても、貸出の仕組みや財務面の精査でリスクの軽減を図ることはできると考えている。
―借り手となる事業会社はどのように募集しているのか
会計士・税理士などからの紹介が多い。そうした方々は長期にわたって企業の内情をよく知っており、事業会社に対しての信頼性はその時点である程度担保されている。
お金を借りたい企業はたくさんあるが、実際に案件化できる企業はそのうちの一部である。
しっかりした会社でも、あまり金利が高いと借りられない。しかし、5%の金利だと、現状では投資家からの資金が集まらないのではないか。
不動産業界では担保付で利回り9%というのはありえると思うが、その他の業界では、3~5%でも十分に高い金利である。 どのくらいの金利水準が適切なのか手探りしている状態。
―自らがコンサルティングを手掛けた企業に対して貸出を行うということもあるか。
多数の会社をコンサルティングしていないので、対象は少ない。手掛けた企業に関しては現在需要がないとのこと。
いままで構築した企業のネットワークを生かしたいと考えているが、現在は時間がなくてなかなか各社に説明できていない。
案件を組成するのは個別対応になっており、手間がかかっているが、今後はもっと仕組み化を実現したいと考えている。
―現在はどの程度手数料、利ざやをとっているのか
これまで募集した案件は、投資家へアピールするため、ほとんど手数料は取っていない。
スマートレンドの経営を軌道に乗せるためには手数料を4~5%にしたい。
利ざやのビジネスモデルなので、大きく儲けることは考えていない。それよりも面白い案件を多く紹介したい。
―今後はどういった案件を予定しているか
不動産開発、観光協会などへの融資を検討している。
もともとモノづくりの企業に興味があり応援したいと考えていたが、このサービスでは、メーカーに限らず、幅広い業種を対象として考えている。それによって本当の意味の分散投資ができる。
当面は、3か月~6か月といった短期の資金需要にこたえ実績を積みたい。
2~3年の長期の貸し出しは、現時点では投資家からの需要が少なく難しいと考えている。
また、もっと多くの投資家からの資金を集めることも重要になってくると考えている。
―いずれは大企業にも貸したいとのことだが、大企業は銀行などから借りられるのでは
日本に進出している外資系企業は、本国では有名でも、日本ではなかなか銀行から借りられないケースも多い。
投資家から3%でお金を集められれば、そうした企業に5%程度で貸すこともできると思う。
―貸出金額の目標は
まず年間で20億円くらいは目指したい。
―財務諸表の公開・外部の監査を受ける予定は
財務諸表の公開、外部の監査については、現時点では未定。
―株式公開の予定は
現在のところ特にない。
ソーシャルレンディング企業はもともと投資家の資金を元に事業を行うモデルであり、上場による資金調達はメリットを感じない。
―投資家にアピールしたい点は
日本の中小企業を投資家の皆さんと一緒に支えていくという構造にできたらよい。
中小企業が大手の金融機関に頼らずに自立できるような資金調達手段の一つとしてサポートできるようにしたい。また投資家にもさまざまな業種に対して投資をすることができ、銀行預金よりも高い金利で、企業を支え、共に成長していることを実感してほしい。
そのためにソーシャルレンディングという形にこだわりたい。大口の投資家よりも、多くの小口の投資家の支持が得られるようにしたい。
以上
次回は、「サービス会社紹介 「maneo」「SBIソーシャルレンディング」」の予定です。



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