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「スマートレンド」代表者インタビュー(1)

「スマートレンド」代表の栁澤修氏にインタビューさせていただきました。

スマートレンド写真

■インタビュー実施日
2016年5月17日

■インタビュー内容
―柳澤氏は、はじめアメリカの会計事務所に勤務し、その後ゼネラル・エレクトリック社の監査部門や日本インテルで執行役員・CFOを務められたとのこと。
大変素晴らしい経歴だが、なぜ敢えて退職・独立したのか。


私は3年前に退職し、独立・起業した。当時40歳くらいだった。
退職の際にはさまざまな会社からオファーがあったが、違う会社に入って同じような財務・経営戦略などの業務に従事しても、やることが想像できてチャレンジを感じなかった。これまでとは全く違うことをやってみたかった。
自分のこれまで培った知識・スキルとネットワークでもっとダイナミックなことや、自分で何ができるか試してみたかった。

―サービス開始の経緯は

独立して中小企業へのコンサルタントを手掛けた。
その中で、資金需要にこたえることが重要だと強く感じた。
中小企業を支えるような銀行・ノンバンクは少なく、リーマンショック後はさらにその傾向が強まっている。また、金融円滑化法が終わり、多くの会社が倒産すると言われていた。
特に、中小のメーカーで、優れた技術を持っており海外などからの引き合いがあっても、親会社があまりそれを生かし切れていないといったケースが多い。
私は、もともと金融にはそれほど興味はなく、モノづくりに興味があった。
中小企業ファンドのようなものは多いが、資本参加する形態には抵抗感が多いが、融資であれば窓口をもっと広められると感じた。
そうした中、知人を通じてmaneoの瀧本氏と知り合い、ソーシャルレンディング事業を知った。瀧本氏と直接話し、提携してサービス開始することを決め、去年会社を設立した。

スマートレンドでは、これまで銀行やノンバンクで借りられなかった会社にも貸したい。
最初はソーシャルレンディングで、徐々に会社の信用力が上がれば銀行に移ってもらって構わない。
そうした橋渡しをしたい。

―柳澤氏自身は、貸金業・金融業の経験はあるのか

ゼネラル・エレクトリック社にいたときには、財務部門として、リース事業(貸金業)で大型案件組成に携わったことがある。
ただ、事業者金融の貸金業は初めてで、経験はない。

―現在の投資家数は

現在のところ400人くらい。
開始1か月としては、よいペースだと考えている

―現在の社員数は

スマートレンドにかかわる社員メンバーは5人。
その中には以前貸金業にいたメンバーも多い。

―会社の主な出資者は

主な株主は、事業投資をしている関連企業である。

―どのようにして貸金業免許を得たのか

時間はかかったが、とてもスムーズに認可が下りた。10月末月に会社を作り、1月末には許可が得られた。

―第1号案件である家賃保証会社への融資はどういった仕組みか。

融資先は、家賃保証・家賃収納代行をメインでやっている会社。
家賃保証とは、年配者や外国人など、部屋を借りる際に連帯保証者が付けられない人に対して、保証料をとって連帯保証をするというサービス。家賃の収納と大家への支払いの代行も行っている。
ただ、ゴールデンウィークや年末年始などの連休中は、銀行が営業していないため、家賃の収納よりも支払が先行する場合がある。その資金はこれまで会社が立て替えていたが、その資金を融資するという案件だった。
この会社とは紹介で知り合った。

―香港の消費者金融への融資案件はどういった仕組みか。

借り手は香港の企業だが、資本は日本で、社長も日本人。すでに5年ほど営業しており、経営は安定している。
ただ、日本や香港の銀行からはなかなか資金を借りられない。
この企業とも紹介で知り合った。自己資本率が90%と、大変手堅い会社である。

当社は借り手に対して円で貸しており、円で返してもらうため、為替リスクはない。為替ヘッジは借り手の側で行っている。

今回4000万円ほど融資したが、借り手としてはトータル10億くらい借りたいとのことなので、今後も継続していく予定。
ただ、ヨーロッパ系のソーシャルレンディングなどから借りるという話もあるらしい。そちらはより低い金利で貸す可能性があり、そうするとこちらの金利も下げる必要がある。
今回は6~7%で募集したが、満額にはならなかった。今後もこの金利でお金を集められるかが課題となる。
香港には今の時点では本格的なソーシャルレンディングはないと聞いているが、外国のソーシャルレンディングが進出してきている。海外で戦うのは、金利の面での競争が厳しい。
 
(次回に続く)










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中田健介(けにごろう)

Author:中田健介(けにごろう)
IT系企業に勤務しています。
2010年からソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)での資産運用を開始しました。
自分の運用実績、各社のサービス内容比較、業界の最新トピックなどを毎週2回(水・土)発信しています。

■著書
2015年3月7日にぱる出版より著書「年利7%!今こそ「金利」で資産を殖やしなさい!~日本初!融資型クラウドファンディング投資の解説書」を発売しました。
是非よろしくお願いいたします。

■興味のあるもの
 ・投資(これまでに実施したことがあるのは、投資信託・国債・FX・株式などです。)

■ソーシャルレンディングについて
 maneo・AQUSHとも2010年から始めました。
 ソーシャルレンディングは将来性のあるビジネスモデルです。自分も微力ながらこのブログを通じて知名度の向上に努めたいと思っています。

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