サービス事業者紹介 「LCレンディング」「ガイアファンディング」
- 2016/06/08
- 05:00
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クラウドバンク

(以下メールより引用)
<優待プログラム 概要>
期間内に300万円以上投資いただきますと、実質的に年利1%アップするのと同様のキャッシュバックが得られる『限定優待ファンド』にご招待いたします。
期間 : 2016/5/31~2016/6/9
※この期間を過ぎますと年利1%分のキャッシュバックを得られる限定優待ファンドへのご参加が不可となります。
対象 : このメールを受け取られたお客様で、対象期間内に下記ファンドヘ300万円以上のご投資をいただいた方
・上場企業事業拡大支援ファンド3号 募集期間:2016/5/30~2016/6/9
・上場企業事業拡大支援ファンド4号 募集期間:2016/5/30~2016/6/9
・中小企業支援型ローンファンド158号 募集期間:2016/5/30~2016/6/9
内容 : 年利1%分をキャッシュバックする『限定優待ファンド』へご招待
※限定優待ファンドへのご招待は6月10日以降にメールにて行います。
キャッシュバックの方法 : 毎月の分配金、償還金と合わせてキャッシュバック額を分割してお支払いいたします。
大口投資家を優遇し、効率的に資金を集めようという試みのようです。
投資信託などでも大口の方が手数料が安くなるといったことはよくあり、大口が優遇されるのは普通のことと思います。
「投資額300万円以上」というハードルは私にとっては高く、エントリーは難しいのですが、「限定優待ファンド」の内容は非常に気になります。
資金に余裕のある方は投資を検討されてはいかがでしょうか。
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ガイアファンディングが初めてハワイの案件の募集を開始しました。
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ガイアファンディング
<案件概要>
ガイアアロハローンファンド1号
・年利:10.00%
・運用期間:10ヶ月
・物件所在地:ハワイ州オアフ島ノースショア地域
条件もなかなか良いようです。
2件の中古住宅を移設するという計画で、完成後の予定評価額は1億6800万円とのこと。
1件あたり8000万円ほどと、かなりの高級住宅のようです。ハワイでは普通なのでしょうか。

とてもきれいなところですね。
機会があればぜひ行ってみたいと思います。
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前回に引き続きサービス事業者を紹介します。
今回は、「LCレンディング」「ガイアファンディング」 です。

サービス名 | LCレンディング |
運営会社 | 株式会社LCレンディング |
サービス開始時期 | 2015年7月 |
貸出金額実績(2015年) | 26.7億円(5位) |
利回り | 5~7% |
主な投資対象 | 不動産事業者 |
貸倒率実績 (金額ベース・2016年5月時点・サービス開始以来累計) | 0% |
リンク | LCレンディング |
キャッチコピー(※) | 借り手はJASDAQ上場ロジコムだから安心! 商業不動産で手堅く稼ぐ |
(※)キャッチコピーは私が勝手に考えたものです。 |
LCレンディングは、JASDAQ上場企業でもある株式会社ロジコムの100%子会社です。
ロジコムは半世紀近くに渡り商業不動産の投資・運営を手掛けてきた会社であり、目利き力・運営力には自信を持っています。
ロジコムは従来、不動産物件取得時の資金の70%~80%程度を銀行融資でまかなっており、残りはノンバンクなどから借り入れていましたが、より柔軟に資金調達を行うためmaneoと提携してLCレンディングを立ち上げました。
LCレンディングのシステムと投資家募集や管理といった運営業務はmaneoが提供しています。
maneoはソーシャルレンディングのすそ野を広げるために他社へのサービス提供をいくつも手掛けていますが、その第1号がLCレンディングです。
LCレンディングの貸出先は、原則として全てロジコム関連のSPC(特別目的会社)です。
また、案件によってはロジコムの保証付きのものもあり、運営会社および貸出先の信頼度は高いと考えられます。
LCレンディングは不動産投資型のソーシャルレンディングですが、特に食品スーパーやドラッグストアのような生活必需品を取り扱う店舗を含むショッピングセンターや駅ビルといった商業不動産に特化しているのが特徴です。
社長の山中氏によると、こうした施設ではテナントと10年以上の長期契約を結ぶことが多く、短期的な不動産市場の価格変動にあまり左右されないため、キャッシュフローの安定性は高いとのことです。
首都圏だけでなく地方の商業施設もターゲットとしています。
2015年の貸出額は26.7億円と業界5位の規模です。
なお、2016年5月現在、貸倒れはまだ発生していません。
サービス名 | ガイアファンディング |
運営会社 | ガイアファンディング株式会社 |
サービス開始時期 | 2015年10月 |
貸出金額実績(2015年) | 4.0億円(6位) |
利回り | 8~10% |
主な投資対象 | 米国不動産事業者 |
貸倒率実績 (金額ベース・2016年5月時点・サービス開始以来累計) | 0% |
リンク | ガイアファンディング |
キャッチコピー(※) | 低金利に悩む日本の投資家を救う黒船! |
(※)キャッチコピーは私が勝手に考えたものです。 |
ガイアファンディングは、アメリカの不動産開発を対象とするソーシャルレンディングです。
代表のケルビン氏、真鍋氏は、いずれも元々アメリカで不動産ファンドを手掛けていました。
しかし、ケルビン氏によると、アメリカでは、こうした不動産投資ファンドなどに投資するには、100万ドル以上の純資産を持つ投資家でないとならないといった規制があり、個人からお金を集めるのが難しいとのことです。
そこで資金調達先として金利の低い日本に注目し、証券会社や機関投資家などの提携先を探していたところ、maneoを知り、提携・サービス開始に至りました。
LCレンディングと同じく、ガイアファンディングのシステムと投資家募集や管理といった運営業務はmaneoが提供しています。
ガイアファンディングの借り手は、戸建住宅のリフォームや土地開発を手掛けるアメリカの不動産開発業者です。
借り手が土地や中古の住宅を取得し、戸建開発やリフォームなどを行ったうえで転売するための資金を提供しています。
ただし、ガイアファンディングは単に資金を貸すだけでなく、自ら不動産開発にも直接関与・指導し、開発成功時には売却益の一部を得ています。
また、ガイアファンディングでは不動産開発のリスクに対して、以下の対策をとっています。
・価値が上がると見込まれる地域で、12%以上の利益が見込める物件にのみ投資する。
・不動産価値の最大70%までしか融資しない。
・6ヶ月~18か月程度の短期の案件にのみ投資する。
・施行業者への代金支払いは、工事の進行度合いに応じて行う。
ガイアファンディングの利回りは8~10%と比較的高いのが特徴です。
なお、ガイアファンディングは海外への投資ではありますが、自ら為替ヘッジを行っており、投資家は為替リスクを負わない仕組みとなっています。
2015年の貸出額は4.0億円と業界6位の規模です。
なお、2016年5月現在、貸倒れはまだ発生していません。
次回は、サービス事業者紹介 「クラウドクレジット」「オーナーズブック」の予定です。
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