今からソーシャルレンディングを始めたいけど、どこで始めたらいいの?という方へ
- 2016/05/14
- 05:00
今からソーシャルレンディングを始める方は、
「たくさんありすぎて、どこを選んだらいいかわからん」
という状況に陥ってしまうのではないかと思います。
そうした方を対象に、ソーシャルレンディングサービスを選ぶ際に参考となるよう、一覧にまとめてみました。
サービスを選択するうえで重要な要素は、やはり「安全性」と「利回り」の2つでしょう。
ただ、安全性を客観的に評価するのはなかなか難しいところです。
普通に考えれば「貸倒れ発生率」が最も適切な評価基準になると思いますが、現状ではほとんどのサービスでまだ貸倒れが起きておらず、比較できません。
また、サービス会社自体の経営の安全性を評価しようとしても、財務諸表を公開していないサービス会社が多く、これも難しいです。
したがって、現時点では、安全性の指標としては「年間貸出額」を選ぶのが最も妥当かと思います。
各サービスとも貸倒れ率にほとんど差がないのであれば、より多くの貸出実績があるサービスほど安全性が高いと考えられます。
こうした観点から、2015年の貸出額と、利回り水準を一覧にしたのが以下の表です。
(ただし、サービス開始時期が2015年までのサービスのみ記載しており、2016年に開始したものは記載していません。)

この表を参考に、御自分にあったサービスを選択していただければと思います。
例えば、あくまで利回り重視であれば、利回り最大15%のクラウドクレジットや、12%のトラストレンディング、11%のラッキーバンクなどを選ぶとよいでしょう。
また、最初はやはり実績ある安全なサービスを選びたい、というのであれば、何といっても最大手のmaneoや、貸出額2位でSBIグループでもあるSBIソーシャルレンディング、3位で証券会社であるクラウドバンクなどが選択肢に入ってくると思います。
もちろん、選択の基準はこの2つだけではなく、「投資対象が何か」「不動産などの担保があるか」「上場企業のグループ会社であるか」など他にもいろいろありますので、実際に投資する際にはそうした点についても確認してから決めると良いと思います。
とはいえ、やはり1つのサービス会社ですべての資金を運用するのは、事業者が破綻した場合のリスクを考えるとあまりお勧めできません。
複数のサービス会社に口座を開設し、リスク分散するほうが望ましいのは確かです。
最初は1社から始めてみて、出資額を増やす場合には複数の会社に資金を分散していくようにしたほうがよいでしょう。
次回は、「みんなのクレジット」代表者インタビューです。



