maneoが元本の一部保証付き商品を開始予定・新たなクラウドファンディングサービス「TATERU FUNDING」が準備中
- 2016/05/07
- 05:00
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maneo瀧本氏ブログ
<以下引用>
そこで、初級者コースの案件として、
私共が確実性が高いと考えている案件を組み合わせ、元本の80%を保証する。
リスクが元本のうちの2割(20%)に限定されている商品を作れば、、
2割をリスクに晒して、配当の数%を取りに行くことになり、「アリ」なんですね。
今までデフォルトはないからどれに投資しても同じ、という考え方もありながら、
それでも安心度の高いものから始めよう・・・。となるわけですね。
というわけで、「初級者コース」の商品を今、作成しています。
ゴールデンウィーク明けの中旬には、募集を開始できると思います。
元本の80%までは保証会社によって保証されていて、
利回りよりも「安心感」を追求した「初級者コースの案件」です。
<引用終わり>
元本の一部(例えば80%など)を保証会社が保証している案件を、5月中旬から募集予定とのことです。
通常の案件よりもデフォルトのリスクは低く、より安全性を求める投資家のニーズにマッチしたものとなるかもしれません。
GMOクリック証券から今後誘導される新規ユーザー層をにらんでの対応かと思います。
これまでに、保証会社が返済を保証するサービスとしては、AQUSHの保証会社不動産担保ローンファンドがありました。
株式会社日本保証・株式会社アサックスが返済を保証することで通常のローンよりも安全性を高めたサービスでしたが、保証料として1.5%がかかり、実質的な利回りが2.5%と非常に低かったためか、あまり投資家からの人気は高くありませんでした。
2012年からスタートしたサービスですが、現在ではほとんど募集されていません。
maneoの保証付き商品でも、保証料がかかる分当然利回りは通常の案件よりも低くなると考えられます。
どの程度の利回りとなるのかに注目したいと思います。
個人的には、もし利回り3~4%程度であった場合、保証付きでもあまり投資したいとは思いません。
5~6%程度であれば、状況によっては投資してみたいと思います。
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新たなクラウドファンディングサービス「TATERU FUNDING」のサイトが開設され、現在開始準備中です。
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サービス開始時期は未定で、2016年度中に出資者募集開始予定とのことです。
運営会社は東証マザーズ上場の株式会社インベスターズクラウドです。
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インベスターズクラウドは、オンライン上での土地マッチングからデザインアパートの提案・建築・賃貸管理をワンストップで提供するアパート投資トータルサービス「TATERU」などを手掛けている企業で、2006年創業で資本金約6億、従業員約200名とかなりの規模です。
サービス開始の経緯は以下の通りです。
<以下引用>
当社では、“アプリではじめるアパート経営「TATERU」”の開発・運営をしておりますが、2015年度の「TATERU」会員登録増加数は11,094名、さらにアパート投資の成約数では2014年度と比較して1.5倍と、個人投資家のアパート経営に対する意欲は増加傾向にあると言えます。
この度、新事業として立ち上げた「TATERU FUNDING」では、10万円から始められる少額不動産投資サービスを提供することで、不動産投資の間口を広げ、さらなる会員数の獲得と実物資産としてのアパート経営へのステップアップを支援してまいります。
「TATERU FUNDING」の特徴として、以下4点が挙げられています。
<以下引用>
1.10万円からの少額投資
2.安定した収益性の高い商品
本商品は、上場株式や上場REITのように、日々価格が変動する中で取引されるものではありません。そのため、投資額の変動率は上場株式や上場REITと比較すると一般的に低くなります。収益性については、元本に対し予想分配率を年5%(税引前)と予定しております。
3.換金性の高さ
「TATERU FUNDING」では、営業者である当社の承諾を受けることにより、出資金の返還を受けること、また、お客様ご自身で第三者へ譲渡することも可能です。
4.運用資産
「TATERU FUNDING」は、全国13都市の新築アパートを中心に、民泊物件や海外不動産を運用資産に組み入れていきます。第一号物件は2016年度中に募集を開始する予定です。
特に注目したいのは、「3.換金性の高さ」です。
TATERU FUNDINGでは、投資期間中でも、希望すれば事業者から出資金の返還を受けたり、第3者へ譲渡することも可能とのこと。
既存の融資型クラウドファンディングサービスではいずれも、基本的に投資期間は事前に決まっており、それが経過しない限り出資金は返ってこないという仕組みでしたが、このTATERU FUNDINGは途中でも希望すれば出資金が返ってくるとのことですので、大きな違いであると言えます。
期間途中での返還や第3者への譲渡の場合に出資金が全額返ってくるのか、それとも一部だけなのか、は気になりますが、少なくともそうした選択肢が用意されているということは投資家にとってはメリットと言えるでしょう。
投資対象は全国13都市の新築アパート、民泊物件や海外不動産で、それらからの家賃収入が分配金の原資となる仕組みです。
LCレンディングやオーナーズブックなどと近い仕組みのようです。(LCレンディング・オーナーズブックとも住宅よりも商業不動産が中心ですが)
また、不動産投資ではありますが、LCレンディングやラッキーバンクなどとは若干異なり、クラウドファンディングを優先出資としているようです。

LCレンディングやラッキーバンクなど既存の不動産投資ファンドでは、銀行借り入れを優先出資とし、クラウドファンディングを劣後出資(メザニンなど)としているパターンが多いのですが、TATERU FUNDINGではそもそも銀行借り入れを使用しないということのようです。
TATERU FUNDINGの仕組みでは、既存の不動産投資ファンドに比べて、投資家にとってはローリスク・ローリターンとなると考えられます。(仕組みだけ見れば)
また、TATERU FUNDINGは、「不動産特定共同事業」の位置づけで、貸金業や金融取引事業ではないようです。
不動産特定共同事業法に基づく不動産ファンドは、UBIなども手掛けています。
細かい点はいろいろと気になりますが、今後とも注目していきたいと思います。
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またさらに新たなサービスがスタートしました。
「みんなのクレジット」です。
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みんなのクレジット
運営会社は「株式会社みんなのクレジット」で、貸金業・金融商品取引業者の免許とも取得済みです。
仕組みの説明を見たところ、一般的なソーシャルレンディングのスキームのようです。
4月8日からサービス開始しており、すでに4件のファンドを募集中です。

第1号案件の募集条件は以下の通りです。
【みんなのクレジット開設記念】第1回中小企業支援ローンファンド
・利回り:8.8%
・運用期間:14ヶ月(一括返済)
・保証:代表者連帯保証あり
・担保:有価証券
・融資対象:「様々な企業へのファイナンス提供を行っている企業」への運用資金
なかなか好条件のようですが、投資先企業や案件の情報が非常に少ないところがやや気になります。
現在口座開設キャンペーン中です。
『5月中に口座開設』
『10万円以上の投資実行』
の条件を満たした方に、3000円のキャッシュバックがあるとのこと。
私もさっそく口座開設の手続きを済ませました。
また今後投資を開始したらお知らせします。
次回は、「ソーシャルレンディングサービス2015年貸出額ランキング・シェア」の予定です。




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