ブラジル国債投資実績~現時点の評価額は約50%に
- 2016/05/04
- 05:00
私は、2012年より「ブラジル国債」に投資しています。三京証券を通じて国債を購入しています。
きっかけは確か投資雑誌の記事だったと思います。
ブラジル国債は10%以上という非常な高金利で知られており、そこに惹かれて投資を始めました。
債券自体の下落リスクと為替リスクがありますが、10%の利回りなので、一時的に損することがあっても、長期に渡って保有し続ければ元は取れると踏んでいました。
2012年から今年にかけて毎年数万レアルずつ購入してきました。
「2028年満期の債券」と「2021年満期国内債」の2種類に投資しています。
現時点での利回りはそれぞれ以下の通りです。(配当金分配は年2回(1月・7月))
2028年満期 | 11.05% |
2021年満期国内債 | 11.14% |
さて、現時点での投資実績はというと、以下の通りです。

投資総額5,416,646円に対して、現時点での評価額は2,817,613円と、ほぼ半分になってしまっています。
ただ、この5年間で得た配当金もあります。
その金額は、合計1,027,623円です。
購入年 | 購入額(レアル) | 配当金(円) | |
年次 | 累計 | ||
2012 | 40000 | 40000 | 81,940 |
2013 | 20000 | 60000 | 226,233 |
2014 | 20000 | 80000 | 276,139 |
2015 | 10000 | 90000 | 336,346 |
2016 | 20000 | 110000 | 106,965 |
(合計) | 1,027,623 |
この配当金を考慮に入れても、ほぼマイナス30%で、やはり惨憺たる結果です。
損失の一番の要因は、ブラジルレアル安です。

2012年から2013年にかけて1レアル=40円~50円程度だったのが、現在は30円ほどに下がっています。
ブラジルは資源国なので、原油安の影響を大きく受けているようです。
今後、仮にこれ以上債券価格・為替が下がることがなかったとしても、分配金でこの損失を取り戻すには5年以上かかることになります。
利回り10%の債券であっても、やはり為替変動に勝つのは難しいようです。
今後どうなることかわかりませんが、しばらくは持ち続けることにしようと考えています。
やはり私にはソーシャルレンディングの方が向いているようです。
次回は「新たなクラウドファンディングサービス「TATERU FUNDING」が準備中」の予定です。




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