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LCレンディング小山氏が本を出版されました。LC運用状況(2015年12月~2016年3月)

LCレンディング取締役の小山 努氏が本を出版されました。



「ローリスクで年利7% 1万円から始める不動産ファンド投資」

早速読んでみました。

<概要>
著者の小山氏はLCパートナーズ 代表取締役/最高責任者で、LCレンディングの取締役でもあります。
ロンドン大学卒業。ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン大学院にて建築経済・経営学修士(MSc)取得。一級建築士。
不動産投資に10年以上携わった後、大手シンクタンクにて調査分析のコンサルティング業務を経験。
その後、大手独立系アセットマネジメント会社において、私募ファンドやリートの新規上場で中心的な役割を果たしたという、大変立派な経歴の持ち主です。

各章の概要および特に印象に残った箇所は以下の通りです。

第1章
給与は上がらない、低金利、年金不安、インフレ、増税
⇒資産運用しないと将来は暗い。

第2章
定年後に必要なお金は夫婦で9000万円。
個人ができる投資として思いつく、株式、国債、投資信託、REITについて詳しく説明
⇒いずれも市場変動リスクがあるため、投資初心者には向かない
(ここまでで70ページほどを費やしており、次の章で本書のテーマである「不動産ファンド」がようやく登場します。)

第3章
市場変動リスクのない商品として、「不動産ファンド(私募ファンド)」がある。

以下、私募ファンドの説明
・REITとは違い、市場に上場されていないため価格変動がない。
・利回りが比較的高く、6~10%程度。
・これまでは機関投資家などプロ向けで、個人投資家が投資するのは難しかったが、クラウドファンディングの登場によりそれが可能となった。
・私募ファンドが保有する資産額はオフィスが最も多く、住宅、商業施設などが続く。
・私募ファンドの市場規模は15.1兆円で、REITの13.5兆円を上回っている。
・私募ファンドを組成する際には、投資ビークル(不動産を保有する主体、合同会社やSPCなど)と、一般社団法人(株式または持ち分を保有する)を設立する。
・私募ファンドでは、多くの場合銀行借入も併用してレバレッジをかけている。

第4章
詐欺的な不動産ファンドを避けるためのポイント
・運営業者が金融商品取引業、投資運用業、投資助言・代理業、総合不動産投資顧問業の業者としてきちんと登録されているか。
・販売業者が金融商品取引業者か
電話勧誘を行っていないか
 (私募ファンドは勧誘する投資家数が500人未満である必要があるため、一般の人に電話で勧誘することはありえない。

第5章
不動産ファンド投資で得た利益をハイリスク投資に回すのが短期間での資産形成を実現するカギ


<感想>
一般の投資家にはなじみの薄い不動産私募ファンドについてわかりやすく説明されています。
私自身、REITなどのファンドとクラウドファンディングで扱う不動産ファンドとの違いはあまりよくわかっていませんでしたが、法律上の扱いが異なるのだということが理解できました。

「市場変動リスクがある商品は投資初心者には向かない」というのは、やや極論ではあるとは思いますが、個人的には共感できる主張です。

1点気になったのは、第4章では、ファンドを見極めるポイントとして、「エンジニアリングレポート(不動産リスクの調査報告書)と不動産鑑定評価書の開示を求める」とある点です。
この方法はLCレンディングでは無理だと思われます。(物件情報が非開示のため)

LCレンディングでの投資をされている方にはお勧めです。

*****

LCレンディングの2015年12月~2016年3月の運用状況を報告します。
投資をされている方、検討されている方は参考にしていただければと思います。

<利益について>
■12月
貸出残高50万円に対して、12月の分配金合計は、2,876円(税引き前)でした。
利益率は、6.9%となりました。

■2015年全体
LCレンディングで投資を始めたのは2015年7月ですが、
平均貸出残高50万円に対して、年間での分配金合計は、12,175円(税引き前)でした。
利益率は、4.9%となりました。

■2016年1月
貸出残高50万円に対して、1月の分配金合計は、2,972円(税引き前)でした。
利益率は、7.1%となりました。

■2月
貸出残高50万円に対して、2月の分配金合計は、2,580円(税引き前)でした。
利益率は、6.2%となりました。

<新規貸出について>
期間中新規案件への投資は行いませんでした。

<返済状況について>
2月に以下の案件が完済となりました。
【不動産担保付】ロジコムセレクトファンド5号 超短期型 オープン記念特別配当 (2案件)(7.0%・6ヶ月) ⇒50万円

また、これまでのところ自分の投資したファンドで貸し倒れ・返済遅延は発生していません。

<口座の状況について>
口座の状況は以下の通りです。
LCレンディング実績20160327


<過去の運用実績について>
今年の運用実績は以下の通りです。
LCレンディング運用実績サマリ(2015年)
時期貸出元本純利益
(手数料引後・税引き前)
純利益率
(年利換算)
(純利益/前月度の貸出元本×12)
2015/1--#VALUE!
2015/2--#VALUE!
2015/3--#VALUE!
2015/4--#VALUE!
2015/5--#VALUE!
2015/6--#VALUE!
2015/7500,000 0 #VALUE!
2015/8500,000 0 0.0%
2015/9500,000 3,451 8.3%
2015/10500,000 2,876 6.9%
2015/11500,000 2,972 7.1%
2015/12500,000 2,876 6.9%
(集計)500,000 12,175 4.9%
 ↑貸出元本平均(年間)(A)↑純利益累計(年間)(B)↑純利益率(年間)(B/A)
(各月末時点での数値)
 

LCレンディング運用実績サマリ(2016年)
時期貸出元本純利益
(手数料引後・税引き前)
純利益率
(年利換算)
(純利益/前月度の貸出元本×12)
2016/1500,000 2,972 7.1%
2016/2500,000 2,580 6.2%
2016/30 0 0.0%
2016/4  #DIV/0!
2016/5  #DIV/0!
2016/6  #DIV/0!
2016/7  #DIV/0!
2016/8  #DIV/0!
2016/9  #DIV/0!
2016/10  #DIV/0!
2016/11  #DIV/0!
2016/12  #DIV/0!
(集計)333,333 5,552 6.7%
 ↑貸出元本平均(年間)(A)↑純利益累計(年間)(B)↑純利益率(年間)(B/A)
(各月末時点での数値)





















年利7%!  今こそ「金利」で資産を殖やしなさい!年利7%! 今こそ「金利」で資産を殖やしなさい!
(2015/03/10)
中田健介

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2015年3月10日 ぱる出版より発売されました。 お得なKindle版も出ています。

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中田健介(けにごろう)

Author:中田健介(けにごろう)
IT系企業に勤務しています。
2010年からソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)での資産運用を開始しました。
自分の運用実績、各社のサービス内容比較、業界の最新トピックなどを毎週2回(水・土)発信しています。

■著書
2015年3月7日にぱる出版より著書「年利7%!今こそ「金利」で資産を殖やしなさい!~日本初!融資型クラウドファンディング投資の解説書」を発売しました。
是非よろしくお願いいたします。

■興味のあるもの
 ・投資(これまでに実施したことがあるのは、投資信託・国債・FX・株式などです。)

■ソーシャルレンディングについて
 maneo・AQUSHとも2010年から始めました。
 ソーシャルレンディングは将来性のあるビジネスモデルです。自分も微力ながらこのブログを通じて知名度の向上に努めたいと思っています。

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