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クラウドリースインタビュー(1)

2月にサービス開始した新たな融資型クラウドファンディングサービス「クラウドリース」の武谷社長にインタビューさせていただきました。

■インタビューさせていただいた方
代表取締役 武谷勝法氏

■インタビュー日時
2016年3月9日

■インタビュー内容

―武谷社長の経歴は。
以前は大阪のワキタという建設機器の専門商社に勤務しており、3億円~5億円規模の機器購入をする際はお客様にリースを紹介していた。
そこで、この仕組みは建設機器以外にも応用できると考え、社内で新規事業を立ち上げに
関わった。
飲食店・カラオケ店・パチンコ店などにリースを行う事業が成功し、数年で150名ほどの規模に成長した。
2000年に退職し、ダーウィンを設立した。

―ダーウィン社はこれまでどういった業務を手がけていたのか
ダーウィンは、当初飲食店チェーンを広島中心に展開した。
基本的には順調だったが、人の管理が大変だったりという問題が出てきた。
ある時毎月30万円の赤字が出ている店舗があったが、閉鎖するには1000万円程度かかることがわかった。
そこで、他の飲食店に店舗を又貸しして、黒字にした。

そういった経験を踏まえ、業態を徐々に転換していき、リースや割賦なども手掛けるようになった。
時代に合わせてパートナーやお金の調達先を変えていった。
クライアントは会社員時代は船舶・カラオケなども多かったが、現在は飲食店・パチンコ店が中心。

―maneoとはどういった関係か
私はmaneoの瀧本社長と8年ほど前からつきあいがあり、UBI・maneoとも一緒に仕事をした。
もともと当社ではサービス業に対するファイナンスのサポートをやってきたので、maneoに対してアドバイスをすることもあった。
また、maneoで7億ほど借りたこともある。

―自らクラウドファンディングサービスを立ち上げたのはなぜか
リースなどのサービス拡大に向け、より大規模、柔軟に資金を調達するため、自らクラウドファンディングを立ち上げた。
maneoとしてもプラットフォームを広げていきたいという思惑があり、瀧本さんと思いが一致した。

―サイト上に記載がないが、貸金業免許は取得しているのか
クラウドリースの100%子会社であるクラウドキャピタルが現在貸金業免許を申請中。間もなく認可が下りる。
今までの案件は全て貸金ではなくリースだったので問題ない。
今後は貸金も手掛ける予定。
ソーシャルレンディングという新しい試みでもあり、貸金業免許を取得するのには若干苦労した。
ただ、maneoの実績もあったので、監督官庁より特段大きな指摘はなかった。

―クラウドリースのビジネスモデルはどういったものか
対象となる物件を子会社であるクラウドファンド社で購入し、それを借り手に貸し出す、というモデル。
借り手が必ず一定期間のリース契約を行うという前提で物件を購入する。
例えば、1000万円のパチンコ機器を購入して、毎月定額で12ヶ月貸し出す、といったように、必ずリース期間内で全額回収する。
その物件を再リースや売却できれば、さらに利益が出る。
基本的には損することはない。

―貸金と比べて、リースは借り手にとってどのようなメリットがあるのか
中小企業は銀行以外から資金調達をして借り入れとして計上すると、銀行から「なぜこういうところから借りたのか」と言われたりする場合がある。同じ貸金業なので意識されやすいのだろう。
一方、リースや割賦は借入金としては計上されないので、銀行はあまり気にせず、印象を損ねることがない。
また、貸金とリースでは、与信の基準を変えることもできるし、銀行の資金等を温存できる。
こうした面で、リースは中小企業の多様なニーズにこたえられる。

―リースの資金回収リスクについてはどのような対策をとっているのか
まず、リース物件を必ず担保としている。
また、日々の売上の報告を義務付けたり、日々の売上を担保とする。

パチンコ店の場合、業界には横のつながりがあり、不払いがあると、以降他の仕入先からも一切ものを仕入れられなくなる、という慣習があるので、不払いをしないインセンティブが強い。
また、パチンコ店は、設備投資額が大きいので、夜逃げすることは少ない。
さらにパチンコ機器には中古市場があるので、資金が回収できない場合は物件を売却できる。
新台は通常40万円程度だが、「牙狼」のように人気のある台だと中古市場で定価よりも高い100万円ほどの価格がつくものもある。
パチンコ店は不動産を持っていることもあり、場合によっては、不動産担保をとることもある。
リースの場合も担保をつけることは一般的に行われており、問題ない。

一方飲食店の場合は、不動産を持っていることは少ないが、いざというときは店舗の不動産を又借りし、自ら飲食店を経営して資金を回収することもできる。

―火事や地震、事故などによるリース物件の破損のリスクへの対策は
リース対象には保険をかけるので、火事・地震などで対象物件がなくなっても損することはない。
ただ、利回りに影響するような高額な保険をかけることはない。

―これまでのクラウドリース募集案件の借り手はほとんどD社(ダーウィン)だったが、今後もそうか。
今後は、パチンコ店へのリースの案件や、遊技機ファンドも予定している。
いずれもパチンコ関係、飲食関連企業への融資が中心となる。

(次回に続く)


















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(2015/03/10)
中田健介

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中田健介(けにごろう)

Author:中田健介(けにごろう)
IT系企業に勤務しています。
2010年からソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)での資産運用を開始しました。
自分の運用実績、各社のサービス内容比較、業界の最新トピックなどを毎週2回(水・土)発信しています。

■著書
2015年3月7日にぱる出版より著書「年利7%!今こそ「金利」で資産を殖やしなさい!~日本初!融資型クラウドファンディング投資の解説書」を発売しました。
是非よろしくお願いいたします。

■興味のあるもの
 ・投資(これまでに実施したことがあるのは、投資信託・国債・FX・株式などです。)

■ソーシャルレンディングについて
 maneo・AQUSHとも2010年から始めました。
 ソーシャルレンディングは将来性のあるビジネスモデルです。自分も微力ながらこのブログを通じて知名度の向上に努めたいと思っています。

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