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「エコノミストと考える、ソーシャルレンディング勉強会」に参加しました(1)

2月18日に開催された「エコノミストと考える、ソーシャルレンディング勉強会」に参加しました。
その内容をレポートします。

■主催:
クラウドクレジット

■参加費用:
1,000円

■場所:
東京都千代田区内神田1-15-10 C-Lounge(神田)

■登壇者情報
・崔 真淑 (さい ますみ)
マクロエコノミスト/Good News and Companies 代表
2008年に神戸大学経済学部を卒業し、大和証券SMBC金融証券研究所(現:大和証券)に入社。
当時最年少の女性アナリストとして活躍、NHKなどの主要メディアで経済解説も行う。
2012年に独立し、Good News and Companiesを設立。
経済学を軸に、経済ニュース解説、マクロ経済・資本市場分析を得意とするマクロエコノミスト・コンサルタントとして活動。
BSジャパン、ラジオNIKKEIで経済解説者として出演している。
日経CNBCでは最年少の経済解説者として出演中。
昭和女子大学 現代ビジネス研究所 研究員なども務める。
雑誌やオンラインメディアなどでの連載多数。
2014年より一橋大学大学院 国際企業戦略研究科に在学中。

・田中翔平(たなかしょうへい) 
ラッキーバンク・インベストメント株式会社代表取締役社長

・杉山智行(すぎやまともゆき) 
クラウドクレジット株式会社 代表取締役



参加者は20名ほどでした。

最初、各社の代表者よりサービス内容の簡単な説明がありました。

■ラッキーバンク サービス概要(田中社長)

ラッキーバンクのメリット
 ・少額から投資できる
 ・利回りが高い
 ・市場の動きの影響を受けにくい

デメリット
 ・途中解約できない
 ・利回りが確定でない(期限前返済あり)
 ・元本保証なし
  銀行預金とは異なり、出資契約になるので、貸し倒れや事業者倒産の場合は、元本が保証されない。
  ラッキーバンクでは、不動産担保を付け、万一の場合にも不動産を処分することで返済に充てられるようにしている。

・まずは口座開設を。
 口座開設には4~5日かかる。
 開設していれば、気に入った案件があったとき、すぐに投資できる。

・ユーザ構成
 30代・40代の現役世代が多い。
 年収では、300万円未満の人も14%ほどいる。
 女性は13%ほど。
 ユーザー登録数は、月に100名ほどのペースで、累計1400名ほど。
 月間募集金額は伸びており、累計35億円を突破した。


■クラウドクレジット サービス概要(杉山社長)

・当局の承認を得るのに18か月かかった。

・出資者は伊藤忠やMONEXなど。

・世界の主要なソーシャルレンディングのサービス事業者は、国内の貸付市場に対して貸付するスタイルがほとんど。
 2014年から、外国に対しても展開する会社が出てきた。
 クラウドクレジットは、世界に対して貸付を行う。

・なぜ海外へ貸付を行うのか。
 資金不足国(イギリスなど)では預金が不足している。
 一方、資金余剰国(日本など)では、マイナス金利でも預金が集まってくるが、貸付先が見つけられない。
 これらを結ぶことができれば面白い。

・これまで、ヨーロッパ・ラテンアメリカに貸付した。
 今後はアフリカなどにも出資したい。
 シティバンクのように世界展開する金融機関を目指す。

・ユーザー数を増やすにあたり、オペレーションを強化した。
 12月から本格的にファンドの数を増やしている。
 一人当たり投資額は90万円と、他社と比べると低い。

・海外の市場を投資対象とすると、より幅広い投資が可能。
 海外も投資対象としての安全性が高まっており、先進国・新興国のリスクの差も縮まりつつある。

・ローンは忘れられたアセットクラスだった。
 株式や投資信託のように、日々の相場変動や他人の投資行動に影響されない。
 最近(ここ5年くらい)投資対象として意識され始めたばかりなので、超過収益機会が多い。

・フロンティア市場(アルゼンチン・ミャンマーなど)では、いつ資本が封鎖されるかわからないリスクがある。

・アメリカでも7000万人ほどが銀行とのつながりがないといわれる。
 途上国だと、つながりのある人は1~3割程度。


■日本のマクロ経済の動向について(崔氏)
・UBSの研究によると、富裕層になればなるほど、ローン・債券などのインカムゲイン投資を求めるようになる。
 金融リテラシの高い人ほど、安定的な収益を求める。

・日本では、年金への不安から、現預金から投資への流れができつつあるが、依然として金融資産の4割が現預金である。
 理由の一つは、日本人は不動産を好むためである。特に新築を好む。
 住宅ローンを抱えていると、リスク資産を持つインセンティブ・余裕がない。
 しかし、現在は、特に若い人の間では不動産信仰・新築信仰がうすれつつある。
 そのため、リスク資産へお金がめぐりやすくなっている。
 ソーシャルレンディングも今後伸びるのではないか。

・GDPが縮小しているため、日本の銀行が儲からなくなっている。
 融資先である企業が減っており、また余剰資金を多く持っている。

・バブル崩壊後、銀行貸出の基準が厳しくなり、貸出先のバランスシートが悪いと貸せないようになった。
 そのため、お金を借りたい起業家などに対しては貸せない。
 その点ではソーシャルレンディングに期待している。

・ソーシャルレンディングは日本で始まったばかりなので、十分分析できるだけのデータや指標が少ない。
 しかし、少額ではじめてみるのは悪くないと思う。

・先日、昨年10月-12月GDP成長率が発表された。-1.4%と、非常に悪い数字だった。特に、消費が低調である。
 アベノミクスでも、個人の給料はまだ上がっていない。
 一方、消費増税の影響が出ている。

・先日日銀によりマイナス金利が導入されたが、経済への影響はまだわからない。
 影響があるとしたら、住宅ローンの金利が下がることで家計に余裕ができて、消費が増えるかも知れない。

・スイスはマイナス金利をすでに導入している。
 しかし、一部の銀行では、逆に住宅ローン金利が上がっている。
 銀行が稼げなくなったため。
 マイナス金利にしたからすぐによい影響が出るとは限らない。

(次回に続きます)





LCレンディング








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(2015/03/10)
中田健介

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中田健介(けにごろう)

Author:中田健介(けにごろう)
IT系企業に勤務しています。
2010年からソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)での資産運用を開始しました。
自分の運用実績、各社のサービス内容比較、業界の最新トピックなどを毎週2回(水・土)発信しています。

■著書
2015年3月7日にぱる出版より著書「年利7%!今こそ「金利」で資産を殖やしなさい!~日本初!融資型クラウドファンディング投資の解説書」を発売しました。
是非よろしくお願いいたします。

■興味のあるもの
 ・投資(これまでに実施したことがあるのは、投資信託・国債・FX・株式などです。)

■ソーシャルレンディングについて
 maneo・AQUSHとも2010年から始めました。
 ソーシャルレンディングは将来性のあるビジネスモデルです。自分も微力ながらこのブログを通じて知名度の向上に努めたいと思っています。

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