新たなソーシャルレンディングサービス「J.LENDING」開始。運営会社はJASDAQ上場企業。
- 2015/12/26
- 05:00
↓
J.LENDING
運営会社は株式会社ジャルコで、持ち株会社であるJALCOホールディングス株式会社はJASDAQに上場しています。
上場会社で融資型クラウドファンディングサービスを手掛けるのは、SBIソーシャルレンディング(SBIグループ)と、LCレンディング(ロジコムグループ・JASDAQ上場)に続き3社目です。
当然ながら貸金業者・金融商品取引業者2種の免許は取得しています。
サービス概要は以下の通りです。(サイトの画面イメージより一部引用)

これを見る限り、他の融資型クラウドファンディングサービスと比べてそれほど違いはないようです。
ただ、最低投資額が50万円というのはやや高めです。
また、FAQを見たところ、
「貸付の対象は、日本国内で事業を営む事業者(原則は法人ですが、個人の場合もあります)です。」
と記載があり、個人への貸付もあり得るとのことです。
また、同じくFAQによると、借り手の覆面化・複数化は行うそうです。
12月11日から第1号案件の募集を開始しています。
その内容は以下の通りです。
<以下引用>
募集総額:2億円
構成案件数:2案件
予定利回り年率: 6.00%
最低投資金額:50万円以上 (10万円単位)
案件①
【事業者A社向け第1弾】 不動産担保ローン
借り手:パチンコホールを運営する企業
貸付金額 1億円
利用期間 6ヶ月
返済方式 期日一括返済方式
月次は利払いのみ
(期日前弁済の可能性も有)
担保 有り(店舗不動産)
保証 有り(代表者連帯保証)
案件②
【事業者B社向け第1弾】 不動産担保ローン
借り手:不動産事業者
貸付金額 1億円
利用期間 6ヶ月
返済方式 期日一括返済方式
月次は利払いのみ (期日前弁済の可能性も有)
担保 有り(不動産)
保証 有り(オーナー連帯保証)
<引用終わり>
年利6%というのは、決して悪くはありませんが、高利回りを売りにするラッキーバンク・トラストレンディング・ガイアファンディングなどと比べるとやや見劣りします。
第1号案件から募集金額2億円というのはかなり大規模ですが、はたして集まるのでしょうか。
上場企業の信用力を背景にどこまで募集金額を伸ばせるか気になります。
個人的には、最低投資金額50万円とハードルが高い割に利回りがそれほど高くないという印象で、とりあえずこの第1号案件については投資を見送ろうと考えています。
株式会社ジャルコは、1956年3月に創業し1978年よりJASDAQに上場しており、かなり歴史のある企業のようです。
業務内容は、
・パチンコホール向けの不動産オフバランス
(店舗物件を購入し、賃貸として貸し出す)
・パチンコホール向けの新規出店用地の取得
・パチンコホール向けの融資
・パチンコホール向けの設備機器の販売
と、いずれもパチンコホール向けです。
J.LENDINGでも、パチンコホール向けの融資が中心となりそうです。
![]() | 年利7%! 今こそ「金利」で資産を殖やしなさい! (2015/03/10) 中田健介 商品詳細を見る |

- 関連記事
-
- J.Lendingインタビュー(2) (2016/01/27)
- 新たなソーシャルレンディングサービス「J.LENDING」開始。運営会社はJASDAQ上場企業。 (2015/12/26)
- J.Lendingインタビュー(1) (2016/01/23)
- J.LENDINGセミナーに参加しました (2019/07/31)