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ミュージックセキュリティーズの投資は「儲かる」のか

購入型・ファンド型クラウドファンディングのミュージックセキュリティーズ(セキュリテ)は、融資型を主なテーマとするこのブログでも時々取り上げています。
ミュージックセキュリティーズでは、投資対象プロジェクトの実績に応じて投資家に対して分配金が支払われます。

もともとミュージックセキュリティーズの投資は利益を目的としたものではなく、投資家もあくまで投資先のプロジェクトを応援したい、という思いで投資をしているのだと思います。
なので、利回りが高いか低いかを論じるのはあまり意味がないとは思いますが、個人的に興味があるので調べてみました。
(※)以下の文中の利回りについては、いずれも年率換算。また、小数点1位で四捨五入。

ミュージックセキュリティーズ利回り実績

■現時点(2015/9/27)で償還済みのファンド数: 118本
ミュージックセキュリティーズのサービス開始は2009年ですが、償還済みのファンド数は意外と少なく、118本でした。

■全ファンドの平均利回り: 0.5%
118本全ての利回りを単純に平均すると、0.5%という結果になりました。
若干プラスといったところです。
なお、ミュージックセキュリティーズでは、ファンドによって特典やサービスが得られるものもありますが、それらの価値は評価しにくいので、利回りには含めていません。

■利回りがプラスとなったファンドの件数:64本
 利回りがマイナスとなったファンドの件数:54本

利回りがプラスになったファンド数とマイナスになったファンド数では、プラスの方がやや多いという結果でした。
利益がプラスになるかマイナスになるかはほぼ五分五分ということになります。

■利回り最高値: 55%
 利回り最低値: -75% 

利回りの最も高かったファンドは、BOLERO-39という音楽ファンドで、55%でした。
音楽CD販売のプロジェクトでしたが、売れ行きが非常に良かったのでしょう。

一方、利回りが最も低かったファンドは、「老舗菓匠の和菓子ファンド」で、-75%でした。
210万円を募集し、2015年1月~3月にかけて運用されました。
プロジェクト計画によると6%の利益を見込んでいたようですが、予定通りにはいかなかったようです。
何があったのかは不明です。

■利回りの高かったファンドの傾向
ベトナムやカンボジアなどに投資するマイクロファイナンス関連のファンドは概ね5%~15%程度の利回りをあげており、比較的手堅いようです。少なくとも利回りがマイナスになったものは見当たりません。
また、音楽ファンドについては、ヒットすれば利回りは高く、20%、30%というものもあります。
一方で、-10%以下のものもあり、当たり外れが大きいようです。
その他のファンドについては、特に明確な傾向はみられませんでした。
少なくとも、募集されているファンドの内容を見て、その利回りを事前に予想するのは非常に難しそうです。

■ファンド利回りの実績(グラフ)
ミュージックセキュリティーズ実績20150922

ほとんどのファンドの利回りは-5%~5%の範囲に収まっており、それ以上、あるいはそれ以下になるケースは少ないと言えます。

繰り返しになりますが、ミュージックセキュリティーズの投資は利益を目的としたものではないと思うので、利回りが高い(あるいは低い)からどうだということはありません。
利回り実績はあくまで参考とお考えください。



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(2015/03/10)
中田健介

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コメント

老舗菓匠の和菓子ファンド

面白いまとめありがとうございます。
「ほとんどのファンドの利回りは-5%~5%の範囲に収まっている」という分析重要かと思います。

さて、コメントを残させていただいたのは、老舗菓匠の和菓子ファンドが-75%のパフォーマンスとなっているのは、3か月というMFのファンドの中では短期の本ファンドを年率換算しているためであり、このような分析で使われるのであれば、-19%という運用損益率で評価されるのが宜しいかと思いました。
それでも、-5%~5%のレンジからは外れていますが、償還までが短いファンドはありがたいので私は1年程度の運用のものを中心に投資しております。
今後とも更新楽しみにしてます!

Re: 老舗菓匠の和菓子ファンド

mutluadaさん
コメントありがとうございました。

確かにこの場合1年未満のファンドの実績は年率換算しないほうが適切かもしれませんね。
ご指摘ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。

> 面白いまとめありがとうございます。
> 「ほとんどのファンドの利回りは-5%~5%の範囲に収まっている」という分析重要かと思います。
>
> さて、コメントを残させていただいたのは、老舗菓匠の和菓子ファンドが-75%のパフォーマンスとなっているのは、3か月というMFのファンドの中では短期の本ファンドを年率換算しているためであり、このような分析で使われるのであれば、-19%という運用損益率で評価されるのが宜しいかと思いました。
> それでも、-5%~5%のレンジからは外れていますが、償還までが短いファンドはありがたいので私は1年程度の運用のものを中心に投資しております。
> 今後とも更新楽しみにしてます!

No title

ミュージックセキュリティーズは
手数料が信じられないほど高いですが、
そちらは考慮されていますでしょうか?
出資3万に対して1710円もとられます。
私は何度か投資しましたが、
手数料がバカらしくて投資対象から外しました。


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Author:中田健介(けにごろう)
IT系企業に勤務しています。
2010年からソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)での資産運用を開始しました。
自分の運用実績、各社のサービス内容比較、業界の最新トピックなどを毎週2回(水・土)発信しています。

■著書
2015年3月7日にぱる出版より著書「年利7%!今こそ「金利」で資産を殖やしなさい!~日本初!融資型クラウドファンディング投資の解説書」を発売しました。
是非よろしくお願いいたします。

■興味のあるもの
 ・投資(これまでに実施したことがあるのは、投資信託・国債・FX・株式などです。)

■ソーシャルレンディングについて
 maneo・AQUSHとも2010年から始めました。
 ソーシャルレンディングは将来性のあるビジネスモデルです。自分も微力ながらこのブログを通じて知名度の向上に努めたいと思っています。

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