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スマートエクイティにインタビューしました

今回もインタビュー記事です。
スマートエクイティを手掛けるAIP証券の澤田社長にインタビューさせていただきました。

20150714スマートエクイティ写真3

―サービス開始の経緯は
弊社は元々不動産証券化やM&Aのアドバイス等の投資銀行業務を手掛けていた。こうした業務とクラウドファンディングとの相乗効果を狙ってサービスを開始した。
従来は少額のファンドを作ることは人件費や間接コストなどの面で難しかった。しかし弊社ではネットを活用することで1000万円程度の規模でもファンドを組成することができる。
弊社は証券会社であるが、一般的な株式や投信は取り扱っていない。これまでは個人向けのビジネスは手掛けていなかったが、今回初めて手掛ける。

―澤田社長の経歴は
これまで証券会社で主にM&Aや証券化など投資銀行業務を手掛けてきた。
2年前に弊社社長に就任した。

―会社の主な出資者は
AIP証券は現在未上場で、出資者は経営者の関係する投資家等が出資している。
まだ具体的ではないが、4年以内をメドに上場したいと考えている。

―AIP証券は一時期UBI株式会社の子会社だったが、子会社化および独立した経緯は
私が入社した2年前はUBIの子会社だった。
まもなくUBI側の方針の変更があり、証券会社を手放すことになったので、MBO(経営陣による買収)で独立することになった。現在は資本関係はない。
一部で言われているようにケンカ別れしたわけではない。

―現在の投資家数は
サービススタートから1ヶ月強で約70名

―スマートエクイティは、サービスの位置付けとしてはソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)なのか
スマートエクイティは融資型ではなく投資型クラウドファンディングである。弊社は貸金業免許は取得していない。
債券、ファンドといった証券会社らしい商品を出していきたい。最初からあまりハイリスクなものは手掛けず、ミドルリスクミドルリターンなものを揃えていく。

―第二種金融取引業の免許を得るのには苦労したか
第二種は今年5月に取得した。取得には半年ほどかかった。
クラウドファンディングサービスに対しては、当局も総論としては応援していると感じる。
ただ、融資型については、現状、金商法上は投資先の情報を詳しく開示することが求められるが、貸金業法上は借り手の情報を公開してはならないと解釈されており、サービスを提供しようとすると矛盾が生じるという問題がある。投資家に対して出来る限り十分な情報を開示して投資してもらうのが金融商品取引法の精神だが、貸金業が邪魔をしてそれが出来ない。弊社はなるべく投資先をバイネームで公開できるようにしたい。
また、弊社は証券会社なので第一種も取得しているが、第一種は特に金融庁の監視が厳しい。

<スリランカ預金ファンドについて>
―なぜスリランカなのか

スリランカは地理的にASEAN諸国とインド経済圏のハブとなる位置にある。
現在観光、貿易、金融の3つが伸びている。
世界遺産など観光資源が豊かで、ホテルやリゾートの開発ラッシュが続いている。
電気、水道などのインフラも充実しており、2009年の内戦終結後は治安もよい。
親日度が高く、日本からの渡航者も増えている。
毎年7~8%の経済成長を遂げている。
人口は2000万人ほどで、平均年収は30万円ほど。
国債の格付けはBBで投資不適格だが、いずれ格上げされて投資適格になるのではないか。

―スリランカの銀行金利はどの程度なのか。
銀行金利は3年定期預金で年利8%ほど。
国が銀行を保護する政策をとっており、これまでのところ銀行が破綻した例はない。
対象の銀行は上場企業であり、財閥系銀行でもあるので破綻のリスクはそれほど高くないと考えている。
なお、預金金利は8%で商品の目標利回りは5%だが、両替コストがかかっているので金利差がそのまま弊社の収益になるわけではない。

―商品に為替リスクはあるのか。
為替リスクはあるが逆にリターンになる可能性もある。
通貨はスリランカルピーで、為替の動きはほぼ米ドルと連動しており、それほど極端な変動はしていない。

―投資期間3年は長く感じるが
短くすることもできるが、通貨の両替コストは期間にかかわらず同じようにかかるため、メリットが少ない。
なお、スリランカ預金ファンドは今後も毎月募集する予定。

―最低投資金額は
最低投資金額は10万円から。
もちろん最初からあまり多額の投資をするのはハードルが高いと思う。資産の10%程度で始めるのがよいのではないか。


<中小企業応援ファンドについて>
―どういった商品か

ファクタリング(債権買取)を専門とする株式会社ワダツミと提携し、中小企業の債権を購入する。ワダツミは債権・企業の審査のノウハウを持っている。
中小企業を応援したいという思いを込めて作った。

―どういった債権に投資するのか
投資対象は中小企業の売掛債権。
金額は1件200-500万程度の債権を購入する想定。債権の回収までの期間は1ヶ月~2ヶ月程度と短期間なので、オペレーションのノウハウが必要。
月に1%~1.5%程度の割引率で購入するので、年利にすると15~18%程度の利回りになる。オペレーションコストやデフォルト率なども見込んで、投資家への目標利回りは7%としている。もし実績が予想を上回ったら一部を投資家にも還元する。なお、債権買取には貸金と違い貸金業法の上限金利の制約はない。
中小企業としては資金の回転率が高まり、成長を早めることができるので、債権買取のニーズは高い。現に営業しなくても買取の依頼がどんどんくる状況。
これまでも債権買取を手掛ける業者はあったが、業者の数は少なく、また割引率が月20%などと高すぎる業者が多かった。弊社が手掛ける月1%程度の割引率であれば互いにメリットがある。
債権は資金が集まった時点で購入する。

―投資先は何社程度か
対象は少なくとも10社以上に分散し、仮に一社が破綻しても他の利回りでカバーできるような形にしたい。

―債権の購入先はどのような企業を想定しているのか
投資先企業の業種や業態は特にこだわらない。


<匠メディカル投資ファンドについて>
―どういった商品か

匠ファンドは既存の投資運用会社が出している実績のある商品であり、それを販売している。

<ソーラーボンドについて>
―どういった商品か

ソーラーボンドは、Kエナジー社の太陽光開発資金を調達する債券。
貸金とは異なり、債券なので借り手や不動産物件の名前を開示できている。
投資家も、CO2削減に貢献できるという実感が持てる商品。
最低投資金額は25万円から

―太陽光開発だと資金を回収するのに時間がかかるのでは
今回は開発資金の募集であり、Kエナジー社のクレジットで返済する予定。

<その他>
―現在の経営状況は

今までは投資銀行業務を中心に事業を行ってきた。前期は特損などもあり赤字。
人員を集めて増資も行い、ようやくスマートエクイティを開始できた。現在社員は7人。
前期は赤字だが、今期は黒字を目指す。

―顧客資産の分別管理はどのように行っているか。
弊社の商品は、ファンドごとにSPC(特別目的会社)を作り倒産隔離しているので、万一資金の募集媒介者である弊社が倒産しても投資家へは影響が及ばない。これは融資型と比べて強み。

―他に類似のサービスを手掛ける会社はあるのか。
既存のソーシャルレンディングとも似ていると言えば似ている。
強いて言えばサービス内容が近いのはクラウドクレジットではないか。小口の債権を手掛けており、為替リスクもある。
また、証券会社という点では日本クラウド証券と近いかもしれない。
ただ、小口の売掛債権に個人が投資する商品は弊社が日本初。

―貸出金額の目標は。
今年度10億円。3年後には年間100億円を目指す。

―財務諸表の公開の予定は
現在は財務諸表をWEB上では公開していない。今後は公開も検討する。

―今後の展望は
新商品のアイデアと、人的なパイプはたくさんある。
国内の金融のニッチで、銀行の手の届かないところに投資できる商品を出したい。

まず、スリランカについては今回は銀行預金だが、今後は企業向けの投資や不動産投資なども出していきたい。
物価上昇率が高いので、利益のあがる可能性は高いと思う。
他の新興国にも力を入れていきたい。

また、国内の不動産担保ローンも具体的な話がある。
国内の不動産は弊社の本業であり、不動産子会社もある為、不動産分野は得意である。
任意売却を手掛ける会社と組んで弊社が資金を集める。任意売却なので価格は低くリスクも低い。
貸金の形式だと借り手や不動産物件の名前は出せないという問題はある。
、債券でやるなら出しても問題ない。

映画などのコンテンツに投資するファンドも考えている。
映画に投資するファンドは過去にもあったが、あまり人気のない作品が多かった。
制作委員会、プロデューサーとのパイプを使い、人気のあるコンテンツに投資できるようにする。

アイデア段階だが、優秀なデイトレーダーなど個人投資家に投資するファンドなどを作っても面白い。

投資家にも、とにかく高い利回りを得たい人もいると思うが、それだけでなく投資先の内容・意義にも興味のある人もいるだろう。
弊社のスタンスとしては、元本・利回りを確保することは大前提として、それだけでなく投資を通じて面白いと感じたり、社会貢献できるような商品を出していきたい。
定期預金や投資信託に投資してもワクワクする人は少ないと思うが、弊社の投資商品は、投資家が参加意識・臨場感を持てるものにしたい。そのためにも、今後動画による情報提供など、より多くの情報を提供していきたい。

(2015年7月14日)


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(2015/03/10)
中田健介

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中田健介(けにごろう)

Author:中田健介(けにごろう)
IT系企業に勤務しています。
2010年からソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)での資産運用を開始しました。
自分の運用実績、各社のサービス内容比較、業界の最新トピックなどを毎週2回(水・土)発信しています。

■著書
2015年3月7日にぱる出版より著書「年利7%!今こそ「金利」で資産を殖やしなさい!~日本初!融資型クラウドファンディング投資の解説書」を発売しました。
是非よろしくお願いいたします。

■興味のあるもの
 ・投資(これまでに実施したことがあるのは、投資信託・国債・FX・株式などです。)

■ソーシャルレンディングについて
 maneo・AQUSHとも2010年から始めました。
 ソーシャルレンディングは将来性のあるビジネスモデルです。自分も微力ながらこのブログを通じて知名度の向上に努めたいと思っています。

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