日本クラウド証券がグローバルタスクフォースと提携し新たなファンドを立ち上げると発表しました。
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クラウドファンディングを用いた「ニッチ産業再編支援&ベンチャー支援」 ~GTFと日本クラウド証券が総額100億円規模でハンズオン共同支援~グローバルタスクフォース株式会社は上場企業の再編・再生やスタートアップの成長支援を行う会社です。
事業内容をみたところ、人材派遣や教育なども手掛けており幅広いようです。
ただ、社員数や資本金などは明記されておらず、会社の規模は良くわかりません。
また、MBA同窓生の支援も行っており、MBAホルダーの日本クラウド証券大前社長とその縁でつながっているのかもしれません。
融資型クラウドファンディングと株式型クラウドファンディングの両方を立ち上げる計画で、規模は総額100億円ほどとのことです。
現時点でクラウドバンクの累計貸出額は40億円ほどなので、それよりもはるかに大きな規模のサービスということになります。また、2015年5月に解禁された
株式型クラウドファンディングを実際に手掛ける初のサービスになるかもしれません。<以下引用>
【支援スキーム概要】
<I型.融資型クラウドファンディング>
1.対象企業:電気・電子、素材・化学、機会・加工関連企業など
2.対象事業:各分野で世界トップシェアを持つニッチ事業
3.支援内容:(1)事業再構築費用
(2)海外販路拡大費用・人材
(3)新規投資費用
(4)戦略的連携先獲得
4.支援規模:総額100億円(※)
<II型.株式型クラウドファンディング>
1.対象企業:スタートアップ・成長産業
2.対象事業:早期に世界市場を狙える事業
3.支援内容:(1)シード ~ アーリー段階の投資
(2)成長追加投資の検討・実施
(3)オープンイノベーション推進
(4)戦略連携先の獲得
(5)CFO・IR支援
4.支援規模:総額100億円(※)
<引用終わり>プレスリリースを読んだ限り、様々な疑問が浮かびます。
・なぜ対象が「電気・電子、素材・化学、機会・加工関連企業」なのか、
・支援内容のトップに記載されているのがなぜ「事業再構築費用」なのか、
・「優れた技術・製品を持つ中堅中小企業」を対象とするとのことだが、技術のレベルを誰がどうやって評価するのか
(クラウド証券、グローバルタスクフォース社にそうしたノウハウがあるのか)
・融資型はクラウドバンクの枠組みで募集されるのか、別のサービスとなるのかいずれ詳細を聞く機会があればぜひ聞いてみたいと思います。
また、この件は2015年6月16日の日経新聞記事「小口投資の新ファンド 日本クラウド証券 中小へ計100億円」としても掲載されており、注目度は高いようです。


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