新たな投資型クラウドファンディングサービス「オーナーズブック」とは
- 2015/05/30
- 05:00
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オーナーズブック
「新たな」といっても、私が知らなかっただけで、実は2014年9月には第一号案件を募集開始していたようです。
現在までに8案件・計1億円ほどが募集されています。
■運営会社
運営会社は、「ロードスターキャピタル株式会社」で、「不動産の自己運用・仲介・コンサルティング等を行っている総合不動産会社」とのことです。
つまり、オーナーズブックは、「不動産会社自身が運営しているクラウドファンディングサービス」ということになります。
これまでにない形態かもしれません(少なくとも日本では)。
■利回り:
これまでに募集された案件は、すべて予定利回り5.0%でした。
不動産担保ローンとしては、maneoやクラウドバンクとほぼ同様の水準と言えます。
■運用期間:
これまでに募集された案件では、運用期間は5ヶ月~10ヶ月の範囲でした。
■担保・保証:
これまでに募集された案件はすべて不動産担保がありました。
■最低投資金額:
1万円からです。
気軽に投資できます。
■手数料:
重要事項説明書に、「お客様が匿名組合員として出資していただくに際し手数料をお支払い頂くことはございませんが、本営業において発生した費用(以下の費用を含みます。)につき、営業者の本営業に係る組合財産から間接的に負担いただくことになります。」
と記載がありましたので、特に手数料はかからないようです。
■投資スキーム:

匿名組合形式をとっているところは他の融資型クラウドファンディングと同様です。
ただ、借り手は運営会社ロードスターキャピタル株式会社自身です。
この形式だと、投資案件を分散する意味があまりないような気がしますが・・・。
(どの案件に投資しても、借り手は同じ会社なので)
資金用途はすべて不動産の取得費用です。
また、これまで募集された案件についてはすべて「メザニンローン」でした。
(今後の案件もそうなのかはわかりませんが)
「メザニンローン」とは、不動産物件などの取得のために資金が必要だが、自己資金と銀行からの融資ではお金が不足する時、追加で借りるローンのことだそうです。
第二種金融商品取引業・助言代理業・宅地建物取引業の免許はありますが、貸金業の免許はないようです。
借り手が自社なので特に貸金業免許は不要と言うことなのでしょうか。
また、
「(※)当初はロードスターキャピタルが保有する物件への貸付型(貸付先はロードスターキャピタル)からスタートし、将来的に投資型をリリースする予定です。」
という気になる記載があります。
今後投資型(ファンド型?)のサービスも手掛けるのかも知れません。
■サービスの特徴:
対象となる不動産の住所や写真が明示されているのが他のサービスとは異なる特徴と言えます。

これなら対象となる不動産を完全に特定することが可能でしょう。
物件の具体的な住所や写真が記載されていないmaneoやクラウドバンク・ラッキーバンクよりも安心できると言えそうです。
5%の利回りは個人的には若干物足りないのですが、とりあえず口座開設は申込しました。
今後もう少し利回りの良い案件が出てきたら投資を検討したいと思います。
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