ソーシャルレンディングでレバレッジをかけてみる(3)
- 2015/01/24
- 05:00
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(前回の記事)ソーシャルレンディングでレバレッジをかけてみる(1)
(前回の記事)ソーシャルレンディングでレバレッジをかけてみる(2)
手続きはかなり面倒でしたが、とりあえず無事野村WEBプラスローン(証券担保ローン)でお金を借りることができました。
改めて、この行為のメリットとリスクについてまとめてみます。
<メリット>
■好条件の案件募集が出てきて、急に資金が必要になった時でも対応できる。
今回、野村WEBプラスローンは借入を申し込んだ翌日には口座にお金が入ることがわかったので、ある程度急な時にも対応できます。
少なくとも、これまでの傾向から、クラウドバンクはキャンペーン案件でも、募集から2,3日は満額になることはなさそうなので、募集が開始されてからすぐに借り入れを申し込めば間に合います。
ただ、maneoは好条件の案件は募集後数分でなくなってしまうのが常なので、募集後に野村WEBプラスローンで借り入れを申し込んでも到底間に合いません。
事前に借りておいて、maneoの口座に入れておいてチャンスを待つしかないでしょう。
その場合、言うまでもなく借入金利はその分余計にかかってしまうことになります。
■投資にレバレッジをかけることができ、実質利回りを高めることができる。
借りたお金で投資をしていることになるので、自己資金以上の額を投資することができます。
ロバートキヨサキ氏の「金持ち父さん 貧乏父さん」にも、「投資にレバレッジをかけろ」と書いてあったような気がします。
(すみません、いま本が手元にないので定かではありませんが)
借入金利よりも高い金利で貸し出せるのであれば、たくさん借りれば借りるだけ多くの分配金が得られるので、実質利回りを高めることができます。
<デメリット・リスク>
■貸倒れ時のリスクは高まる
借金して融資型クラウドファンディングに投資して、万一貸倒れや事業者の倒産が発生した場合、そのお金は返ってきませんが、自分が借りたお金は返さなくてはなりません。
投資資金を失って借金だけ残るという最悪の事態になってしまいます。
高いレバレッジをかける分だけ(より多くのお金を借りる分だけ)リスクは高まることは認識しておく必要があります。
最悪の場合でも借金は返せるよう、借入額のバランスは慎重に検討する必要があるでしょう。
■担保にした証券などの価格下落のリスクがある。
担保にした証券などの価格が下落して、担保評価額が実際に借りているお金の額を下回ってしまうと、その時点で借金の一部を返すか、あるいは追加の担保を差し入れないとならなくなります。
さもないと担保にしている証券を手放さないとならなくなるので、そういう事態を避けたいのであれば、担保評価額の上限近くまでお金を借りずに、借りる額を少なめにしておく必要があります。
■野村ホームトレードは売買手数料が比較的高い
最初から担保にする前提であれば、野村ホームトレードで株式などを購入するのもよいと思いますが、
野村ホームトレードは他のネット証券などと比べて、株式も投資信託の売買手数料もかなり高いようです。
短期的な売買には向かないでしょう。
融資型クラウドファンディングの利回りをより高めたいと考えていて、もし担保になる株式や投資信託を持っている方は、野村WEBプラスローンの活用を検討してみてもよいかもしれません。
→野村WEBプラスローン
ただし、上記のメリット・リスクを踏まえたうえで実施されることをお勧めします。
あと、簡単にお金を借りられるということは、借りたお金をうっかり別の用途に使ってしまう危険もあるということです。
生活費に使ってしまったり、別の投資商品を買ってしまったりしてはまずいのですが、お金に色はないので、
いま使っているお金が借りたお金なのか自分の資金なのかを識別することはできません。
なので、自分なりのルールを決めて野村WEBプラスローンを利用することにしたいと思います。
具体的には、以下のルールを決めて運用することにします。
・野村WEBプラスローンで借りたお金は、融資型クラウドファンディング以外の用途には使用しない。
(例えば野村WEBプラスローンで50万円借りたら、融資型クラウドファンディングの投資金額は50万円増やす。
逆に、融資型クラウドファンディングの投資金額を減らしたときは、その分野村WEBプラスローンの借り入れを減らす。)
