ソーシャルレンディングでレバレッジをかけてみる(2)
- 2015/01/21
- 05:00
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(前回の記事)ソーシャルレンディングでレバレッジをかけてみる(1)
野村証券の証券担保ローン「WEBプラスローン」でお金を借りるためには、かなりいろいろと手続きが必要でした。
まず野村証券の「野村ホームトレード」に証券口座を開設しなくてはなりません。
野村証券には、「野村ホームトレード」の他にも、「野村ネット&コール」という口座もあるので間違えないようにする必要があります。
この口座開設は、オンラインで申込はできますが、その後郵送されてくる申込書にも記入する必要があります。
私は1週間程度かかりました。
次に、野村ホームバンキング(野村信託銀行)の普通預金口座も開設する必要があります。
その手続きは「野村ホームトレード」口座を開設していれば、オンラインだけでできるのでそれほどの手間ではありません。
さらに、野村ホームバンキングの画面から「WEBプラスローン」の契約申し込みを行います。
また、担保にするための株式や投資信託をこの口座に移管する手続きも別途必要です。
なお、問い合わせたところ、上場株式は基本的に移管できるようですが、投資信託は、野村ホームトレードで取り扱っている銘柄しか移管できないとのことでした。
事前に確認したほうがよいでしょう。
これでようやく利用可能になりました。
移管した株式を、WEBプラスローンの担保に設定しました。
時価で2928円の株式を800株移管したので、株式自体の評価額は234万円になりました。
担保評価額はその50%になるので、117万円です。
最大でこの金額まで借りることができます。

とりあえず50万円借りてみます。
なお、画面には「借入目的」のプルダウンがあり、中から選ぶようになっているのですが、「投資」という選択肢はありません。
仕方ないので、適当に「冠婚葬祭」を選んでみました。

結果、申し込んだ翌日の8:00にはもう50万円が口座に入っていました。
たぶん「WEBプラスローン」は人手による借入審査は行っていないのでしょう。
「借入目的」も見ていないと思われます。
担保限度額以内であれば無条件に借りられるように思います。

この借入資金は、クラウドバンクに入金し、利回り6.5%のキャンペーン案件に投資しました。
単純に計算して、
6.5% × 80%(源泉徴収分を控除) - 2.975%
→2.225%
の利ザヤが得られることになります。
50万円借りて、年間1万円程度の利益です。
(実際には貸出のタイムラグなどがあるのでもう少し低下するでしょう)
これまでの手間を考えるとあまり割に合わない気もしますが、今後もっと借り入れを増やせれば、より大きな利益が得られるかもしれません。
