クラウドバンクが横浜市と協定を締結。中小企業の資金調達を支援。
- 2014/12/27
- 05:00
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融資型クラウドファンディング「クラウドバンク」が横浜市と協定を締結。中小企業の資金調達を支援。
横浜市とクラウドファンディング運営事業者3社が市内企業への資金調達支援に関する協定を締結(PDF)

(一番左がクラウドバンク代表の大前氏)
<以下引用>
市内企業の中には、チャレンジする意欲がありながら、事業規模が小規模なこと、事業の収益
性が見込みにくいこと、実績の少ない中小企業や新たな事業にチャレンジする起業家であること
などから、金融機関の通常の融資が受けられず、新たな事業に取り組むことができない場合があ
ります。
クラウドファンディング※は、こうした企業の皆様のチャレンジと、これに賛同する個人の皆
様を結び付けるものであり、市内企業の資金調達のひとつの選択肢になります。
そこで、このたび、クラウドファンディング運営事業者3社各々と、クラウドファンディング
による資金調達支援に関する協定を締結しました。本協定に基づき、クラウドファンディングを
利用しやすい環境づくりを進め、市内企業の新たなチャレンジを積極的に支援していきます。
<引用終わり>
横浜市はクラウドバンクの他に、購入型クラウドファンディングのMakuakeとFAAVO 横浜とも協定を締結しました。
横浜市は、市内企業向けガイド配布・セミナー開催、市民向け広報等を通じてクラウドファンディングの認知度の向上を図るとのことです。
一方で、クラウドバンクは、以下の施策を通じて市内の企業への融資を促進します。
・市内中小企業向け専用ファンドの立ち上げ
・市内中小企業向け融資型クラウドファンディング活用セミナーを横浜市で無料開催
・横浜市主催セミナーへの無償協力
いずれクラウドバンクで「横浜市中小企業ファンド」といった案件が募集されるのでしょう。
クラウドバンクにとっては大きく貸し出し対象を広げるチャンスとなりそうです。
また、知名度・信用度の向上にも貢献するでしょう。
このように自治体と連携することで貸出対象が広がれば、投資家にとっても貸出先の選択肢が広がる・金利が上昇するといったメリットがあるかもしれません。
今後の展開に期待したいと思います。
