クラウドバンク社長の大前和徳氏が本を出版しました。
キャンペーン案件の投資家プレゼントでいただいたので、さっそく読んでみました。
「クラウドファンディングではじめる1万円投資」
↓
まず少しびっくりしたのは、本の著者紹介に書かれていた大前さんの生年です。
何度かお会いしたことがあり、自分(39歳)より少し上くらいかと思っていたのですが、実はだいぶ年上でした。
というか、とてもお若く見える人だったのですね。
という話はどうでもよいのですが。
本の構成は以下の通りです。
第1章 世界中で勃興するクラウドファンディング
第2章 クラウドファンディングの市場規模と5分類
第3章 融資型クラウドファンディング
第4章 株式型クラウドファンディング
第5章 金融の民主化が始まった
大前さんがこれまでに行った講演や寄稿などをベースにし、テーマにそってまとめたものです。
これまでは資金調達者の視点から語られることの多かったクラウドファンディングですが、本書がこれまでのクラウドファンディングをテーマにした本と一線を画すのは、あくまで「投資家」の視点から解説しているという点です。
第2章では、クラウドファンディングを寄付型、購入型、融資型、事業投資型、株式型という5つの類型に分け、それぞれ解説しています。
第3章は、専らクラウドバンクについての説明です。他社についての記述はまったくありません。
クラウドバンクが手掛ける新興国マイクロファイナンスファンド・不動産担保型ローンファンド・中小企業支援型ローンファンド・大体エネルギー特化型ローンファンドについて、それぞれ借り手や仕組み、利回り、工夫などが詳しく説明されています。
例えばマイクロファイナンスファンドでは、貸倒れ率を低く抑えるために、
「グループローンによるピアプレッシャー」
「借り手に対する教育」
「信用情報機関を活用することで多重債務者への融資を防止」
「農村部を中心とした融資」
といった工夫がされています。
第4章では、2015年4月に解禁予定の株式型について説明されています。
法改正のポイントや、株式型の投資家・企業にとってのメリット・デメリットについて詳しく説明されています。
おそらく、現時点でこの株式型クラウドファンディングについてここまで掘り下げて解説した書籍はないのではないでしょうか。本書の中で特に価値の高い部分であると言えます。
全体を通じて、クラウドバンクが目指すところが、まさに新しい「銀行」である、ということが繰り返し述べられています。
クラウドバンクですでに投資をしている方・これから投資を検討している方双方にとって是非読んでいただきたいと思います。
<2014年11月30日追記>
クラウドバンクでは、11/27~12/11まで、「新規口座開設キャンペーン」を実施中です。
↓
クラウドバンク新規口座開設キャンペーン新規口座開設の人に限り、目標利回り7.0%のファンドに投資できるとのこと。
まあ目標利回り7.0%のキャンペーン案件は毎月出ているような気もしますが、クラウドバンクでの投資を検討されている方はこの機会に口座開設されると良いかもしれません。


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