マニラ不動産視察レポート(3)
- 2014/10/11
- 05:00
<6月30日(月)>
9:00 ホテルまでWRIGのPhilip氏が迎えに来てくれ、一緒にタクシーでオフィスへ移動
10:00 オフィスで松丸社長とお会いして話をうかがう。
大変知識が豊富で、聞けば何でも丁寧に教えていただける。
せっかくなのでいろいろと質問をさせていただいた。
質問・回答内容は以下の通り。
Q:ディベロッパはどのように入居者を募集するのか
A:あまり集客はしない。
入居希望者は、コンドミニアムのコンシェルジェに言って空き部屋を紹介してもらう。
他の管理会社はディベロッパに依頼して客を紹介してもらう。
Q:賃貸の状況はどのようにレポートされるのか
A:管理会社から毎月レポートされる。
WRIGでもサポートする。
Q:家具付きと家具なしとどちらがよいか。
A:家具は入れた方が入居者が入りやすいのでつけた方がよい。
賃料も1万ペソくらいは高くできる。
家具付きの方が、外国人の駐在員などが借りやすい。
Q:フィリピンには敷金礼金はあるのか。
A:敷金の代わりセキュリティディポジットとして2か月分とるのが通常。
内装が壁紙ではなくペンキなので、はがれたりすることはない。
家具の修理はセキュリティディポジットから出すことになる。
あまり高額なものは置かないほうがよい。
Q:退去後のクリーニングなどは必要か
A:普通に掃除するくらい。
それほど料金はかからない。
ちなみにフィリピンの入居者は新築か中古かはあまり気にしない。
Q:家具・家電の修理・交換の対応はどこに依頼すればよいのか
A:管理会社に対応を依頼する。
Q:賃貸にした場合、フィリピンの所得税がかかるのか。
A:フィリピンは所得税25%だが、借り手とOR(Official Recipt)なしの契約にすれば、かからない。
大手ディベロッパでもそういう契約にできる。
通常はOR無しにすることが多い。
また、かかったとしても、外国税額控除を日本の確定申告で申請すれば、日本の所得税率よりも高く払った分については控除される。
Q:フィリピン側の税務申告はディベロッパでやってくれるか。
A:OR有りの契約にしていたら、ディベロッパはやってくれないので自分で申告が必要になる。(税理士に相談しながら)
ORがなければ、必要ない(日本だけで申告すればよい)
Q:賃貸にした場合、税金支払において減価償却は認められるか。
A:日本の法律に従い、経費として認められる。
コンドミニアムは47年で減価償却される。
Q:フィリピンの銀行口座は作った方がよいか。
A:HSBC口座は作った方がよい。
日本円口座も作れるので、手数料を節約できる。
アドバンス口座であれば預金残高30万円程度で作れる。
11:00 グリーンベルトを1人で観光。
ファッションに興味がないため、ショッピングモールに行ってもあまり面白くない。
スイーツのハロハロを食べる。

12:00 タクシーで空港へ移動。帰国。

2015年9月27日追記
記事内のMSJ社(現在の社名はWRIG)と私との間に現時点では契約はありません。
不動産購入のサポート業務については他社に依頼しています。