AQUSHマーケットでの法人向け貸し付けを中止
- 2014/08/13
- 05:00
6/27のAQUSHニュースレターに以下の記載がありました。
<以下引用>
投資家の皆様には既にご案内させていただきましたとおり、弊社では新商品開発を進めております。この新商品は、これまで想定してまいりました個人の資金需要者に対する裾野を拡大する画期的な商品設計となっております。この新商品を投資家の皆様にご提供することにより、更なる魅力的な商品ラインアップの実現を目指してまいります。
一方、平成26年1月以降、法人からのローン申込みが減少し、貸付け件数が停滞する環境となっていたこともあり、個人の資金需要者にフォーカスした新商品開発を進めているこの時期にAQUSHマーケットより資金融資する対象資金需要者のうち、法人への貸付けを中止することが最も望ましいとの結論に至りましたことをご報告申しあげます。
<引用終わり>
「個人の資金需要者に対する裾野を拡大する画期的な新商品」に注力するため、法人への貸付を中止するということのようですが、どうも背景がよくわかりません。
そもそもAQUSHマーケットは個人を対象としたサービスでしたが、需要が伸び悩み、2012年に法人向けにも貸付を開始しました。
そしてここにきてまた法人向け貸し付けを中止し、個人向けにフォーカスするということですが、その理由がはっきりしません。
AQUSHは今年の2月あたりから、新商品の開発についてニュースレター等で伝えていますが、まだその内容は明らかにされていません。
「個人の資金需要者に対する裾野を拡大する画期的な新商品」とのことですが、いったいどのようなサービスなのでしょうか。
例えば銀行や消費者金融などと提携して個人の需要者を取り込む、といった案が思いつきますが、それにしてもわざわざ法人向け貸し付けを中止する必要はないように思います。
「新商品」の内容が明らかになれば上記の疑問も解消するのかも知れませんが、現時点では個々の施策のつながりがはっきり見えず、やや迷走しているような印象を受けてしまいます。
また、AQUSHのエクスチェンジコーポレーションは、リクルートのベンチャーキャピタルから出資を受け、モバイル端末向けの決済システム「Paidy」を開発しているとのことです。
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スマートフォンでの安心スムーズな決済サービスを提供するエクスチェンジコーポレーションの第三者割当増資引き受けに関するお知らせ
ニュースレターにあった「新商品」とはこのことなのでしょうか。
決済システムはソーシャルレンディングとは直接関係ないような気がしますが、何らかの関係があるのでしょうか。
詳細の発表を待ちたいと思います。
