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クラウドファンディングの種類別割合~最も多いのは「融資型」

先日紹介した書籍「入門クラウドファンディング」の中に興味深いデータがありましたので引用します。

世界のクラウドファンディングの4つのタイプ(寄付型・購入型・株式型・融資型)ごとの調達額の比較(2013年)です。

<引用開始>
・寄付型:14.3億ドル(市場全体の28.0%・前年からの増加率45.9%)
・購入型:13.4億ドル(市場全体の26.3%・前年からの増加率252.6%)
・株式型: 1.7億ドル(市場全体の3.3%・前年からの増加率41.7%)
融資型:21.2億ドル(市場全体の41.6%・前年からの増加率81.2%)
<引用終わり>

(下線は私が付加したものです)

データの出典はmassolution社の「The Crowdfunding industry report(2013)」だそうです。

上記のデータによると、2013年の世界のクラウドファンディング市場において最も大きな比率を占めているのは「融資型」(ソーシャルレンディング)であり、40%以上です。
「購入型」は前年から大きく伸びてはいるものの、規模としては3番目です。


日本においてはこの比率はどうでしょうか。

日本市場についてのこうした統計はなさそうなので、手元のデータから類推することにします。
2013年の「融資型」の調達額は、
maneo:約70億
AQUSH:3~4億円(推定)
SBI・クラウドバンク:1億円程度
なので、合計75億円程度と思われます。

一方、「寄付型」「購入型」は、
最大手(たぶん)のミュージックセキュリティーズ社は2009年のサービス開始以来41億円を調達しています。
2013年だけの調達額については不明ですが、10億円程度と思われます。
他社の調達額は調べきれませんが、いずれもそれほど多くはないでしょう。

すると、日本においては、クラウドファンディングの4つのタイプ(寄付型・購入型・株式型・融資型)の中で圧倒的に「融資型」の調達額が大きいということになります

新聞・雑誌・テレビなどのメディアでは寄付型・購入型が取り上げられることが多く、注目を集めているように思います。
(「入門クラウドファンディング」も購入型をテーマとした書籍です)
しかし、全世界的にみても、国内においても、実態として最も大きな比重を占めているのは「融資型」だということです。

2014年以降この傾向がどう変化していくのか、引き続き注目していきたいと思います。

ちなみに、出典であるmassolution社の「The Crowdfunding industry report(2013)」は以下のサイトで販売されていました。

http://research.crowdsourcing.org/2013cf-crowdfunding-industry-report

100ページ足らずの資料なのに、なんと495$もします。
さすがにちょっと手が出ませんでした。

ただ、1年前の2012年度のレポートは以下のサイトで見ることができました。

http://www.crowdfunding.nl/wp-content/uploads/2012/05/92834651-Massolution-abridged-Crowd-Funding-Industry-Report1.pdf

興味のある方はどうぞご覧ください。






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Author:中田健介(けにごろう)
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自分の運用実績、各社のサービス内容比較、業界の最新トピックなどを毎週2回(水・土)発信しています。

■著書
2015年3月7日にぱる出版より著書「年利7%!今こそ「金利」で資産を殖やしなさい!~日本初!融資型クラウドファンディング投資の解説書」を発売しました。
是非よろしくお願いいたします。

■興味のあるもの
 ・投資(これまでに実施したことがあるのは、投資信託・国債・FX・株式などです。)

■ソーシャルレンディングについて
 maneo・AQUSHとも2010年から始めました。
 ソーシャルレンディングは将来性のあるビジネスモデルです。自分も微力ながらこのブログを通じて知名度の向上に努めたいと思っています。

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