UBI早朝勉強会『今後のASEANについて』セミナーレポート
- 2014/04/12
- 05:00
セミナーの様子をレポートします。
■日時:3月19日(水) 8:20‐9:30
■会場:新宿マインズタワー15階
■テーマ:『今後のASEANについて』
■費用:無料
■講師 杉本 年史 氏
キャピタル アセットマネジメント株式会社
代表取締役社長
■会場の様子
参加者は約20名。
自己紹介を聞いたところ、証券会社・銀行など金融関連の仕事をされている方が多いようでした。
■セミナー内容
<今後のASEANについて>
・ASEANとは
アセアンは、経済・物理的な統合を深め、単一市場と生産拠点の構築を目指す。
2015年に域内の関税は原則撤廃する。
・ASEAN主要4カ国(フィリピン・インドネシア・タイ・マレーシア)の経済成長ポテンシャルは、BRICSなどと比べても高い。(成長率4%~8%)
・ASEANは6億人の人口を有しており、EU・北米を上回る巨大市場。
一人当たりGDPは3500ドル程度と低く、成長余地が大きい。
統合が進めば、中国・インドに次ぐ巨大市場となり、魅力的な市場に
・ASEAN経済共同体(AEC)は、統合深化と格差是正・持続的な経済成長を目標として、道路・鉄道・港湾等のインフラ整備・証券取引所の整備などを進めている。
<ベトナム経済の概況>
・2013年は株式市場が22%上昇
経済の懸念事項であったインフレを抑制
・資源(原油・天然ガス)も豊富
・スマートホンなど製造業が発展
・生産年齢人口が7割を超えており、2005年~人口ボーナス期に入った。
・一人当たりGDPは1700ドルと低く、上昇余地が大きい。
<フィリピン経済概況>
・フィリピンは90年代以降大きく変わった。
ポテンシャルはASEANの中でもNo.1と思う。
・2013年の経済成長率は7.2%
・海外就労者(看護師・介護士など)からの送金とBPO(コールセンター・バックオフィスなど)が伸びており、経常収支の黒字化に貢献している。そのため、通貨も安定し、国内消費も伸びている。
・人口構成が若く、2000年代後半まで生産年齢人口の増加基調は続く
・財政は健全で、国債の格付けはBBB-
<質疑応答:ASEAN不動産投資について>
・不動産投資については、やはりフィリピンが特に有望
マニラでは、マンションが600万~800万円で買える。
ロビンソンランドなどが有名。今買えば倍くらいに値上がりするのではないか。
ゴルフ会員権なども上昇している。
日本から近く、簡単に行けるのも利点。