maneo 4月から投資型クラウドファンディングに参入
- 2014/03/26
- 05:00
4月からサービス開始の予定です。
元の記事
↓
話題の業界「クラウドファンディング」 貸出型最大手「maneo」瀧本憲治社長に聞く
<以下引用>
「『貸出型』では企業に返済義務があるので資金回収しやすいが、『投資型(出資型)』の場合、出口はM&A(企業合併・買収)やIPO(新規上場)に限られる。さまざまな企業に出資するベンチャーキャピタルなら、出資先の5社に1社程度、10社に1社程度が“当たれば”十分資金回収できるが、個人が行うとなると…」
「当社も法整備され次第、投資型クラウドファンディングに参入する考え。ただ、課題を踏まえ、当社では『投資型』については『maneoキャピタル』(仮称)といったものを設立し、ベンチャーキャピタリストなどプロが目利きをして出資先を選ぶ手法を予定している。4月の設立に向けて現在準備中」
<引用終わり>
また、瀧本社長のメルマガでは以下の通り述べています。
1.我々としては、大手VC出身の方を迎え入れ、新会社を設立し、
2.その方々の目利きを経た案件に新会社が出資し、
3.それをmaneoで投資家に小口出資を仰ぐというようなスタイルを現在検討しています。
maneoは貸付型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)についてはすでに日本で最大規模ですが、さらに投資型クラウドファンディングについても参入するとのこと。
現在、投資型クラウドファンディングについては日本クラウド証券が未公開株式の販売という形式でサービスを手掛けていますが、他社はまだ参入しておらず、国内全体の市場規模としては貸付型クラウドファンディングよりも小さい状況です。
maneoが参入することで、市場規模も少しは拡大するかもしれません。
上記の瀧本社長の説明内容からすると、未公開株式を直接投資家に販売するのではなく、ベンチャー企業に「maneoキャピタル(仮称)」が出資し、その資金を投資家からファンド形式で集めるということのようです。
この形式だと、未公開株式とは異なり、投資してから別の人に転売することはおそらくできないでしょう。
M&AかIPOが実現するまでじっと待つしかなさそうです。
また、貸付型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)との違いとしては、
・分配金がいくらになるか決まっていない
・返済期限がない
・元本が減ってしまうこともあり得る
といった点が想定されます。
ただし、当たれば投資額の何倍もの収益が得られることになるでしょう。
貸付型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)よりもハイリスク・ハイリターン商品になることは間違いないでしょう。
あまり大金を投じるのは危険だと思いますが、少額であれば投資してみるのも良いかもしれません。