日経新聞記事紹介 クラウドファンディング「みんなの共感」資金源に
- 2014/01/08
- 05:00
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クラウドファンディング「みんなの共感」資金源に
<以下引用>
インターネットで個人から小口資金を募る「クラウドファンディング」の利用が広がっている。
幅広く情報を提供できるネットの利点を生かし、ブログや動画配信などで物作りやサービスにかける思いを伝えて共感を集める。投資家の興味を引くことができれば、金融機関には融資が難しいプロジェクトにも資金が集まるのが魅力だ。
出資者がプロジェクトの顧客になる事例もあり、資金調達以外の利点も多い。
<引用終わり>
以下、記事の中で気になった部分をピックアップします。
■クラウドファンディングについて、「2013年の世界の市場規模は前年比1.8倍の5000億円程度で、日本は100億円前後」との説明がありました。
「100億円」がどのような集計がわかりませんが、本当だとしたら、2013年にmaneoは60億円以上の資金を集めているので、クラウドファンディングにおけるmaneoのシェアは60%以上ということになります。
ダントツでトップですね。
■クラウドファンディングについて以下のように分類されていました。
・寄付型: ジャスト・ギビング・ジャパンなど
・購入型: ゼンモノ・キャンプファイヤー・レディーフォー・カウントダウンなど
・貸付型: クラウドバンク・マネオ・アクシュなど
・投資型: セキュリテなど
ソーシャルレンディングは上記の分類で言うと「貸付型」にあたります。
「貸付型」にはサービス開始間もないクラウドバンクも名前を連ねています。
証券会社の参入とあってやはりメディアの注目度は高いようです。
■ボーンレックスという会社が立ち上げた「ガジェットバンク」が紹介されていました。
デジタル機器やゲームに特化したクラウドファンディングとのことで、投資型への参入をうかがっているそうです。
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ガジェットバンク
「ガジェットバンク」のサイトを見たところ、今のところは購入型のサービスを手掛けています。
「寝たままタブレットやスマホを操作できるクッション」など、なかなかおもしろそうな商品が並んでいました。
投資型のサービスを開始したら是非投資を検討したいと思います。
■金融庁の金融審議会は投資型の規制緩和を盛り込んだ報告書をまとめたとのこと。
貸付型のソーシャルレンディングに対する規制も緩和してもらえればと思いますが、そうした予定はないのでしょうか。
購入型のクラウドファンディングサイトは次々と登場するのに対して、貸付型は今のところ4社しか存在しません。
サービス開始の認可を得るのが非常に大変だというのがやはり1つの障壁となっています。
あまり怪しげな業者が参入しても困りますが、もう少しサービス会社が増えればソーシャルレンディングの知名度も向上し、また競争原理により投資条件が向上し、投資家にとってのメリットもでてくるのではないでしょうか。
