9月30日に
妹尾氏がmaneoの社長を退任されました。後任の社長はmaneo副社長でUBI株式会社取締役の
瀧本憲治氏です。今後は
妹尾氏は取締役として瀧本氏をサポートされるとのことです。
以下、maneoメールマガジンからの引用です。
<以下引用>
2013年9月30日をもちまして、maneo株式会社及び関連会社2社の代表取締役を私、妹尾賢俊から
瀧本憲治に交代することとなりましたので、ご報告申し上げます。
(中略)
一方で、個人的な考えで恐縮ですが、会社の成長ステージに合わせて人材を変更していくことは必要だと思いますし、
それは経営陣であっても例外ではないと考えています。
maneoは皆さまに支えられて融資総額100億円を突破しました。
借り手の皆様も中小企業のみならず、上場企業あるいはそれに相当するような企業からもご依頼を頂けるようになりました。
maneoのポテンシャルをこれまで以上に引き出すには、成長への強いコミットができる人材に任せた方がいいと思えるステージに来ております。
そこで、maneoの取締役副社長として私をサポートしてくれ、金融業務に造詣が深く、
maneoの将来ビジョンを明確に持っている瀧本氏に後任を託すことにしました。
私は、当面、取締役として瀧本新社長をサポートしていこうと考えております。
<引用終わり>また、瀧本新社長からの挨拶もアップされています。
↓
https://www.maneo.jp/apl/aboutus?page=greeting<以下引用>
今後は、
1.今までどおり、保全を重視した、返済確実性の高い融資案件を発掘しつつ、
2.投資の多様性も広げて行きたいと考えています。
具体的な展開は、投資家の皆様にメールマガジンでご案内させていただきます。
皆様方からの投資額の残高を、まずは100億円にすることを目標とし、
その後、さらなる増額を目指して参ります。
投資額の残高が増えれば増えるほど、有利な案件に投融資することができます。
<引用終わり>妹尾氏の突然の退任には私も驚きました。
妹尾氏がmaneoのサービスを開始したのは2008年10月なので、ちょうど5年にわたり社長を務められたことになります。
この間、紆余曲折がありながらも、ソーシャルレンディングとして日本初の貸出累計額100億円という実績を挙げることができたのは、東京三菱UFJ銀行で培った妹尾氏の手腕があったからこそでした。
上記のコメントをみる限り社長交代の具体的な理由は不明ですが、
もしかすると両氏の間で路線を巡る対立があったのかも知れません。もしそうだとしたら、現在maneoの株式はUBI社とシナジーパワー社が50%ずつ保有しているはずなので、
親会社であるUBI社の意向が優先されるのはやむを得なかったものと考えられます。
いずれにしても、社長の交代に伴い
maneoの経営方針も多少なりとも変わるでしょう。瀧本氏のコメントによると、今後
貸出残高100億円を目指すとのことです。
現在の貸出残高は40億円ほどなので、これはかなりチャレンジングな目標と言えます。
目標達成のためには
新たな貸出先を大いに開拓していく必要があるでしょう。
これまでの「事業性ローンでの貸し倒れ0件」というすばらしい勲章を今後も維持しつつ、着実に新たな分野の開拓を進めていただきたいと思います。
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