ソーシャルレンディング各社が投資詐欺である可能性はないのかについて検証する2回目です。
前回に引き続きmaneo編です。
<ポイント2>業者の規模が小さい、または所在が不透明な所は信用しない投資詐欺の被害を防ぐ。投資詐欺を見分ける3つのポイント によると、最低でも、「資本金の額」「本社所在地」「支店数」「代表者」「業績」は確認すべきとのことです。
maneoの会社概要では、「資本金の額」「本社所在地」「支店数」「代表者」は明記されています。(支店は存在しませんが)
私は先日のインタビューの際にここに記載されている住所の本社に実際に行きましたし、そこで妹尾社長にも会っています。少なくともこの部分に関して虚偽はないと言えます。
「業績」については、maneoのサイトに2012年度以降の財務情報が記載されています。
これによると資本金は約3.5億円とのことですが、この数字は同業他社と比較してどの程度なのでしょうか。
maneoも登録している
日本貸金業協会の資料によると、貸金業協会登録業者の資本金の状況は以下の通りです。

この資料では、法人の資本金の区分は3つにしか分かれておらず、少し粗すぎるように思いますが、法人としては資本金5000万円未満の業者が半数程度を占めていることはわかります。
すると、資本金3.5億円のmaneoは、貸金業協会登録業者の法人の中でランキングしたら少なくとも半分よりも上に入ることになります。(もちろん業界トップのプロミス(1400億円)には遠く及びませんが)
maneoは、貸金業者としては決して小規模ではないと言えます。
「業者の規模が小さい、または所在が不透明な所は信用しない」という観点からすると、meneoは一応クリアしていると言えそうです。
なお、この記事はあくまで個人の見解です。投資は各自の責任でお願いします。


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