今年になってからmaneoでは投資が過熱気味で案件がすぐに完売になっていまい、なかなか投資できない状況が続いています。いつごろになれば落ち着くかまだよくわかりません。
自分の未投資の資金が100万円を超えてしまい、遊ばせておくのももったいないので、とりあえず別の投資先に資金を移すことにしました。
maneoの方が落ち着いたらまた資金を戻す予定です。
とりあえず思いつくのはAQUSHとSBIソーシャルレンディングです。
ただ、AQUSHは今の金利水準はやや振るわない感じです。
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(2013年2月)

SBIの方で、ちょうどタイミング良く「SBISLコーポラティブハウスローンファンド8号」が3月28日に募集されるとのアナウンスがありました。
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SBISLコーポラティブハウスローンファンド8号 2013年3月第1号金利は6%・期間は約16カ月・募集金額は6700万円とまずまずの条件です。
朝8:00から募集開始とのことで、ちょうど自分の通勤時にあたっていたので出社後の9時ころに確認したところ、なんともう完売していました。
こちらも残念ながら投資できませんでした。
他によい投資先はないものでしょうか。
いろいろ探してみましたが、ミュージックセキュリティーズの「マイクロファイナンス貧困削減投資ファンド」が良さそうです。
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ミュージックセキュリティーズ「マイクロファイナンス貧困削減投資ファンド」
カンボジア4 第2次募集ミュージックセキュリティーズはソーシャルレンディングではなく、さまざまな事業に出資できるクラウドファンディングの1つです。
ソーシャルレンディングとの主な違いとしては、
・利回りは事前に決まっていない。投資案件の実際の成果により決まる。
・もし投資が失敗した場合、元本割れとなることもある。
・案件によっては、リターンがお金だけでなく、モノや特典などのものもある。
・案件によっては、投資額の半分が寄付となるものもある。
などがあります。
ミュージックセキュリティーズは、被災地の支援ファンドなどが注目されており、投資目的もリターンよりも支援というイメージがあります。
しかし、今投資を検討している案件「マイクロファイナンス貧困削減投資ファンド」カンボジア4は、寄付の要素はなく、利回りも8%程度は期待できるようです。
この案件の条件は以下の通りです。
(なお、ウェブサイトの情報をもとに自分が整理したものですので、理解の誤っているところがあるかも知れません。詳細はウェブサイトを見るか、ミュージックセキュリティーズにお問い合わせください)
・金利
最大11%
(投資案件の成果により変動)
過去案件「カンボジア1」の実績は、年利8%程度とのこと。
・投資先
マイクロファイナンス機関「サミック」
(この機関を通じて現地の小さな事業に貸し出される)
・貸出期間
出資金送金日の翌月1日から、2016年5月31日まで。
配当は1年に1回分配。
元本は最終分配日に返還されるらしい。
・募集金額
1500万円
・投資可能額
3万円~300万円
・募集期間
2013年2月6日~7月31日
なお、3月30日時点でまだ30%ほどしか集まっていません。
maneoとはえらい違いです。
maneoなら1500万円くらい10分程度で完売してしまうでしょう。
・手数料
取扱手数料:ファンド調達額の5.5%(税込)
運営手数料:ファンド運用額の2.0%/年(税込)
・その他
運用は現地通貨(カンボジアリエル)建てで行われる。
元本の返還時・分配時には円で支払われるが、支払時の為替レートで支払われる。
したがって為替リスクがある。
・リスク
(以下引用)
カンボジア4 第2次募集の締結については、以下のような留意点及びリスクがあります。
1.本匿名組合契約の性格に関する留意点
本匿名組合契約に係るすべての業務は、営業者が自ら行い又は関係機関に委託することになっており、これらにつき匿名組合員が行い、若しくは指図をすることはできません。本匿名組合事業の状況によっては、事業継続や売上の確保のため、営業者の判断の下に価格等の変更等を行う可能性がございます。
2.本匿名組合契約の流動性に関する留意点
契約期間中、本匿名組合契約は解約できません。本匿名組合契約の譲渡は同契約により制限されます。本匿名組合契約を取引する市場および匿名組合員である立場を取引する市場は現時点では存在しません。
3.出資金の元本が割れるリスク
本匿名組合契約に基づく利益の分配又は匿名組合出資金の返還は、専ら営業者の本匿名組合事業による収入をその原資とし、かつ、会計期間中における営業者の売上金額を基に算定される分配金額の支払のみをもって行われます。したがって、会計期間中の本匿名組合事業における売上の成果によっては利益の分配が行われない可能性があり、また、分配金額の支払が行われたとしても、全会計期間をとおして匿名組合員に支払われる分配金額の合計額が当初の出資金を下回るリスクがあります。
4.為替リスク
本匿名組合契約に基づく出資は円貨にてしていただきますが、投資の運用はリエル建てになっています。匿名組合損益の分配は円貨にて行いますので分配は為替レートによる影響を受けることになります。それにより為替差損を被ることがあります。政府や中央銀行主導により金融政策・為替政策が変更され、金融引き締めや通貨切り下げ等により出資金が棄損する恐れがあります。
5.法律が変更されるリスク
本匿名組合契約説明書の内容は、本匿名組合の募集開始日現在有効な日本法及びカンボジア法に基づいています。また、本匿名組合の募集開始日後に起こりうる日本又はカンボジアにおける司法決定又は日本法、カンボジア法若しくは行政的取扱の変更については何ら保証を与える事はできません。
6.税制が変更されるリスク
税務当局の裁量によっては現在前提としているとおりの税務上の取扱がなされない可能性があります。契約締結時に前提としている現行の国税及び地方税制(税率)並びに関連する諸制度等(通達などを含みます)の運用等が変更された場合には当初予想とおりの投資効果が得られないおそれがあります。
7.カンボジアのカントリーリスク
カンボジアの国情の変化(政治、経済、取引規制等)や自然災害・疫病、また、近隣諸国との係争や関係次第では戦乱の可能性があり、そうした影響により、出資金が棄損するおそれがあります。
8.情報が正確でないリスク
営業者により公表・提出される財務諸表含めたレポートの数字及び情報が正確でない可能性があります。
9.営業者の信用リスク
会計期間のみならず、出資金変換及び出資金送金日から、最終送金日までの間に、営業者が、横領等を理由に営業不振、支払不能又は破産等に陥り事業の存続が困難な事態となった場合等、匿名組合利益の分配はもちろん、出資金の返還が行われない可能性があります。営業者については、外国の法令、諸制度、市場慣行等が適用されるため、日本の法令、諸制度、市場慣行等に存在しない事由又は日本において一般に破産等とは考えられていない事由が破産等と認定される可能性があります。匿名組合員の営業者支払金請求権(出資金返還請求権及び匿名組合利益分配請求権)には、何ら担保が付されていません。
10.取扱者の信用リスク
本匿名組合契約において、匿名組合出資金および本匿名組合契約締結の取扱いならびに管理運営を取扱者に委託しているため、分配金額の支払および匿名組合出資金の返還は、取扱者を経由して行われます。このため、取扱者が破綻した場合にかかる分配金額の支払が遅滞し、又はその全部若しくは一部の返還が行われないリスクがあります。
11.LIPのボランティア依存リスク
営業者は本匿名組合契約にかかるアナリストレポートの作成や匿名組合員特典の企画・実施等をLIPに委託していますが、LIPは、2009年4月に日本法に基づき登記された特定非営利活動法人であり、専任職員を置かずボランティアにより運営されているため本匿名組合契約締結日以降に、人的又は財務的な理由により、活動の一部若しくは全部が継続されず、又は組織内容が変更される可能性があり、当初予定していた通りにレポートの発行や匿名組合員特典の実施等が行われない可能性があります。
12.特典を実施できない、又は、変更するリスク
本ファンドにおいては、匿名組合員に対し、いくつかの投資家特典を予定しておりますが、事情により特典を実施できない、又は、変更するリスクがあります。
(引用終わり)maneoなどソーシャルレンディングの主なリスク
・貸倒リスク
・事業者リスク
・流動性リスク(途中で解約できない)
に加えて、
・為替リスク
・リターンが思ったほど得られないリスク?
があると理解しました。
また、募集期間が半年と長いという問題もあります。
募集期間が終わるか、募集金額が満額集まれば投資開始となるようですが、現時点で投資しても、下手をすると7月31日までその資金が未投資のまま拘束されてしまう可能性があります。
それはもったいないので、もう少し満額に近付くまで待った方がよさそうです。
まあその間にmaneoの状況が改善するかも知れませんが・・・。
というわけで、とりあえずミュージックセキュリティーズへのユーザー登録だけは行いました。
今後募集金額の状況を見て、投資を決めたいと思います。
maneoでなかなか投資できずにいる投資家の方々、「マイクロファイナンス貧困削減投資ファンド」への投資を検討してみてはいかがでしょうか。
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